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S「その代わり今度の
イベント一緒に行かない?」
Y「イベント?」
S「そう!お財布のキャラのゲーム俺も好き
でさ結構イベントとか行くんだよね〜」
Y「え!いいですよねこのゲーム
そんなんでいいんだったら是非
一緒に行きたいです!」
まじか、まさか あっちからの
仲良くしようと お誘いがあるとは。
こんな上手いこと進むもんなのか。
S「良かったー、マジで嬉しい」
Y「僕も嬉しいです!
これ語り合える人居なかったんで,,,」
S「わかる!マイナーすぎてな笑」
Y「そうなんですよー、
こんないいゲームなのに!」
S「同じ熱量の人居て安心した!
あ、予定とか共有したいから
LINE交換しない?」
Y「是非是非!交換したいです」
差し出されたQRコードを読み取る。
目の前にパッと
映し出されたのは栗きんとんの写真。
そう、忘れてはいけない。
俺は元彼に復讐するために勇斗さんと
仲良くなろうとしてるのだ。
S「仁人くんね結構珍しいね」
Y「ですよね〜よく言われます」
S「てか何この盆栽の写真笑」
Y「俺のもうひとつの趣味なんですよ盆栽」
S「なんか仁人くんってキャラ面白いね」
Y「おもしろい、
なんて 言われたことないです笑 」
S「えー、うそだ」
Y「嘘じゃないです!」
S「ふーん笑」
Y「なんですか!その笑い」
S「なんでもないよ!また連絡するね」
Y「はい!待ってます」
え、危ない危ない。
普通に仲良くするとこだった。
勇斗さんがモテる理由がわかった。
家に帰って数分。
勇斗さんも家に着いたらしく
ピコンっと通知音が2件届く。
その内容は
「今日は急な遊びの誘いに
乗ってくれてありがとう!」
「イベント3日間あるけど
どの日が都合いい?」
礼儀正しく、相手の意見を先に聞く
文章からもイケメンが伝わってきた。
Y「えーと、
こちらこそありがとうございます」
口に出しながら失礼に
ならないような文章を構成する。
一生懸命考えた文章を送信し終えた後
数秒で既読の文字が浮かび上がる。
「俺もその日空いてるよ!夕方の部の方が
人少ないと思うけど仁人君どっちがいい? 」
Y「夕方の方で、と」
「わかった!じゃあ3時に𓏸𓏸駅でどう?」
『南口で大丈夫ですか!』
「りょーかい!やばい楽しみ」
『僕もめちゃくちゃ楽しみです!』
「夜遅くにありがとう!おやすみ」
『おやすみなさい!』
しれっと進行してくれてるのも
勇斗さんの家は元カレと
同じ方向だから真逆の駅のはずなのに
俺の最寄りを集合場所にしてくれてるのも
ごめんじゃなくてありがとうなのも
Y「あー、惚れそう」
ハッとして顔を左右にふる。
Y「惚れちゃったら
計画が台無しになっちゃうじゃん、」
目を覚ますためお風呂へと足を運ぶ。
ー次の日の大学ー
mob「仁人次俺と一緒だろ? 一緒に行こーぜ」
Y「お、いこいこ」
次の講義を受けるべく場所へ俺は
友達と歩いていた。
mob「てか仁人いいことあった?」
Y「え、なんでよ」
mob「今日めっちゃご機嫌じゃん」
Y「えー、やっぱ分かっちゃう?」
mob「え!ついに晴れて恋人が?」
Y「俺はもう恋人はつくらないです」
俺。そういえば勇斗さんの前では
僕。って言ってるよな
しれっと猫かぶってる俺に寒気がした。
mob「まぁ1年付き合って
浮気されたら当分はそうなるわな〜」
Y「まじで俺可哀想」
mob「それは俺もそう思う笑」
Y「そんな可哀想な仁人君に
何かしてくれないの?」
mob「肩叩きとか」
Y「しょぼ笑」
mob「10分5000円」
Y「金取るのかよ高すぎだろ」
mob「あ、噂をすれば元彼さんだよ笑」
友達の指す方を見ると
元彼と仲睦まじく喋る勇斗さんがいた。
Y「うぇ、気まず、いこいこ」
mob「なんか隣にイケメンいたぞ」
Y「な、だれだろー」
元彼と気まずい。のもあるけれど
勇斗さんが元彼の浮気相手と
いうことを信じたくなくて
そそくさと逃げてきた。
ー迎えたイベント当日ー
Y「勇斗さん!」
俺の声に気付きこちらを見た勇斗さんが
パッと笑顔になる。
S「仁人君!」
小走りして勇斗さんの方へ向かう。
Y「ごめんなさい遅れて」
S「いやいやまだ集合時間じゃないし
楽しみすぎて早く来すぎちゃったんだよね」
Y「そうですか良かったです!」
S「じゃあ電車乗ろっか」
Y「はいっ」
S「いやー、イベント楽しかったね」
Y「ほんと、余韻ひたひたです」
S「あの演出激アツだったね」
Y「いやほんとファンを理解しきってる」
S「絶対また行こーね」
Y「もちろんです!」
S「てか仁人くんって◻︎◻︎と知り合い?」
急な元彼の名前に内心戸惑う。
ここで関係を明かしてしまうと
全てが台無しになってしまう。
Y「あー聞いたことはあるかもです」
S「そーなんだ」
Y「なんで急にそんなこと聞くんですか?」
S「なんか◻︎◻︎といたとき
逃げていった気がしたからさ」
Y「あれ?そんなことありましたっけ」
S「気のせいかな?
