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君とずっとずーっと一緒にいる約束だった。
結婚しようって。
大学を卒業したばかりで、指輪も買った。
なのに君は、私の目の前から姿を消してゆく。
君の死因を突き止めて__________
絶対君を生かす_______
そう決めたからには絶対に守る。
どんな犠牲を払おうとも________
時は遡り5日前。
彼からLINEが来ていた。
『この後時間ある?』
『月乃ちゃんに話したいことがあって』
『7時に駅前のイタリア料理店に来てくれないかな』
嬉しかった。彼が自分をあんな高いお店に招いてくれるなんて。
そこで彼に言われた言葉はすっごく嬉しかった。
「なあ、俺たちそろそろ結婚しないか?もう大学卒業できたし、同棲してるし」
彼は指輪を取り出した。
「え、え?私でよかったら是非!」
「月乃ちゃんのことは俺が一生守る!」
「嬉しい!」
彼が指輪をはめてくれた時は言葉にならないほどの嬉しさが込み上げてきた。
結婚___私もついに結婚か、、、どんな家庭になるのかな。
そう期待せずにはいられなかった。
その後2人で帰ったあと、急に出かけるって言われるもんだから、びっくりして、どこいくの?って聞こうとしたら君はもういなかった。
「え、どこ行った?」
LINEしても電話かけても繋がらなくて、不安でしかなかった。え、まさか浮気、、?な訳ない!彼が浮気するはずない!彼は一途で、浮気してそうな怪しそうな素振りも一切ない。携帯のパスワードだって知ってる。彼は一体どこで何を?位置情報共有のリクエストを送っても返ってこない。なぜ?なんで?普通すぐLINE返すじゃん。
彼となんとか連絡を取ろうとして小一時間。もうそこら辺のお店とか閉店間際だからどこかの建物に入ってる可能性も低い。友達に連絡して、彼の居場所を突き止める?
『ねね、優くんの居場所知らない?急に連絡取れなくなっちゃって、、喧嘩してないし、むしろずっと仲良しだったんだけどな、、』
何人かに送ってみるも、みんな連絡が取れないと言う。その日は疲れてそのまま支度して寝てしまった。
朝起きたら横のベッドには
————————————誰もいなかった。
しかし綺麗に整えたはずの布団がぐちゃぐちゃになっていて、妙な温もりを感じた。
え、誰?優くんじゃないよね、、
私は犯人がまさかのあいつだったとも知らず、馬鹿みたいに騙せれていた。
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