テラーノベル
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花一匁あの子が欲しい
可愛いものねそうだよね
容(いれもの)に沿った心が欲しい
おかしいものね、どうだろうね
私、どうやら迷子のようで
血迷ってるのかわからないけど同性なのに好きになっちゃったのかな?????
知らない、容だけが、同性だから??
駄目じゃないはず、きっと、私は正しくない、
でも、大好きなんだから仕方がない
授業中も集中できず
一人ぽっかり咲いちゃった
そこにうっかりあなたが落ちた
あぁ、ずっとあなたで埋まっている
私、すっかり最低になった
「遊佐(ゆさ)ちゃん!今日の授業まじやばくなかった!?」
あなたが話しかける、
「うん!わかる!」
授業なんて集中してなかった
でも、適当に話を合わせる
「じゃあ!またね!」
もうすぐで授業が始まるからか
、、今度こそ、あのこと話を合わせるために
授業に集中しよう
下校中
「遊佐ちゃん!それでさーw」
「へぇー!」
よかった、授業聞いてて、
話がよくわかるな
あっ、そうだ、そういえば今日、墓参りか
「ごめん!花束買っていかなくちゃ」
「わかった、じゃあ、あっち?」
「うん!」
「また明日!」
「また明日!」
こんな何気ない会話でも、ドキドキしてしまうなんて、もう駄目かも、
買い物中
どの花だっけ、
これと、これと、
そういえば、花束作る前の花って、バラバラだな、
ただ、バラバラなだけなのに、
バラバラな花束で、わたし、
ちぐはぐな想いや
いたずらな痛みさえ
なんでかわからないけど、
感じてくる
早く花束を作ってもらお、
後日
「おはよう!」
私から声をかける
「おはよう!遊佐ちゃん!」
この想いは全部どうやったって消えない、
「今日は、苦手教科のテストだよー、」
「あー、算数?」
「そそ!」
「がんばれ!それか、私、教えよっか?」
「いいの!?ありがとー。」
私の手を握る
あぁ、無理だよ、拭えないだって、
恋してしまった!
どうしようもないほど、恋してしまった、恋してしまったんです、わたし、
どうせ、叶わぬ恋だし、
借り物の身体の癖に、癖に、
「あれ!どうしたの?」
一つの言動だけでも心が大きく揺らいでしまう、
「なんでもないよー!ちょっと考え事」
「そっかぁ、えー、でも、どうして考えの結末が見えなかったら私に相談してね!」
あぁ、胸の高鳴りが止まらない、
どうしてしまった!
どうしてしまった、どうしてしまったんだ、
居心地の悪い、私、
いやだ、この容(いれもの)のままがいい、
出てこないで、
こないで、こないで、
いやだ、嫌いな私、
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