ごめんね変な事聞いちゃって」
Y「全然大丈夫ですよ!」
ふー、何とか乗りきった。
こんな優しい人に
嘘を ついてしまい心が痛む。
S「ね、仁人君この後暇?」
Y「暇ですめちゃくちゃ」
S「仁人君お酒いけるの?」
Y「強い方じゃないですけど
飲めるっちゃ飲めますね」
S「じゃあこの後飲まない?」
Y「ぜひぜひ」
S「よかった!んじゃ行こ」
S「やっぱ休日だし人いっぱいだったね」
Y「そーですね,,,」
S「あのさ仁人君が嫌じゃなかったら
俺ん家で飲まない?」
Y「逆にお邪魔しちゃっても良いんですか」
S「飲みOKしてくれたし!」
Y「じゃあお邪魔しちゃいますね」
S「晩御飯もまだだし
コンビニで色々買ってこ」
Y「行きましょ!なんか楽しみです」
S「結構汚いよ笑笑」
Y「え、そうなんですか意外笑」
S「仁人君の中で俺ってどんなイメージなの」
Y「えっと、イケメンで几帳面で
優しくて臨機応変な人で
常に人の事を考えてくれてて、」
S「ちょ、褒めすぎだよ」
Y「まだありますけど、聞きますか?」
S「恥ずかしいからいいよ、、」
Y「笑笑照れてる勇斗さんレアですね」
S「もー、うるさいな」
なんて話をしながら
電車に乗り勇斗さんの家に向かう。
S「てか、仁人君家逆なのにごめんね」
Y「全然そんな駅間離れてないですし」
S「でもなんか申し訳ないな」
Y「じゃあ次は僕の家で飲みましょ」
S「え、楽しみだな」
Y「僕もですよ」
S「あ、ここの駅」
電車に揺られ数分。
着いた駅は俺の最寄りとは 真反対の
沢山の人が行き交う繁華街近くの駅。
Y「勇斗さんめちゃ都会に住んでますね」
S「ここからちょっと
離れてるからそんなことないよ」
Y「そーなんですね」
S「そーそー」
勇斗さんの家の近くのコンビニで
晩御飯と軽いおつまみ。 酒を数本。
購入した。
S「仁人君先出ててな」
Y「あ、お金」
S「これくらい先輩に奢らせて?」
Y「え、じゃあお言葉に甘えて」
そういい俺は外の空気を吸いに行く。
スマホにきた友達からのメッセージを 返し
明日の朝のアラームをセットし
提出日の近い課題を確認していると
勇斗さんがコンビニから出てくる。
レジを済ませるだけにしては少し長い気が
した。何か買い忘れとかあったのかな。
S「お待たせ行こっか」
Y「ん、行きましょう」
S「仁人君飲むお酒可愛いね」
Y「え笑美味しくないですかそれ」
S「俺飲んだことない、これ」
Y「後で飲んでみてください」
S「じゃあ1口貰おうかな」
S「仁人君すとっぷ」
Y「はい、!」
S「ここ俺ん家」
Y「わ、でか」
S「そうかな」
明らかに高級そうなマンション。
ロビーにはフロント係さんもいる。
慣れた手つきで暗証番号を入れる
勇斗さんは俺の1つ上とは思えない程
大人っぽくてなんだか色気があった。
S「ん、いこ」
Y「はい!」
エレベーターの中で勇斗さんが言う。
S「仁人君終電いつなの?」
Y「あと4時間後くらいですかね」
S「んじゃ余裕だ」
Y「ゆっくりしちゃいますね」
S「どうぞどうぞ」
エレベーターの到着音が鳴り
勇斗さんの後ろを
トコトコ歩きついて行く。
S「どうぞ入って入って」
Y「お邪魔しまーす」
玄関に入った瞬間ふわりと
柔らかい勇斗さんの匂いがしてきた。
S「荷物適当に置いちゃってね」
Y「あ、ありがとうございます」
S「お酒とかここのテーブル置いておくから
手洗ったらグラス持ってくるね」
Y「何から何までありがとうございます」
S「全然遠慮しなくていいんだよ」
Y「いや、ほんとありがとうございます」
S「感謝しすぎだよ笑」
手を洗い椅子に座ると既に袋から出された
晩御飯おつまみ酒が丁寧に並べられていた。
S「それじゃあ」
「「乾杯」」
Y「やっぱり美味しいですね」
S「今日は楽しいことばっかりだね」
Y「ほんと、明日も休みですし」
S「改めて仁人君今日はありがとう」
Y「え、こちらこそありがとうございました」
S「今から思う存分楽しもうね」
Y「もちろんです!」
S「結構暑くなってきたね」
Y「ですね、」
長い間じっくり飲んでいたせいか
2人ともかなり酔いがまわってきた。
俺はふと思い出す。
今なら良いの勢いもあり
あの計画を進めることが
できるのではないかと。
Y「ねぇはやとさん」
S「ん?」
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