ついに俺たちは黒の組織を追い詰めることができた。
ジン「チッ……クソっ……!!」
『今になって死ぬのが怖いか、ジン』
ジン「カバラン…ッテメェ……!!!」
『どうせお前の事だ、こうなった時のために色々仕組んでいるんだろ??』
ジン「よくわかってんじゃねぇか…」
『知ってるさ、お前がこの倉庫の壁全体に爆弾貼っつけてることぐらい見れば分かる。』
ジン「はっ!流石アサシンのカバラン様ってとこか」
『久しぶりに聞いたな、その名前は』
ジン「お前の愛しのバーボンはどうした」
『さぁな、そこら辺で野垂れ死んでんじゃねぇか??』
ジン「そうかよ、なら、テメェは俺と一緒に野垂れ死ぬんだな!!!!!!」
『お前は逃がさない、そのために俺はここにいる』
『たとえ俺が死んだとしても』
当たりが、大きな音と共に火に包まれた
『俺はお前を逃がしはしない』
ジン「テメェッ……カバラン…!!!」
『ッ…俺が死んだところでなぁ……お前を生きて引き渡せば、俺の勝ちなんだよ……』
意識が薄れる中で、俺はそう言った
そろそろ、限界だ
赤井「無事か!!!」
『ジンは無事だ、だが、俺の体がそろそろ限界だ、捕まえんなら早くしろ!!!』
赤井「ッ……本当に、君はここで死ぬ気か」
『前にも言ったろ』
『これが、俺の選んだ道だ』
こんな死にかけの時でも思い出すのはアイツの笑った顔と、同期の全員で遊んだ記憶、
そして、赤井がジンの手首に手錠を掛けたのと同時に
『……じゃあな』
俺は死んだ
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