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氷織:「……あぁ、ええ顔。その瞳に映ってるのは、僕だけやね。」
氷織は潔の耳元で、動画のあの「低い声」をさらに深く響かせた。
氷織:
「ねぇ、潔くん。もしここから逃げ出せたとしても、君の居場所なんて、もうどこにもないんよ? 君のスマホからは、君が『みんなに嫌気がさした』ってメッセージ、全部送信しといたから。」
潔:
「……っ!? お前、なんてこと……!」
氷織:
「これで、君を迎えに来る奴はおらんくなった。……潔くんを理解して、愛して、壊れるまで抱きしめてあげられるのは、世界中で僕だけ。……なぁ、そうやろ? 言うてみて?」
氷織の唇が潔の耳たぶを甘噛みし、答えを強要する。
絶望が、潔の「エゴ」を静かに塗りつぶしていく。
潔:
「……あ……っ、氷織、しか……いない……」
氷織:
「(満足げに微笑んで)……よく言えました。……ご褒美に、もっとええことしてあげる。この部屋で、二人きりで、一生終わらないゲームを続けようね、世一くん。」