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気がつくと朝だった。
ずぅっと前の事を思い出していた気がする。
過去の記憶なんて、
良いこと無いけど
気がつくとまた眠りについていた
深い
深い
眠りに。
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僕は、昔から人付き合いが苦手だった。
なんていうか、
周りの子たちのなかでの流行りにのれていなかった
面白いものの価値観も違うし、共感できるような相手が居なかった
いや、「居なかった」訳ではない。
少し居たのか、
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歳が上がるにつれて、人とあまり接しなくなっていった。
友達とも、あんまり話さなくなった。
クラス替えが地獄だった。
親しい友人が居なくなるから、
一年間の努力が無駄になるのが嫌だった
これが一番の苦痛だったかもしれない。
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さらに歳が上がった。
仲の良い友達は
両手で数えられるほどになっていた。
あの頃は楽しかったな、
楽しかった。
たくさん遊んで
たくさん話して
毎日が充実していた。
でも、それは長く続かなかった。
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テレビか何かで見たきがする
本当の友達と見せかけの友達。
特徴として、
謝らない、
自分の利益を、意見を優先させる
他にもあったが覚えていない
この事を知ってから
誰も信じられなくなった
もう
誰も信じない
信じない
信じたくない、
自分が辛くなるだけだから。
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でも、
心の何処かで。
こんなんじゃダメだと
思う自分が居た
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気がつくと
もう、
二十代後半。
あの頃のまま、
そのまま、大人になっていた
数年、生きてきて思った。
こんなんじゃダメだ
こんなクソみたいな人生を過ごすのはごめんだ
だから
だから
僕は、
旅に出た。
仲間を、世界を知る為に。