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「湊さんっ!こたつで寝たらだめだって何度言えばわかるんですかっ」
「ちょっとくらいいいだろ…」
「だめですよ風邪ひきます。じゃなくてもアンタは風邪ひきやすいんですから」
「……はぁぁ………だめだ……」
「どうしたんですか?」
「シン………」
「……はい」
「こたつには、魔物が住んでいるんだわ……」
「ゴクッ………魔物…ですか…?」
「そう…魔物…」
「それは……怖いですね………」
「襲われたら最後なんだわ…」
「そいつは……一体……」
「睡魔を誘う魔物」
「………………」
「……なんだよっ。その目はっ!」
「くだらなすぎて笑えません」
「すっげーこぇんだぞ。襲ってくんだからなっ」
「はいはい。子どもの言い訳みたいな事言ってないで、早くベッドで寝てください」
「嘘だと思うなら、シン。お前も入って横になってみろよ」
「横に…?」
「そう。横に」
「寝ても…?」
「…ん?」
「お邪魔します」
「いや…違う。俺の横じゃなくて…」
「本当だ…俺は睡魔じゃなくて湊晃って言う魔物に襲われました」
「…俺は襲ってねぇけどな」
「怖すぎます」
「だから…俺は襲わねぇって」
「離れたくなくなります」
「くっつき過ぎなんだよ…ばか……」
【あとがき】
冬はイチャイチャが良いですよね〜♪
ただそれが書きたかっただけのお話でした😁