さとみis
昔から莉犬は我慢することが多かった。
誰かの入学式、卒業式、お出かけのとき、誰かのお誕生日、自分の誕生日でさえ我慢する。
だから、長男のなーくんも莉犬は『強い子』だと思ってしまっている。
いや、、それは違う、、、
少なくとも俺の前では誰かに従わされたロボットになるのではなく、人間の豊かさをだしている。
俺が中学1年の頃莉犬は小学2年生だった。
その時莉犬は突然俺の部屋に〝泣きながら〟入ってきた。
俺は『どうしたの?』と聞いても、俺に抱きつき離れようとしない。
詳しく聞くため、『どこか痛い?』、『何か食べたい?』
『しんどい?、』と聞いても、、首を降るだけ。
その時に莉犬が発した言葉は、、
その一言だった。
俺はその時思った。
『莉犬には我慢させてばかり。だから少なくとも俺の前だけでも、、甘えさせてあげたい。』っと、、、
でもなぜ3男の俺かというと部屋の関係と、日常的接している時間が多いからだろう。。
なーくんは一人部屋
るぅとと、りぃぬは双子で、共同の部屋で
ころんとジェルの共同部屋
そのため俺は一人部屋を持っており、いつだって気軽に来れるだろう。
はぁ、、、どーしたら莉犬も甘えられるかなぁ、、、
そんなことを考えていると
|・ω・*)ノ|Юガチャ
り『ただいま!!』
さ『おかえり。』
莉犬はあの日から俺の部屋に来ることが多くなった。
だから俺も莉犬と同じ部屋なのだ☆
まぁ、俺はそっちのほうが嬉しい。
莉犬も莉犬で甘えるという、行動ができるようになったから。
り『あっっっつぅっっ、、、』
さ『wクーラー付けとくからアイス取っておいで』
り『はーい!!』
俺はクーラーを付けて旋風気を回し、莉犬をまった。
数分後俺の部屋に誰かやってきた。
ノックをしないのは莉犬だけだ。
り『さとみくんのも!!』
さ『おぉ!!ありがと』
と、すーぱーかっぷのイチゴ味の蓋を開けパクパクと食べ始める莉犬。
俺もすーぱーかっぷのバニラ味の蓋をあけ一口、フタクチと食べ始めた。
先程までクーラーをかけていなかったため、部屋は暑かった。
じわりと汗をかいていた額の汗も引いている。
あっつい体温を冷やすように、アイスは口の中で溶けていく。
ぼーっと食べていると、、、
り『さとみくん!!!』
さ『なぁに?、』
り『俺バスケの試合出れるようになった!!』
さ『おぉぉぉ!!!!!!!!!!』
俺は莉犬と同じように喜んだ
り『さとにぃ、、試合来てくれる、、?』
っと上目遣いで尋ねる莉犬
さ『もちろん行くに決まってる!!』
でも、、、それは叶わなかった。
その次の日朝から調子の良かったるぅと
今日は学校行くと言っていた。
俺も急いで準備して、莉犬と家を出て学校へ向かった。
俺は莉犬と手をつなぎ小中高一貫苺王子学園へ向かった。
り『さとにぃ!!、』
さ『ん?』
り『きょーも、、ご飯食べれう、、?』
さ『おう!』
り『きょー、、、さとにぃのとこ、、いくッ、、、』
さ『はいよw』
そしてぼーっと授業を受け数時間後
お昼の時間だ。
ざわ……ざわ……
ざわ……ざわ…
ざわ……ざわ…ざわ.. ざわ…
ざわ…
ざわ… ざわ..
ざわ…
ざわ..……
廊下さわがしぃ、、、
り『さとに、ッ、、、、、!!』
さ『おぉー!莉犬』
さ『りーぬこっちおいで』
り『うん!』
莉犬を、教室の中まで招き、莉犬が来たところでぎゅっと抱きしめる
り『ひゃっ』
さ『迷わずこれたね。偉い偉い』
り『んもぉ!!子供扱いしないで、!』
さ『はいはいw』
り『どこで食べるの?』
さ『教室で食べるか』
さ『お昼はみんな違うとこで食べてるしw』
り『うん!!』
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時は過ぎ午後
まさかあんなことになっているとは、、、、、
コメント
12件
一言いいですかね、? 最高すぎません、
ブグマ失礼しますm(*_ _)m
うわ…これめっちゃ好きなやつだ… TELLORで書いてくれて嬉し~!