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ここは都市。
都市の大半は裏路地と呼ばれており、そこでは命など紙切れ程度に軽く扱われている。
そんな裏路地を牛耳るのが五大組織、五本指である。
順番に、
親指(The thumb)
人差し指(The Index)
中指(The middle finger)
薬指(The ring finger)
小指(The little finger)
である。
この5つの組織の行動原理は単純(多分)。
五本指はその規模、武力を用いて「都市」の住民を危険から保護する役割を引き受ける。
いわば、現代で言う、「保護団体」と言ったほうが良いものか。
その中でも、人差し指は五本指の中でも特に厄介な組織として作中で説明されている。
先ほど上記で説明した通り、人差し指はその規模、武力を用いて「都市」の住民を危険から保護する役割を引き受ける。
一応これは人差し指に限った話ではなく、他の五本指やその下部組織も住民の保護を申し受ける場合があるらしい。
が。
ただし、他の場合莫大な金銭や求める条件をクリアしている必要がある。
しかし人差し指は金銭や素質などどいった物品や条件を対価として要求することは一切ない。
そのため、それ以外の事情を何も知らない保護を求める人々からすればとても有り難がられている。
とはいえ、どこも裏があるのは同じこと。
人差し指は指令をこなさなければならない。
そして…その指令が――
物品や条件は必要ない代わりに、人差し指の庇護を受ける全ての住民及び構成員には「指令」と呼ばれる命令が定期的に下るようになる。
そしてそれを遂行し守ることを要求されるのだ。
ただの上からの命令に見えるが、この「指令」が非常に厄介。
「物品の簡単な宅配」などといった実行・遂行が十分可能なものなら幸運な方。
「下水道の水でリゾットを作ってお隣さんに差し入れる」
「三回目に会った人とじゃんけんして必ずグーを出し、勝った場合はその人の髪の毛を59本抜いて、
スチロールだけを食べて育ったミルワームを加えたシーフードクリームパスタソースを三回かけてフォークで食べる」
「自分の右足首を切り取ってミディアムレアに焼いて食べる(骨は食べなくてもいい)」
とか明らかに被害が出ること前提の「指令」もある。というかやらせようとする意図がまったく汲めない意味不明な内容もかなりある。
中には「あなたの描いた絵を殺せ」のみで初見では意味分からない故に受け手の解読・解釈が必要なものまである。
そして「指令」が適切に遂行できなかった・違反したとみなされたら、その「指令」の対象者は全員処刑される。
……正確にはこれも、「処刑の行う立場の者に『違反者を始末しろ』という旨の『指令』が届く」という形である。
どこまでも「指令」によって動くハメになる、それが人差し指の庇護を受けるということなのである。
しかし構成員によると「それらの意味不明な指令をこなしていくと、巡り巡って人差し指という組織が豊かになる」とのこと。
人差し指の指揮系統は上から順に
「指令」:ボス(?)。定期的に命令文である「指令」を送ってくる。
それ以外の素性は一切が不明。個人なのか複数人いるのか、はたまた人なのかどうかすら謎。
「伝令」:「指令」が書かれた紙をそれに書かれた対象者に届ける者。
「代行者」:「指令」に従って行動する実働部隊。また前述の「指令」に違反した者を処刑する役割も担う。
「遂行者」:代行者に付き従って指令を遂行する補 佐部隊。
ちなみに「指令」の大元が謎なのは、探ろうとすると「探ろうとしたものを抹殺する旨の『指令』」が代行者に送られるという事情もある。
代行者の実力もあり、「指令」の大元は「都市の星」に位置する存在として扱われている。
なお伝令と代行者は役割こそ違うが地位的にはほぼ同格のようで、また立場が違えど親指ほど厳しい上下関係を敷いている様子はない。
なお、人差し指という組織の運営も「指令」に依存……というか「指令」以外の秩序が皆無。
構成員は「『指令』に明記されていることは絶対」という大原則には従順な反面、それ以外にはかなりルーズ。
逆に「指令」で禁じられていないからと言い訳をつけて独断行動に走ったり、逆に「指令」のうち明確な記述がない部分を放棄したりもしているらしい。
