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読了しました!今回はなつさんの「お返し」が可愛すぎて、給湯室のシーンからニヤニヤが止まりませんでした(笑)。「部長って呼ぶな!」ってキレるいるまさんのギャップ萌えがすごい…。昼間はあんなにシゴできオーラ出してるのに、嫉妬してスマホ奪って押し倒すところ、震えた声で「俺よりそいつの方がいいの…?」って縋りつくところ、全部なつさんにしか見せない顔ですよね。結局やり返したつもりが倍返しで抱きしめられて「逆効果」って気づくラストも、ふたりの絶妙なバランスが伝わってきてほっこりしました。嫉妬深い男の執着って、描き方ひとつでこんなに愛おしくなるんだなあ…。読んでて胸がきゅっとなりました🤍
お昼休み。なつは給湯室で、他部署の女性社員たちと楽しそうに談笑していた。いつもはいるまの視線を気にして控えめにしているけれど、今日はわざと、明るい声で笑ってみせる。
「あはは、本当ですか? 今度そのお店、連れてってくださいよ」
そこへ、偶然(という名の偵察で)通りかかったいるま部長。
なつの楽しそうな笑い声と、自分には見せないような柔らかい表情を見て、持っていたコーヒーカップを握りしめる手に力がこもる。
(……なつ、誰とあんなに仲良くしてるんだ……? あの店ってどこだ? 俺以外と行くつもりか……?)
いるまは平静を装って通り過ぎたけれど、その背中からはドロドロとした暗雲が立ち込めていた。
その夜。リビングでくつろいでいる時も、なつはスマホを見ながらクスクスと笑い、いるまの方を一切見ようとしない。
「……なつ。何見てるの」
「え? ああ、今日お昼に話してた人から、おすすめの動画送られてきて。……この人、本当に面白いんだよな」
なつがわざとらしくスマホに夢中になっていると、ついにいるまの我慢が限界を迎えた。
ガタッ! と音を立てて立ち上がると、なつの手からスマホを取り上げ、そのまま彼をソファに押し倒す。
「……もう限界。なつ、今日一日、俺のこと一回もまともに見てないだろ」
「……えー、そうだったっけ? いるま部長」
「『部長』って呼ぶな! ……さっきのやつ誰? どこの部署? 何の話してたの? 俺よりそいつの方がいいの……?」
昼間の「シゴでき」な面影はどこへやら。
いるまはなつの首筋に顔を埋め、子供のように縋り付いてくる。声が少し震えていて、本気で焦っているのが伝わってくる。
「……ぷっ、……あはは! いるま、お前焦りすぎ!」
「……え?」
「お返しだよ。連続で腰痛いから、お前の嫉妬深い所を利用して、ちょっとだけ味あわせてやろうと思って。……お昼の人は、ただの仕事仲間。お店の話も、お前に教えようと思って聞いてただけだっつの」
なつがいたずらっぽく笑うと、いるまは一瞬呆然とした後、深いため息をついてなつの胸にぐったりと体重を預けた。
「……心臓止まるかと思った。……なつ、性格悪い……。でも、俺のこと考えてくれてたのは嬉しい……」
「……バカ。……ほら、離せよ。重い」
「やだ。お仕置き。……なつが俺のことしか考えられなくなるまで、今日は絶対に離さないからな」
結局、やり返したつもりが倍以上の力で抱きしめられることになり、なつは「逆効果だったか……」と苦笑いしながら、いるまの背中に手を回すのだった。