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「霙、学校に行く準備はできた?」
「はい、春休み開けた後の最初の学校だから、当然準備できているよ」
じゃあ、行ってきます。
「あっ、霙これ忘れているよ…ってもう行っちゃった。
ここに置いておこうかな、取りに戻ってくるかもしれないから」
ただいま、学校に向かっている雨宮霙高校三年生です。
ここら辺で、友達と一緒に行こうと約束していたのに、全く見当たらない…
まだ、家出てないのかな?と、周りを見渡しながら待ってたら、遠く走ってくる人影が見えた。
あの子が来たのかなと思って期待して待っていた。
予想通りにあの子だった。
それから、あの子と話しながら通学路を歩いていた。
そうな感じで、話しながら通学路を歩いていると、最近まで見かけなかった建物が建っていた。
どうやら、春休み中に開店した花屋さんみたい。
早く学校に行かないと、いけなかったけど…携帯を見た感じ時間に余裕があったから、店の前で
掃除をしていた店員さんに話しかけてみた。
「あの、この花屋さんって今年の三月辺りに開店したのですか?」
「はいそうですね、どうぞ少しだけでも見ていってください。」と店内に案内された。
店内には、色んな花が置いてあった。その中には、バラの花があった。
「あっ、これまだ開花時期になってませんが、白いバラの花なんですよ。」
「そうなんですね。」
「あっ、この花なんてどうですか?」と店員さんがひとつの花を持ってきた。
「えっと、この花は…オレンジ色のバラ?」
「この花は、お二人に合っていると思って…。」
「私達に…?」と二人して店員さんに理由を聞いてみた。
「なぜなら、そのオレンジ色のバラの花言葉は、『絆、信頼』ですから…」
「確かに、私達に合っているのかな?」
なんて、話していたら、登校時間が近づいていた。
そのあと私たちは、店員さんにお礼を言って学校へ向かった。
学校に着くと、昇降口には時間が迫っているのにも関わらず、多くの人だかりができていた。
私たちは、友達と喜びあっている人だかりをかき分けて、クラス分けが発表されている掲示板を
見てみた。
そしたら、私達は同じクラスになっていた。
「良かったね、今年は一緒だよクラス、雛ちゃん」
「そうだね みれいちゃん」
「じゃあ、一緒に教室行こう…」
教室は、校舎の3階の階段付近にあった。
教室に着いたら、新しいクラスメイトは、全員来ていた。
クラスメイトは全員で13人だった。
少し待っていると、先生が来た。
「あと10分後ぐらいに、体育館で始業式をやるので準備をして体育館に来てください」とそれだけ
言って何処かに行ってしまった。
それから、2分か3分ぐらい経ったあと体育館に向かった。
どうやら、どのクラスも同じような時間に教室を出たようで階段が混みあっていたみたい。
なぜそんなに、曖昧な表現なのかと言うと、私はもう下の階にいて聞こえた声でそう思ったから
それはそうと、体育館に着いた。それから、数分後始業式は始まった。
校長先生の話が終わったあと、みんながお待ちかねな今年1年お世話になる担任の先生発表会が
始まった
私達のクラスの担任は、栗田有梨紗先生って言うらしい。
去年までは居なかったはずだから、今年からの新任の先生だと思う。
その後、始業式は終わり、教室に戻った。
「今日からこのクラスを担当する栗田有梨紗です。これからよろしくお願いします。」
その後は、先生が希望したので自己紹介をして時間が過ぎていった。
「最後にこれに名前を書いてくれませんか?私が覚えやすくなるので…」
「あと、今日は名前書いた人から帰っていいですよ。」
こう言われて、私はカバンの中からペンケースを探した。
「あれ、確かに入れたと思ったんだけど…」
最初は手だけ入れて探していたけれど、見つからなくてカバンの中を見てみたら、中には入ってい
なかった。
どうやら入れ忘れてしまったみたい。
昨日の夜、ちゃんと準備してから寝たのに…
この後、どうしよう…
「みれいちゃん、どうしたの? 何か困っているみたいだけど…」
「えっと、ペンケースを家に置いてきてしまったみたいで…」
「そうなんだ…でも、ごめんね 今日だけシャーペン1本だけしか持ってきてなくて…」
誰か居ないの、私に貸してくれる人は…
「えっと、みれいちゃん、ペンケース忘れてしまったんだっけ?」
「うん、そうなの」
「私、シャーペンいっぱい持ってきているから、1本貸してあげるよ。」
「ありがとう。雛ちゃん。」
「どういたしまして。友だちなんだから何か忘れたら私に言ってね」
「うん、分かった。」
その後、私は名前を書き雛ちゃんと家に帰った。
家に帰ると、お母さんから机の上にペンケースを置きっぱなしのことを教えられた。
「みれい、部屋にペンケース置いていったけど、大丈夫だったの?」
「うん、雛ちゃんが助けてくれたから大丈夫だったよ」
「そう、良かったね」
「うん」
そうして、今年はじめての日は、平和に終わった。
・・・・その翌日・・・・
今日は一人で、学校へ向かった。
どうやら、このクラスの役員と学校の委員会を決めるみたい。
決まった経緯を説明しにくいので、簡単に説明すると、、、
学級委員は、赤城 燐ちゃんがやるみたい
初めてだけど、できるのかな?
私は、雛ちゃんと同じ委員会になった。
誰とも、取り合いにならなくてよかった。