(❤️×💙)(💛×💙) 🔞あり
倦怠期のmtpの間に、入り込む涼ちゃんという存在。
三角関係ドロドロNTR小説です。最後にはハッピーな感じで終わります!全部で10話ないくらい。
2日に1度どころじゃなち更新頻度ですみません…。連載も止まってるのに、新しいのを書いちゃいました。筆が止まらなかったんです…。(懺悔)
side若井
俺と元貴が付き合ってもう4年ほど経つ。
学生の頃から憧れ、恋焦がれていた元貴と付き合えた時は天にも昇るような気持ちだった。
ミセスも日々の活動が実を結び、今では「日本で1番聞かれているバンド」と言われるまでになった。
元貴と俺は、バンドのメンバーとしても恋人としても強固な信頼関係を構築してきた。
順風満帆な日々だった。
けれど最近の俺の心は乾いている。
元貴が俺を抱いてくれなくなって半年が経とうとしていた。
以前は毎日の様に「今日会えない?」と誘いがあり、激しく求めてくれていたのに。
二人で家にいる時は、ずっと俺の隣にぴったりとくっついていたのに、最近はむしろ避けられている気がする。
俺の方から夜の誘いをしてみたりもしたが、「今日は疲れてるから。」「明日早いから。」
と断られる事が何回も続き、次第に誘うことすらタブーのような気がした。
元貴が本当に忙しくて、自分の時間すら取れていない事はわかってる。
頭ではわかってるけれど不安になる。
俺に飽きたんじゃないか?他に好きな人が出来たんじゃないか?
悪い考えはいくらでも出来てしまう。
元貴は俺の事今でも好きって思ってくれてるのかな……。
今日も一人ベッドの上で、元貴の写真を見ながら自分を慰める。
「…ふっ…はぁ…元貴っ。」
無機質な部屋に響く俺の喘ぎ声、先端から白濁がぴゅっとでる。
自分を慰めた後に残るのは、どうしようもない寂しさと焦燥感だけ。
自分でしても満たされる訳が無い。
元貴に触れて欲しい…元貴に抱いてもらいたい。
目尻にじわりと涙が滲む。
元貴……わがまま言ってごめん……でも俺寂しいよ。
side若井
明日は久々、俺と元貴のオフが被った日!
今日の仕事を終わらせ、俺は意気揚々と元貴の家へ向かう。
嬉しい嬉しい。元貴と久しぶりにゆっくりと過ごせる。
今日だったら夜ももしかして…。
邪な考えをしてしまう自分に気が付き、首をぶんぶん降って邪念を消し去る。
元貴の部屋の前に着く。オートロックを解錠してもらい「鍵開けてるから」って事だったので、ドア開けて元貴の家に入る。
お邪魔しまーすと部屋に入ると、以前来た時よりかなり部屋が荒れていた。机の上に書類が積み重なり、洗濯物が床に山盛りになっていた。
最近はもっぱら俺の家で会ってたから、気が付かなかった。
元貴は綺麗好きなのに、片付ける余裕すら最近はなかったのだろう。
元貴はというと、部屋の奥でPCを広げて誰かと仕事の電話をしているようだった。
ミセスのフロントマンとしての顔をしている時の元貴は本当にかっこいい。横で見ていて何回も惚れ直した。
元貴の仕事が終わるまで、俺は部屋の片付けをしてやることにした。
ゴミをまとめ、食器を片付け、洗濯物を畳んでいく。やり始めると片付けスイッチ入っちゃうんだよな〜。
洗濯物を畳んでいると、通話を終えた元貴が俺の方に来た。
元貴「若井、部屋片付いてなくてごめん。めっちゃ綺麗になってる…ありがと。」
元貴がふわっとした顔で笑う。あぁやっぱり元貴はどうしようもなく可愛い。
仕事を終えた元貴を労うため、ハグしようとパッと手を広げる。
けど元貴はそんな俺をチラッとみて、「お風呂入ってくる。」と部屋を出ていった。
……え、俺元貴にハグしようとしたの無視された?
広げた手をゆっくりと元に戻す。
明らかに俺を見たのに、完全にスルーされた。
なんで?なんで?
恋人同士がハグするのなんて至極当たり前だよね。
元貴にハグをスルーされた。言ってしまえばそれだけの事なのに、体温を奪われ体が冷えていく感覚に陥る。
もしかして元貴、俺のこともう好きじゃないの?
コメント
4件
仕事が忙しい、しょうがないって自分に言い聞かせたくても、やっぱりここまで断られちゃうと不安になってきちゃうよね💙さん…… うおわぁぁ💙さんがめちゃくちゃに健気……❤️さんのために部屋を綺麗にしてあげてる姿が健気…… 意図的にハグをスルーされたの苦しい……❤️さんがどんな心情なのか……続きが楽しみすぎる〜!!
ああ、若井がけなげでかわいぃ〜 ハピエンと聞いてもヒヤヒヤしちゃう❤️🩹