この世には男・女の性。それに加え『第二の性』と言われる「アルファ」「ベータ」「オメガ」という3つの性が存在する。
『第二の性』は暗黙の了解が存在する。それは、人間の階級も兼ねているということだ。
『アルファ』・・・支配階級・エリート体質
『ベータ』・・・中間層・極々普通の一般人
『オメガ』・・・下位層・男女関係なく妊娠可能
テツヤと食堂で昼食を取っていた時、後ろから勢いよくハグをされた。思わず声を上げた
灰『うわぁ!』
紫『どうしたの?崎ちん』
黒『だ、大丈夫ですか!灰崎くん』
灰『おい、アツシ突然抱きつくんじゃねぇよ!』
ガミガミ注意する。それに便乗し、黒子もしっかり注意し、なぜそのようなことをしたか問い詰めると紫原がキョトンとしながら、真っ直ぐに灰崎を見て口を、開いた。
紫『崎ちん、美味しそうだったから』
その言葉に黒子は顔を青く染め焦っていた。黒子がこんなに焦っているのは珍しく灰崎も徐々につられて焦っていく。小声で黒子と灰崎が相談し合う。
灰『テツヤ、、、俺、発情期まだだぜ、匂いする?』
灰崎の首元に顔を近づけて嗅ぐ。
灰『んッ…//』
黒子の髪が首にかすり、声が思わず漏れる。
黒『?、、、いや、分からないです。僕ベータですし、、、』
紫原が灰崎の腕を取り、自分の身体へ引き寄せて
紫『崎ちんってほんとにアルファ?』
灰崎が腰を抜かし、「ぐらっ、、、」っとふらつき勢いよくその場にしゃがみ込んだ。その周囲は灰崎の発情期によって甘い匂いが広がっていた。紫原が灰崎を抱え上げる。
灰『おい、アツシ、、、下ろせ』
紫『、、、』
灰崎の声は紫原の耳には入らなかった。しかし、黒子も止めることはなく、無言で灰崎を運ぶ紫原について行った。
紫原は灰崎を保健室に運び
紫『黒ちん、後 お願い、、、ッ』
手で黒子の頭にポンッと手を乗せ、保健室から出ていった。
紫原が帰宅して、、、灰崎の事を思い出す、ズボンを下げ、勃起した自分のペニスを握り上下にピストンする。
『ッ、、、』
『ヤバ、、、ッ』
『うっ、、、あ″ッ!』
『ビュッ ビュッ!ビュルルリュル──、崎ちん、、、』
翌日、灰崎が紫原の教室に来て一言
『昨日は悪かった、、、放課後ちょっと付き合え』
灰崎は教室から出ていった。紫原は、フリーズして固まっていた。
放課後、灰崎が校門で仁王立ちで待ち構えていた。靴箱から校門に向かってくる紫原を見つけ
灰『遅ぇぞ!』
紫『終礼、遅かったから、、、』
灰崎と紫原は2人でスイーツパラダイスにやってきた。紫原は目を輝かせ、楽しみなのを隠せないでいた。
灰『俺の奢りだから好きなだけ食えよ』
紫『ほんと✨️崎ちん、神!』
紫原がもぐもぐと喜色満面で頬張っていた。灰崎が満足気な顔で紫原を見つめていた。いぶかしげな表情で灰崎に
紫『崎ちんは、たべないの?』
灰『俺は、いいわ、、、』
徐々にこわばった顔をして、、、
灰『これ、口止め料だからな、、、誰にも喋んなよ、、、』
鋭い目つきで紫原を睨みつける
紫『うん、言わない』
『他の奴らに崎ちん、取られるのは嫌だから』
灰崎は顔を真っ赤にして焦っていた。その顔を見た、紫原は急いで灰崎から目を離す。灰崎は不思議そうな顔する。
紫『ありがと、崎ちん。ご馳走様』
灰『おぉ』
きっとこの日からだろう、、、紫原が灰崎を避けるようになったのは、、、
翌日、廊下で紫原と目が合い声をかけようとする。しかし、「ふいッ」と目をそらされて灰崎は思わずフリーズしていた。それを見かけた黒子は不思議そうな顔を浮かべていた。どうしても気になった黒子は、部活の際に紫原に問いかけていた。
黒『紫原くん、灰崎くんと何かあったんですか?』
紫『なんも無いよ?』
3日経っても、紫原は灰崎を避けていた。灰崎は苛立っていたため、元々サボり魔の上部活に顔を見せなかった。しかし!
