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シュンくんとのことがただの幻想だったと認めてしまえば逆にすごく気が楽になった。しかも、たとえ幻想だったとしてもあの瞬間だけは幸せな気持ちだったのは事実だということも認められるようになったんだ。だから彼には感謝してる。
麗とこうして出会えたのも、彼がいたからだしね。
それはそれとして認めなきゃおかしいと思うんだよ。
それはただのお人好しとかじゃなくて、他人を労れる人として当たり前のことだと思うし、麗にもそういう人になってほしいと思うんだったら、親の私が手本を見せてあげなきゃって思うんだよ。
そうしないと麗も、
『他人を労るってどういうこと?』
っていうのがよく分かんないと思う。私も分かってなかった。
だって私の両親は『他人を敬う』なんてしてなかったしね。