テラーノベル
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Sonnellino Familyのボス、mafioso及びDon Sonnellinoはたくましい身体を持ち、日々鍛錬に加え、ボスとしてしっかりと仕事をこなす。そんなmafiosoだが…
m「……」
s「ボスーーーー!?!?!?!?」
c「え、死んだ?」
栄養不足でぶっ倒れてしまった。
《同居が始まって1日目のこと》
c「朝飯できたぞー」
m「…ん、」
chanceは早起きが得意なのか、朝からいつもの調子でmafiosoを起こす。起こされたmafiosoは眠たい目を擦りながら席に着く。しかし、着いた瞬間顔が歪む
m「……なんだこれは」
c「ん?スクランブルエッグ」
m「炭だが」
c「まあ気にすんなって」
机に置かれたのは真っ黒に焦げたスクランブルエッグに、ギリギリ原型は残っているが大体が焦げてるパン、手を加えられてないため生き残った牛乳など…罰ゲームかと疑うレベルのものであった。chanceの中の料理が出来るとは、その料理を作り切れる、という低すぎるハードルというものだった。
m「お前、これ食えるのか?」
c「ん?食えるというか自炊した時はこればっか食ってた」
m「……」
実家にいた時はお坊ちゃまだったため執事達や母親によって作られ、そして最近までジャンクフード生活をしていたせいで料理をする機会がなかった。とはいえ、あまり料理経験のないmafiosoでさえシンプルなものは作れるのに、それを下回るchanceと彼の食生活を聞き思わず眉間に手を当ててしまった。
m「chance、お前はもう食べたか?」
c「いやまだだけど」
m「せっかくだ。共に食べよう」
c「お、いいね!」
mafiosoは話を変えようとchanceを食事に誘い、一緒に食べることにした
m「いただきます」
c「いただきまーす!」
m「…」
見た目で察していたがいざ口に入れると卵の味など1ミリもなく、ただ焦げの味とジャリッと食感が炭のようであった。パンも同様だった。ただ、
c「うんま!懐かしい味だわ〜」
作った本人はとても美味しそうに食べており、mafiosoはこれ以上文句を言うのは辞め、大人しく完食した。
そしてこれが2週間程続き、冒頭の場面に戻る。
m「chance、悪いがconsigliere達から料理を教わってくれ……」
「お前が一生懸命作ってたのはわかって言わなかったが、正直お前の飯はあまり…食えたものではない。申し訳ない」
ベッドの上で休んでいるmafiosoはもう隠せまいと、言葉を選びながら正直に話す
それを聞いたchanceはわかってた、と言う雰囲気を出し、無理して笑いながら言う
c「……初めて飯出した時、一瞬顔歪んでたの知ってた。」
「アンタ、やっぱお人好しだな。まずかったらそん時言えばよかったのに」
m「すまない」
c「謝んなって、マフィは1ミリも悪くないし」
「やっぱ俺には向いてなかったか。ま、ギャンブル以外大体ダメだしな」
「わかった、料理教えてもらうよ」
m「…本当にすまない」
そうmafiosoが2度目の謝罪をしたあと、chanceはmafiosoの自室から出ていく。今日の家事や事務仕事をいつもより早く終わらせ、外出しようとしていたところをcontracteeに止められる
co「待てchance、外出するのはいいがやるべき事はやったのか?」
c「そう疑うならアンタらの仕事机の上を見ればいいんじゃねぇか」
co「……そうか。ちなみにどこに行くか聞いてもいいか」
c「…行きつけのカジノだよ。夕方には戻ってくるけど、一応アンタらのボスに伝えといてくれ」
co「わかった。」
雰囲気はいつも通りだが明らか様子が違うchanceにcontracteeは疑問を持ったがこれ以上問い詰めるのは辞めようと、最低限の質問だけをしchanceを見送る。彼の姿が見えなくなった後、mafiosoに先程のことを伝達しに行く
《夕方》
今日はchanceの代わりにcaporegimeが料理を作り、mafiosoの自室に入る
ca「ボス、おやすみの所失礼します。お粥をお持ちしました」
m「あぁ、すまない」
ca「いいえ、ボスの体調が最優先ですから」
m「……chanceは」
