リクエストありがとうございます、
💚(体調不良)、💜(看病)
緑「んふふ…あったかい…」
紫「すちぃ〜離せって〜」
緑「ん…やぁだ…」
紫「ったく…」
俺を離さないやつはすち。
珍しく体調を崩した彼を看病している。
ただこの男、体調が悪くなるといつもよりもよく言えば甘々に、悪く言えば面倒くさくなる。
**
緑「ん…いるまちゃ…」
紫「ん?なに?」
緑「んーん…よんだだけ…」
紫「なんだそれ、笑」
「…あ?すち、こっち見ろ」
緑「…?」
紫「でこかせ。…あつ、お前熱あんだろ」
緑「えへ、ばれた…?」
紫「他は?痛えとことかねえの?」
緑「あたまいたい、」
「さむい、」
紫「ん、そう。」
「体温計とってくるわ。寝れるなら寝とけ。」
緑「ん…やぁ…」
紫「え、」
**
ということがあり、あとは冒頭の通り。
どうやってもこの男は離してくれない。
紫「すぅ〜〜ちぃ〜〜〜〜」
緑「やぁだぁ…」
紫「ほんとにちょっとだけ。おねがい。」
緑「いっぷん、」
紫「え」
緑「いっぷんだけだよ、」
「いーち、にー、」
紫「まじかよっ…!」
突然始まったカウント。
俺に与えられた時間は1分。少なすぎる。
体温計と冷えピタ、薬に水、そして吐いた時用の袋。最低限必要なものを持って、走って自室へ向かう。
運動してない自分を悔やむとしたらこの状況くらいだろう。
紫「っは…はぁ…はぁっ…」
緑「んぁ…おかえりぃ、58秒だったよぉ」
紫「あぶね…」
緑「ん…こっち、」
紫「まず体温測るぞ」
緑「んぇ…」
紫「ほら、」
緑「ん…」
あからさまに残念そうな顔をする彼。
そんなに隣に来て欲しいか。
紫「37.8…か、まだ寒い?」
緑「…ん、さむい、」
紫「ん、そ。」
「ん〜…」
寒いということは、まだ体温が上がることを示しているのか。
そんなことを考えていると、服の裾を引っ張られる。
緑「いるまちゃ、まだぁ…?」
紫「え、」
目の前には火照った顔で目を潤ませ、こちらを見つめる彼。
あまりにも目に毒だ。
緑「いるまちゃん…?」
紫「んぁ、わりい。ぼーっとしてたわ。」
緑「となり、」
紫「隣な、」
丁寧に開けられた彼の隣へ潜り込む。
潜り込んだ瞬間に、なぜか抱きしめられ逃げられなくなってしまう。
紫「すちぃ…苦しい…」
緑「んふふ…ぜぇったいはなしてあげない」
紫「その前にしぬから離せ」
緑「ん…とくべつだよ」
紫「はいはい、ありがとな」
緑「んね、いるまちゃん、」
紫「ん?」
緑「すきだよ、」
紫「…は」
緑「んふふ、かおまっか」
なんだこの男は。急に愛の言葉を伝えたかと思えば、俺の顔を見て笑う。
そりゃあ顔も赤くなるだろ。
紫「…うるせぇ、」
緑「んふ、やさしいねえ」
紫「ん、寝るなら寝ろ。ここにいるから。」
緑「ん…」
これでいいんだろうか…
想像のものと違ったらごめんなさい!
素敵なリクエストありがとうございました!
コメント
7件
初コメ失礼します!!! 体調不良系のお話大好きです!(??) リクエストっていいですか…!!
ありがとうございます!! めちゃくちゃ良いですッッ(?) 想像以上に紫くんが可愛かった…(( リクエストに答えていただきありがとうございました!!