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こんにちは!圖阿です!
前回の続きからです!
どうぞ!
・・・
🍣side
🤪「……………はぁ…………………嫌すぎるッ…」
前回の俺の勝負に負けたまろは分かりやすく嫌がっていた。
あんな勝負受けなくてもいいのに、受けるのはきっと昔俺に煽られたことを気にしているのだろう。
そう思うと、いつもクールな末っ子のまろが今だけは、素直な可愛い末っ子に見えてしまう。
きっとこれを言えば、拗ねてしまうから、心のうちにとどめておく。
🍣「じゃあ、まろ…早速まろの惚れたほとけって子に黒歴史を言いに行こうかw」
🤪「何、笑っとんのや💢」
🍣「ごめん、ごめん…w」
俺がそう言うと、舌打ちをしながらも、律儀にほとけのいる場所に向かって行った。
行く直前に「絶対についてくるなよ!」と言って。
🍣「アニキ、俺たちも行こ…?」
🦁「せやな」
こんな面白い場面、見ないほうがおかしいよね?
🤪side
結局ないことの勝負に負け、俺は昨日ほとけと会った場所へと向かっていた。
「なるべく引かれないやつにしよ」、そう心のなかで考えながら、話せそうな黒歴史をあさった。
しばらく歩くと、海が見えてきた。
その場所には昨日とは違く、頭には何も担いでいないほとけが数人の客の対応をしていた。
客の対応をするときは、頭に担がないんやな
俺はほとけが客の対応が終わったのを見計らって話しかけに行った。
🤪「お疲れさん。今は頭に担いでへんのやな」
💎「うぇッッ!!??イ、イフくん!?」
俺が話しかけると、ほとけは先ほどまでの作った笑顔を崩し、驚いていた。
その素の表情を出したのが自分だと思うと、客に対して感じていた嫉妬感が消え、嬉しくて仕方なかった。
そんな表情をほとけに悟られないよう注意をはらいながら、ほとけと話をした。
💎「イフくん、どうかしたの?」
💎「船でも買いに来たの?」
🤪「ちげぇよ。昨日言ったやろ?」
🤪「『明日も会いたい』って………忘れたんか?」
💎「いや、覚えてたけど…てっきり冗談だと」
🤪「はぁ……俺は本気やってのに………なぁ、俺が昨日お前に言ったあれも冗談だとまだ思っとるん?」
俺がそう言うと、ほとけは分かりやすく顔を赤くしながら動揺した。
💎「え!?……い、いや……あれは…その/////💦」
🤪「…………はぁ……」
なんやこいつ、可愛すぎんだろ。
でもよかった……俺の告白はちゃんと本気だと思ってくれとったんやな。
俺がそう、心のなかで安堵していると、突然ため息をついて頭を抱えた俺に不安を覚えたのか、ほとけは焦りながらも恥ずかしがりながら言った。
💎「ご、ごめんなさいイフくん……!」
💎「僕、今まで誰かに告白されたことも……ましてや、プ、プロポーズされたこともなかったからびっくりしにちゃって////💦」
💎「で、でもイフくんは本気だったから、ちゃんと受け取ってたよ!!//」
そう言ったほとけは身長のこともあり、上目遣いのような状態だった。
その可愛すぎる行為に対して、俺がさらに頭を抱えているとほとけはだんだん涙目になっていた。
可愛い
…………ぁ、違った。
🤪「ほとけ、別に俺は怒っとらんからそんな泣きそうな顔しんといて」
💎「…ッ……ほんとに怒ってない?」
だからそんなうるうるした目で俺を見るなッ!
くそッ……こっちは理性と戦ってるっつうのに…ッ…!
🤪「…………スゥーーッ………ほんまに、怒ってへんから」
💎「よかった((ホッ」
はぁ??
今、俺が怒ってないの知ってホッとしたん??
流石に可愛すぎんだろ。
絶対に俺の嫁にする。
🍣side
アニキと一緒に少し離れた場所で二人の様子を見ていると、ただただいい雰囲気になっていた。
🍣「まろのやつ、絶対にまだ黒歴史言ってないよね?」
🦁「せやな」
弟が幸せになることは、兄としても喜ばしいことだが、
今回ばかりは話が別だ。
まろには勝負に負けたのだから、罰ゲームをしてもらわなくては。
どうやって、彼女にバレないようにまろにだけ罰ゲームの最速をするか悩んでいるとアニキが提案をしてきた。
🦁「なぁ、ないこ…?」
🦁「今、その辺におっこっとった石に文字書いたから、あいつと足元めがけて投げるとかどうや?」
🍣「アニキナイス!」
🍣「まろの足に当たるようにして、投げれる?」
🦁「そんなん朝飯前や♪」
🍣「さっすがアニキ✨」
そうしてアニキは、まろが背を向けたその瞬間に、まろのかかとに当たるようにして石を投げた。
🤪side
ほとけと話していると、「コンッ」っと言って俺の足に何かが当たった気がした。
そこには何かが書かれた石が落ちており、遠くを見ると、ないことアニキがいるのが見えた。
あの2人、来るなって行ったのに何で居るんやッ!?
そんなことを思いながら、そっと石を拾うとそこには罰ゲームの最速が書かれていた。
もう一度アニキたちの方を見ると、2人してニヤニヤしていた。
末っ子をいじめて楽しいんかッッッ!!!???
っと言いそうになるのをこらえ、負けてしまった手前、ほとけに話すことにした。
🤪「……なぁ、ほとけ…?」
🤪「お前って料理得意なん?」
💎「え?……うーん……まぁまぁかな。何で急に?」
🤪「いや……俺と結婚した時、俺は料理できんからほとけにほとんどたよっちまうなぁーって。」
🤪「でも、ほとけも苦手なら、知り合いに教わるか……っとか思って」
さらっと言った結婚発言にほとけはまたも顔を赤くした。
ほんまにかわええな。
💎「そ、その苦手って言ったって…簡単な料理くらいはできるんじゃないの?//」
🤪「簡単な料理って例えば?」
💎「えっと………………あ!ハンバーグとか♪」
ブッ…!!
ほとけがそう言うと、ないことアニキたちのいる方から吹き出した声が聞こえた。
俺もまさか、ハンバーグについて言われるなんて思ってもいなかったわ。
🤪「……俺、ハンバーグ作ったことはあるで?」
💎「…!…だったら、料理はそこまで苦手じゃないn((
🤪「ダンボールで作ったけどな」
💎「…………………ふぇ??」
ほとけに俺のダンバーグについて話すと、最初はよくわかっていなかったほとけも、次第に大笑いしだした。
今まで縁談を申し込んできたどの女性よりもほとけの笑顔は素敵だった。
そんなほとけの笑顔を見ながら、遠くで大笑いしている兄たちに後で文句の1つでも言ってやろうと思った。
続く
・・・
今回はここまでです!
見てくださりありがとうございました!