ca「chanceさんはまだ戻ってません」
m「そうか……」
「カポ、突然だが、お前達の仕事は代わりにやる。だから明日からアイツに料理を教えてやってくれ」
ca「承知しました」
そう簡潔に話をし自室を出ていくcaporegime
するとタイミングよくchanceが帰ってくる
ca「遅かったですね」
c「カジノだよ」
ca「その袋は?」
c「…景品」
ca「そうですか…」
「少し話は変わりますが、明日から私たちが料理を教えるのでよろしくお願いします」
c「ん、わかった。よろしくな」
そう言って彼はいつもの飄々とした様子で部屋に戻っていく。そして1人になったchanceはその袋の中からあるものを取り出し、作業にかかる
《次の日》
いつも通りchanceは朝ごはんを作り、mafiosoを起こしに行く。今日から料理を習い始める日であり、mafiosoは少し安心しながら席に着く。が、意外な光景を目にする
c「さ、どーぞ」
そこにはまだ焦げは沢山あるものの、昨日よりかはまだマシに見える料理が並べられていた。
あまりの驚きにmafiosoは数秒間、目を大きく開けたまま固まってしまった
m「…まだ彼ら教わっていないはずだ。誰から習った」
c「やだなーマフィ、昨日が酷すぎただけなんだって」
「流石にマイペースにしすぎただけ。気にすんな」
m「…そうか」
当然の疑問を口に出すが、いつも通りのchanceの態度に何も言えなかった
気持ちを切り替えて昨日より卵の味がするスクランブルエッグやパン等を食べ、完食する。
m「ご馳走様、美味かった。昨日より上達したな」
「一応もう一度言うが、無理はしないでくれ。お前はすぐ隠し事をする」
c「…まあギャンブルは騙したもん勝ちだからそういう雰囲気が自然と出ちゃってんだよ。」
「でも無理はまだしてないから、そう焦んなってマフィアのボスさんよ」
相変わらずヘラヘラした態度のchanceはそう話し、そろそろ時間だからと部屋を出ていく。それを見送るmafioso
m「……chance」
《キッチンにて》
cs「基本料理を指導するのが僕とcaporegime、そして味見はsoldierとcontracteeがやります」
s「味見するっすよー!!」
co「頼むから毒は作るなよ……」
ca「ソルジャー、味見をしすぎたらダメだからな」
まさかのmafialings全員集合という意外な光景にchanceはびっくりするが、同時に本気で向き合ってくれることに嬉しさと焦りを感じた。
c「いやまさか俺なんかのために全員出演とは、豪華なこった……」
ca「とりあえず、試しにボスに作っていた料理を作ってください」
c「おうよ」
chanceがそれを作り始め数分後、完成したものを4人に渡す。あまりの焦げ具合に3人は固まるが、soldierは率先して食した
s「あぁぁ……」
しかしあまりの酷さに気絶してしまう。
「「「ソルジャー!?!?」」」
ca「これは想像以上ですね……」
cs「よし、徹底的に教えますよ!」
《数時間後》
ca「火加減!!」
cs「ちゃんと混ぜる!!」
co「生焼けっぽい」
s「まだ死ぬほどではないっす」
c「料理ってこんなに難しいのかよ…」
と、chanceは1日中料理を教わるが、神が味方をしてくれないせいか最初よりかはマシになったものの、劇的には上達しなかった。
1日目の感想を言い合いmafialingsは一足先に各自の部屋に戻る。キッチンに残ったchanceは昨日の袋を持ってくる。中からマーカーを引きまくったせいかぐちゃぐちゃの料理本を取り出し、そこにあるレシピを見ながら作る
c「っあっち……また火傷した」
「……くっそ…もう1回……」
chanceは皆が寝たあとでも何時間も練習を続けた。
それから数日間
chanceは昼はmafialingsに料理を教わり、夜は誰もいないキッチンで料理本と睨めっこしながら練習を続けた。
火傷も増えた。包丁で指を切ることもあった。
それでも彼は一度も弱音を吐かなかった。
《1週間後》
すっかり回復したmafiosoはいつも通り仕事の書類を片付けていた。
トントントン、とmafiosoのドアからノックがかかる。「入れ。」と言うとchanceが入ってくる
m「なにかあったか」
c「マフィ、俺の飯食べてくれねぇか?」
