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ポル日です。この世の全てのものと関係ありません
初めて会った時から目を奪われた。
紅玉のような穢れを知らない澄んだ瞳。
ベルベットのようななめらかな肌。
薔薇色の小さな唇と頬。
初めてあった時彼は小さな子供のような風貌をしていた。少なくとも自分よりは二回りは下の幼子のようだったが立ち居振る舞いや言葉遣い、雰囲気からすぐに子供ではないことがわかった。隣にいた従者、確か安土桃山と言っていた者の方がまだ幾許か幼いだろう。かと言ってその従者も年は入ってそうだったが。その頃はヒスパニアだったが大昔ローマ帝国に連れられ中国に会いに行った感覚と似ている。年の功からか溢れ出る圧倒的な威圧感。気持ち悪いほどだ。そういえば彼に似た小さな子供もいた。
俺が初めてだった。ヨーロッパの国として貿易するのも、彼にとって新しい物を与えたり教えたりするのも。彼は俺の目を金平糖のようだと言っていたが俺にとって彼の方が匂い立ち、全てを惑わせる甘い甘い金平糖だった。何時理性を抑えられず彼で自慰したことか。ところがどうだろう。大航海時代が衰退するにつれ地球の反対側にいる彼と会う時間はめっぽう減っていった。会いたい会いたいと願うたび会えない現状が苦しく自己嫌悪に陥ってさらには隣のスペインやオランダたちにも彼は金平糖だったらしい。幸か不幸かスペインは早々に退去をよぎなくされたらしい。精一杯笑ってやったあの悔しそうな顔で言われた一言『お前もそうだろ。』アレはまだまだ自分の大きな心の傷として残っているんだろう。毎夜思い出すたびにひどく動悸がする。オランダなぞ200年も彼と過ごしていたと聞きあまりの怒りに何度手が出そうだったか。オランダを介してしか貿易ができないと言う事実へのやるせなさに何度涙がこぼれたことか。その後オランダが衰退し忌々しい大英帝国と彼が手を結んだ時、敗戦した君がなかば強引にアメリカと手を組んだ時、君はある時から世界の覇者のそばにひっそりと立っている。俺がもっと強ければなんて馬鹿げた考えが頭をよぎる。あの日勇気を出して愛を伝えた。君は一瞬顔をあからめでも諦めたような顔をして関係ないたわいない話をいつものように続けた。思えば君と話ができるだけでも幸せだと考えるべきなのだろう。一度は君が憎くなった時もあった。そんなことしたってなにも変わらないのに。でもやっぱり無理だった。君はやっぱり誰にとっても甘い甘い俺には甘すぎ金平糖だった。
でもまだ希望を持っちゃいけないんだろうか?
なぁ日本。答えてくれよあの日の答えとともに。
お疲れ様でーす
初小説疲れました。でもまだまだ投稿するつもりなのでどんどんリクエストください!基本的には日本受けしか受け付けておりませんがご要望があればお書きいたします!気分によりますが、またカプ名だけでも構わないのですがシチュも書いていただけると嬉しいです。マイナーから王道まで日本受けはなんでも食えます。リクエストお待ちしております!絵の方のリクエストは絵の方に直接下されば描きます。絵も随時更新する予定です。ヘタリア、ちせぼのりくもおっけーで!ぜひよろしくお願いします!よければハート、フォローぜひよろしくお願いします!
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