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「っあ――、これはやばいな。気持ち良すぎて、イキそう……だわ……」
洸夜の息の詰まった声に更に興奮する。自分の身身体でこんなにも汗をポタポタと身体から流し、快楽に耐えている苦しそうな声を聞くと身体の奥から更に熱くなった。
「ちょっ……更に締め付けんなって……んっ……」
「んぁあ、……そんなの知らないっ……あっ、やぁっ、もう……い、いっちゃ……ァアっ、はっ、んぁっ――」
洸夜の艶めいた声がゾクゾクと背筋を駆け上がる。いつも洸夜に抱かれる時、この男は全力で日和を求めていてくれた。今だってそう、快楽にグッと耐え、日和を優しく包み込みながらも何も考えられないくらいにドロドロに愛してくれている。そんな洸夜が愛おしくて、多分もう離れられない。好きで、好きで気持ちが抑えられなくなりそうだ。込み上がる思いと一緒に快感が爆ぜそうになり、最奥を何度も何度も強く穿たれた。
「はっ……ひよ、り……好きだ……愛してるよ」
あぁ、何で今こんなにも嬉しいことを耳に囁き込むんだ。こんな嬉しい言葉に耐えられる訳がない。
「あぁぁぁっ! やぁ、やぁああ――っ!」
身体全てを洸夜に呑み込まれ達した瞬間手足の力が抜けてソファーになだれ込む。泣きそうなくらい気持ちよくて、上がり切った息がなかなか整わない。……が、日和の中にはまだ洸夜の剛直が大きく脈打っている。
「んんぅ……」
背中にたくさんのキスを落とされ達した後の身体はビクビクと反応してしまう。
「可愛い、こんなにビクビクさせて。どこから見ても俺の印でいっぱいだな」
息をするので精一杯でなんで? と問うことも出来ない。
「でも悪りぃな、俺はまだ日和を味わいたいから頑張ってくれよ」
「え……ぁあっ……や、ヤダっ……あぁぁんッ」
崩れていた腰を持ち上げられ、お尻を突き出す形になってしまった。恥ずかしい。恥ずかしいけれど、もうこの男になら全てを見られてもいいと思えた。きっと日和の全てを大きな優しさで受け止めてくれそうな気がしたから。
一度達して収縮した蜜路が洸夜締め付けるのか息を詰まらせる回数が多くなった気がする。
「はっ……日和……ひ、より……」
何度も日和がちゃんといるか確認するかのように名前を呼び、剛直を突きつけて抽送を繰り返した。
「ぁあ、もう……またッ……またイっちゃうッ……!」
「あぁ、俺もだ。俺ももうイキそう……はっ、日和、一緒にイこう」
打ち付けてくる腰の動きはラストスパートをかけるように早く、激しく打ちつける。揺さぶられる身体は脳までも揺さぶり思考回路をダメにする。本当に洸夜の腕の中では何も考えられない。唯一考えられるのはこの男に抱かれることが気持ちよくて、幸せでこの男が愛おしくて、好きだと言うこと。つまり洸夜の事しか考えられないのだ。
「あぁっ、もうイクっ!……あぁっ、だめぇぇ」
「あぁ、本当に日和は可愛いな……いいよ、ほら、イけっ!」
「ダメっ! ほんとにっ、もっ、あぁっ、ダメっ、おかしくなっ……あぁぁあっ――!」
洸夜が強く腰を突きあげた瞬間、日和の官能は弾け、繋がった秘部から広がった恍惚は頭の先から足の先まで伝わりボウっと頭が真っ白になった。
「ひ、……よ、り……」
洸夜がくっと息を詰めた。苦しげな声。ビクリと大きく震えるととんでもないくらい熱い熱が腹部にジワリと感じた。
「日和……」
荒い息を整えるなか蠱惑的な声が響いた。甘やかな声に日和は更に溶けそうになりながらも洸夜を見る。洸夜は優しく微笑んで日和に軽くキスをした。恋人たちが愛し合った後に交わすような優しいキス。これでもかってくらい激しく抱かれても一ミリも嫌じゃないのはきっと洸夜だから。最後には蕩けるように優しく抱きしめてくれる。何度も抱かれて、嫌だと思ったことが一度もない事に日和は気がついた。
嫌な事はすっかり忘れて、目と目を合わせて、鼻と鼻をすり合わせる。頬を合わせてはキスを繰り返し、まるで恋人のような蜜月な時間。