m「!!まだ教わって1週間程しか経ってないだろう?」
c「いいから!作らせろ」
m「…あぁ、わかった」
数分後、料理を作り終えたchanceは料理と共に部屋に入る。するととても良い香りが部屋中に広がる
m「…これは……」
c「…オムライス」
m「……」
c「なんだよ」
m「ちゃんと黄色いな」
c「失礼だなアンタ、紳士要素どこ行ったんだよ」
m「悪かった。では頂く」
見た目は少し悪いがちゃんとオムライスだと認識出来るほどではあった。
1口頬張る。すると少し塩辛い味がした。塩を入れすぎたのだろう。まろやかさもありマヨネーズも入れているのかと考えた。
しかし、1番先に思い浮かんだ言葉は
m「…美味いな」
c「!!!!」
m「ちゃんとオムライスの味がする。塩辛いがな」
c「おい!!今感動のシーンだっただろ!!!」
m「すまない」
心の底から美味しいと言いながら悪い所を言う。一瞬喜びかけたchanceは怒りに思考が変わる。それが面白かったのかmafiosoは謝りながら少し笑ってしまった。
そしてあっという間に完食をしたmafiosoはchanceに聞く
m「お前、裏でずっと練習してただろう?」
c(ギクッ)
「……なんでそう思ったんだよ」
m「成長スピードもあるな。お前は天才肌だとは思うが料理スキルは無いだろう、今までのを見て」
c「それだけで練習したなんて結論出ないだろ!?」
m「手の怪我で大体察した」
「それに、カポから聞いた。お前、最近やたら荷物を持って帰っていたそうだな」
c「全部筒抜けじゃねぇかよ!!!!」
m「なんだ、俺の為にここまでしてくれるとはな?」
mafiosoはchanceが怒るだろうとわざと煽り口調で話す。が、意外にもchanceは怒らず細々と言う
c「…別に」
「元は俺が原因でアンタが倒れたからよ…だからちょっとだけ頑張っただけだし」
あのヘラヘラとした態度は完全に消えていた。素直になれない姿を見て思わずmafiosoは嬉しそうにchanceの頭を撫でる
m「そうか、本当にありがとう」
c「!?!?」
「調子狂うからそれやめろってそういうの…!!!」
m「にしても、先程も言ったが美味かったぞ」
c「いやスルーかよ、」
「まあ、一応その褒めは受け取ってやるよ」
m「だから明日から皆の分を作ってくれ」
c「は?」
突然のmafiosoのとんでも頼み事にしっとりした雰囲気は完全に壊れてしまう
m「朝昼晩な」
c「まてまてまてまて」
m「上達したんだろ?」
c「俺今褒められたと思ったら仕事増やされたんだけど!?」
m「気のせいだ」
c「気のせいじゃねぇ!!!」
そしていつも通りの2人が戻ってきたのであった…
c「じゃあ褒美として小遣いくれよ」
m「どうせギャンブルで使うだろ」
c「ぐっ…」
m「図星か、じゃあナシだ」
c「くそっ……」
《おまけ》
chanceのオムライスを食べたmafialings
s「んー!!めちゃめちゃ美味しいっす!!!おかわり!!!!!」
ca「ソルジャー…もっとゆっくり食べてくれ行儀が悪いぞ……」
co「ん、美味い」
cs「ここまで上達するなんてすごいな、chanceさんは」
全員から大好評だった。
コメント
1件
うわ、この話めっちゃ良かった……! 栄養失調で倒れるマフィアのボスと、食えない飯を作る部下のギャップから始まる料理修行、最高です。特に、深酒帰りの後に深夜一人で練習を重ねて、ちゃんとオムライスを完成させるまでの描写に胸が熱くなりました。「俺のため?」「元は俺が原因だし」のやりとりも、不器用な優しさが伝わってきてじーんと来ます。最後にいつもの賑やかな空気が戻るのも素敵。料理の上達過程や、指の怪我でバレてしまうのもリアルで良かったです! 続きが気になりますね!
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ゆゆゆゆ
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ゆゆゆゆ
668
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ゆゆゆゆ
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