テラーノベル
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「Hey、ヨンスって何が好き?」
『うぇー?もちろんキムチなんだぜ!』
「おいおい、またキムチの話かよ。マジでお前そればっかだな」
俺はあきれたように息を吐き、手元のアイスレモンティーのストローをいじった。
『な、なんだぜ!キムチは俺たちのソウルフード、宇宙一の食べ物なんだから毎日言っても足りないくらいなんだぜ!』
お前は胸を張って、いかにも誇らしげに言い返す。その頭の上で、くるんと巻いたアホ毛が感情に連動するように「ふんす!」とドヤ顔の形に変形していた。
「はいはい、わかった的な。でもさ、俺が聞いてんのはそういうのじゃなくて」
俺は少し身を乗り出し、呆れ顔のまま、どこか楽しそうな目をヨンスに向ける。
「もっと別の……例えば、最近ハマってる動画とか、そういうプライベートな好みの話。……まぁ、別に俺のことが一番好きって答えでも、マジで受け付けてあげなくもないけど?」
ニヤリと挑発的に笑う俺に、お前は一瞬きょとんとした後、すぐに顔を真っ赤にした。
『なっ……ななな、何言ってるんだぜー!?お、俺が一番好きなのは、もちろん俺なんだぜ!……っ、でも、その、香といる時間も……べ、別に嫌いじゃないんだぜ……!』
照れ隠しでそっぽを向くお前の頭上で、アホ毛が激しくピコピコと揺れている。
それを見た俺は、「ふーん?」と満足そうに口元を緩め、残りのレモンティーを飲み干した。
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#ウオオオうなれ俺のスクロールバァァァ!!!
いちご