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「」アヤメ 『』保険室の先生、ショウタ、他の生徒
『…これ、どういう状況?』
保険室の先生は、動揺した様子でボクの身体を見ていた。
「…中村リョウに両手縛られて、ガムテで口塞がれて、水入ったバケツ頭に被せられました。」
それを聞いた先生は、顔を真っ赤にした。
『はぁ!?何それ!イミわかんないんですけど!!』
『……センセー、うるさい。』
保険室の奥の方から、すごく懐かしい声がした。 昔の幼馴染の、ショウタがいた。
「…ひ、久しぶり、ショウt…」
『はいはい、今は喋ってる場合じゃないでしょ、身体拭くよ。』
先生が話を遮って、ボクをショウタの座っている所のさらに奥に連れられた。
『ここなら大丈夫ね。男の子に濡れてる身体見せて話すとか、あなた相当すごいわね、別の意味で。服、見てみなさいよ。』
服を見ると、完全に服が透けていた。そうだった。体育のために制服脱いだんだった。体操服で、さらに水かけられたらそりゃあ。顔がどんどん熱くなるのを感じた。
『今赤くなっても遅いのよ。全く。』
「…気付いてたなら、もっと早く教えて下さい…///」
『ショウタ君も、すごく目逸らしてたわ笑』
だから、目を合わせてくれなかったのか。そう思うと、さらに恥ずかしくなる。久しぶりの再開が、こんな風になるなんて。
『…はい!これで大丈夫ね!濡れた体操服は袋に入れておいたから、あとで持ち帰り。今着てる体操服は、洗って返してね。』
「はい、ありがとうございました。」
『…教室、戻りたくないわよね?』
「…ギクッ。」
『こんな事あったら、戻りたくないわよね。いいわ。ショウタ君と一緒にいなさい。』
『先生、いますか?体調悪くなってきたんですけどー。』
『あーはいはい!すぐ行くからね!二人はアヤメさんがいた部屋にいなさい。』
「はい!ショウタ、行こ。」
『あ、うん。』