体育館の扉が「ガラゴラ!」と勢い良く開いた。その扉の前には灰崎が立っていた。「ふわっ」と甘い匂いを感じた瞬間、皆の目が代わり餌を見る目になっていた、、、紫原が灰崎の元に走り灰崎の腕を掴み。使用されていない空き教室に灰崎を押し倒した。
紫『崎ちん、馬鹿なの?発情期でしょ』
灰『お前が避けるからだろ!』
灰崎が起き上がり「ドン!」と紫原を押し倒す。
紫『!』
『崎ちん、、、?大丈夫』
紫原が灰崎の頬に手を添える
紫『泣いてる、、、』
灰『泣いてねぇ!』
紫『それでもいい、、、わかったから退いて』
灰『チッ!』
舌打ちを噛まして、騎乗位状態で上に乗っている腰を左右揺らした。
紫『ッ、、、』
灰『おッ!勃った、、、』
紫原が腰に乗っている灰崎を「グイ!」っと押し、灰崎を退ける。紫原と灰崎、2人が不満気な顔をする。
紫『ッ』
灰『もういいわ』
投げ捨てるように吐いた言葉と同時に立ち上がった、、、
紫『は?』
灰『他の奴誘うわ、、、ダイキとかリョーッ』
「ドン!」勢い良く押し倒された灰崎は腰を床にぶつけ
灰『イッテ!』
紫原がベルトをはずし、挑発し放り投げるように怒りをぶつけるように
紫『崎ちんも脱ぎなよ』
灰『ッ、、、』
灰崎が恥ずかしそうにもゆっくりとズボンを下ろした。紫原はペニスにゴムをつけ、灰崎は声には出さなかったが『ッ!ムリ。デカ、、、』けど、後にはもう戻れない。
紫『崎ちんって初めてなの?』
灰『男とはな、、、(お前以外にオメガってことバレた事ねぇんだよ)』
紫『フゥン、、、』
紫原はニヤりと笑みをこぼした
紫「ズブッ(指をアナルに入れ、拡張する)」
「グチュグチュ」
灰『ッ!』
紫『崎ちん、濡れてるけど期待してたの?ねぇ』
灰『うッ、、、ッ』
紫『答えてよねぇ、言わないとやめる、、、』
灰『ッ』
『良いからやれよ』
紫「ヌプッ(指を抜く)」
『教えてよ、崎ちん』
灰『ッ!あーもう、なんなんだよ!』
『期待するよ!けど、アツシが避けるから、むしゃくしゃするし、意味分かんねぇんだよ!自分でも』
紫『違、、、避けてたのは、』
灰崎は、首を傾げる
紫『あの後、保健室に崎ちん送って、、、家帰った後、崎ちんで、、、抜いた』
灰『後悔でもしたか、、、だから避けたのかよ』
紫『話、最後まで聞け!』
灰『!』
紫『俺は、崎ちんで後悔なんてしないし』
『避けてたのは、番にしたいって思ったから』
灰『──ろよ!』
紫『?』
灰『しろよ!番に』
その言葉で紫原の我慢していた鎖は「ガシャン」と壊れた。
紫「ガリッ!」
灰『イッ!』
紫「崎ちんは、俺のになったんだな、、、」
部活時の休憩中、青峰が紫原に話しかける。
青『お前、、灰崎と番ったのか?』
黄『俺も思ってたっす』
紫『うん、なんで?』
青『灰崎の首』
黄『歯型着いてたっすもん』
青『あと、背中すんげぇ、エロい事になってるぞ』
紫『!峰ちんでも許さないから、崎ちんに手出したら』
青『しねぇよ』
『あと、背中やべぇのはお前たぞ。服めくってみろよ』
青・黄「カシャ!」
青『ほら、見てみろよ』
紫『!(爪痕は知ってた、、、)』
黄『いつ見ても凄いっすね!』
『けど、背中にキスマークってショーゴくんらしいっすね』
青・紫『?』
黄『ハァー、キスマークは箇所によって意味があるんすよ!』
『ほら!(携帯を見せる)背中は「他者への警告」、万が一浮気した時に、服を脱がせた人に充てたメッセージらしいっす!』
紫『へー、そんなのあるんだ』
青『俺も知らなかったわ』
紫原が少しニヤつく。
翌日、灰崎の背中にはキスマークが増加した。
黄『ふーん、(独占欲とか執着心いっぱいなのに、浮気の心配はしないんだ、、、)』
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