実際に作中でもこの理屈を言い訳に使うシーンがたびたび描かれる。
「指令」側がコンタクトを「指令」以外の手段でとってくることもない関係上、構成員たちは普通に「指令」への疑問を口にしたりしており、「指令」そのものに対して割と無礼めな冗談を口にすることもある。
このため組織の雰囲気は一見すると緩めに見えるが、あくまでこれらは「『指令』は絶対」という前提ありきの話。
思想こそばらばらながら、構成員たちは利益源でもある「『指令』を適切に遂行すること」に対しては強く拘っており、それを遵守する・させるためならいかなる労苦も惜しまない。
「指令」に書かれているのならば、たとえ顔馴染みや親族であろうとも……。
構成員は人差し指そのものへの所属を決めるとまず遂行者になり、いわゆる下働きに近いことを行い続ける。
遂行者は全員目を隠すような装備をしているが、これは「指令」に書かれているわけではなく組織内の通例のようなものらしい。
その後、働きが認められて「代行者もしくは伝令になれ」という旨の「指令」が届いたなら、それに従って代行者もしくは伝令になる……という仕組み。
一応、昇格の「指令」は拒否することもできるが……その結果どうなるかは誰にもわからない。
わからないというのは、その際に来る「指令」にも一貫性が無いため。
「昇格を拒否した?じゃあそいつ殺しなさい」ということも「昇格を拒否した?かまわん。好きにさせなさい」ということも過去にあったらしい。
時には、本人が辞職を言い出す前に「こいつクビね」と先回りして「指令」が来たこともあったらしい。
本編で主にアンジェラやローランらを擁する「図書館」が関わることになるのは、この遂行者や代行者たち、そしてとある伝令である。
名前速中 佳音奈
* **人差し指(Index)**
* **役職:伝令(Messenger)**
* 通称:速中伝令、神の手、神殺しの伝令(ねじれ後は、後悔ノ言ノ葉、色𛂞匂𛂹𛁷散𛃱𛂐𛃺𛄜)
* **14歳(誕生日は10月14日)**
* **低身長(約147cm程度)**
* 華奢で細身。筋力に乏しいが、異常な反射神経と戦術能力で戦う。
| 項目 | 内容 |
| **髪色** | ダークブルー(濃紺) |
| **髪型** | 高めのポニーテール(髪留めを外すと膝裏まで届く) |
| **瞳** | 右目:赤(閉じている(水平線の向こう側まで見える))/左目:青(開いているが弱視(物の形がやっとぼんやり見える程度の視力)) |
| **表情** | 基本は作り笑顔。だが無意識に哀しみが滲むことも 。
| **小物** | 黒く塗りつぶされた家族写真を挟んだスマホケース 。
* 表面:**礼儀正しく、知的で笑顔を絶やさない少女**
* 内面:**深い怒りと罪悪感、復讐心と諦観が交錯する**
* 人差し指の中でも“冷静すぎて怖い”と噂されるほどの計算力
* 小柄だが、圧倒的な存在感を持つ“歪み”の片鱗を隠し持つ。
* **超高速・高知性戦闘**/戦術読み/状態異常付与/技奪取
* **斬撃+銃撃の複合アクション**を軸に、大技で場を支配
* **双刀(父の形見)**
→ 超高速度・高精度の一撃特化型。都市製だが鍛造ベースの逸品。
* **P2118型ピストル(母の形見)**
→ 精密狙撃型拳銃。都市規格の中でも軍用ランク。
“黒百合の花言葉には『呪い』『恨み』青いバラの花言葉の中には、『不可能』『神の祝福』がある。速中伝令の二つ名は元々、『神の手』だが、次の瞬間、『神殺ㇱノ伝令』と化す。”
| シンボル | 意味 |
| |
| スマホケースの写真 | 忘れてはならない罪と愛 |
| 赤い右目 | 最も良く見えるが、開けると過去がフラッシュバックする |
| 花言葉(黒百合/青バラ) | 呪いと祝福、不可能と神の意志 |
* 本来は年相応の無邪気さや感情もあるが、それを出す余地も許されていない
* 「誰かに助けられる」ことを望んでいないが、内心では「誰かに止めてほしい」と思っている節もある
* 歪み化時には、**「神の手」が彼女の行動すら“代理入力”し始める**描写も可能
非常に中性的で整った顔立ちをしており、スタイルも良い。都市では一番の美人らしい。
6歳の頃姉との戦闘で首元に薙刀で撃ち込まれた藤の毒・姉の調合した毒の後遺症が残っている。
毒学、薬学、天文学専攻。数学専門学者顔負けの計算力。