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自身で書くより供給源を探してネットの海を泳ぐ女になってます(* ‘ᵕ’ )☆
Zepp東京当たったら何を着ていこうか永遠と考えてます……
🈂️🔥➕☁🐈
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そ『も〜かいとさん!!』
か『そらくん?何?』
そ『何?じゃないですよ!』
手足をばたつかせ地団駄を踏むそらくん。
怒ってるようにも見えるが可愛らしいその見た目に怖さは全く感じない。
そ『僕怒ってるんだからね』
やはり一応怒っていたらしい。
そ『この間僕のチャンネルで動画出したじゃないですか!』
か『あぁ。恥ずかしいセリフのやつ…』
そ『そうです!かいとさんゲームクソ雑魚だから僕せりふあらかじめ考えといたのに!』
か『くwそwざwこwwはっきり言ってくれるぜ……』
そ『1番言って欲しかったセリフ勝手に変えたよね!?!もうあの時はタンバリンも用意してたし、言ってくれると思ってたからいぇーいって言っちゃったけどさ!』
どうやら動画内の俺の台詞が不服だったらしい。
タンバリンっていったらそれはもうあのセリフなわけで…
【いつも喧嘩ばかりしてごめんね…本当は…本当は…サムライ翔くん大好きだよっ///】
そ『まぁあれはあれで、かいとさんのツンデレ具合が上手く表現されてたとは思うけど…』
何か難しい顔をしながらごにょごにょ独り言を言い出すそらくん。
この子はほんとに何を考えているのかよく分からない。
か『そ、そらくん…?』
そ『とにかく!今から言ってもらいます!!』
か『えぇ!今!?』
録音するつもりなのかスマホを片手にジリジリとにじみ寄るそらくん。
そ『さぁ!かいとさん!!』
か『まってまって!動画も終わってんだし別に今更…』
そ『だめだめ!今月家賃まだ払ってないから!!』
か『え?』
そ『あ』
家賃…?
そ『さぁ!』
何も無かったかのように仕切り直すそらくん。
けど今確かに家賃って言ったよな?
俺にあのセリフを言わせるのと家賃に一体なんの関係が…?
そ『かいとさん…お願いします…』
子猫のようなうるうるとした瞳で見つめてくるそらくんに
何故か自分が悪いことをしているような罪悪感に苛まれる。
か『…ッッわ、わかった。わかったからッッ』
そ『やったー!!はい、ではどうぞ!! 』
泣き出してしまいそうな表情から一変満面の笑みで俺にスマホを向ける。
やられた…
しかしわかったと言ってしまった手前後には引けない、よな…
か『 いつも喧嘩ばかりしてごめんね、本当は…本当は……////しょお…大好き、だよ////』
そ『いぇぇぇぇぇぇぇぇいッッッ!!!』
どこからともなく出したタンバリンの音が響く。
そ『いいね!もしかして2人の時は翔って呼んでる?』
か『へ、あ!』
そ『ま、僕には関係ないや!じゃあまたね かいとさん!!』
俺になんの訂正もさせてくれないまま振り返ることも無く去っていくそらくん。
えぇ…
ホントに一体なんなんだ…
翔『え!?』
そ『僕がゲームで負けるなんて事ないから』
翔『ゲームてか賭けやけどな?』
そ『賭け事もゲームでしょ!』
翔『そやけど…けどほんまに?』
そ『証拠の録音もちゃんと持ってきました』
翔『うちのねこめっちゃ優秀…』
そ『いきますよ?』
か【いつも喧嘩ばかりしてごめんね、本当は…本当は……////しょお…大好き、だよ////】
翔『〜ッッ!!そらくんありがとぅ!じゃあそれ俺に送っt』
そ『だめです』
翔『なんで!?』
そ『有料です!かいとさんが言ってくれるかくれないかで賭けた分とは別で!』
翔『こいつッッw』
そ『どうします?』
翔『そんなん買うに決まっとるわ!!』
おわれ
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あとがき
『サムちんダイスキダヨ』も好きだけど欲を言えばちゃんと言って欲しかった願望。そらくんまじファインプレーでしたね。需要を分かってる賢いねこちゃんです。
相変わらず着地点を見失い強制終了