テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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🔺BL 短編集

第1話 - ☯×🎻🛵 愛のカタチ

140

2023年12月31日

#にじさんじBL

#VΔLZBL

あ❗❗❗❗❗❗@駄文

⚠暴力表現

苦手な方は🔙

えちはないです

「はぁ…」

なんで此奴はわかんねぇんだ？何回言っても、言っても言っても言っても言っても藤士郎に近づく。

「ずっと、ずっと言ってるんだけどな」

『ヒッ』

まぁ、言ったところで無能な此奴は何もわからないか。態と苛立ちを見せつける様に音を鳴らして歩みを進める。コツリ、コツリと言う音と共に此奴の顔が近づいてきて余計苛立ちが増す。嗚呼、別にそんなつもり無かったのに。

「お前が俺を苛立たせるから」

『なっ、何もしてないだろ、？！長尾、俺達ずっと一緒にやってきたじゃねぇか！！』

「っは、」

『あ…、？』

「っはは、はは！あははは！！」

『な、何笑ってんだ、』

嗚呼辞めてくれ、そんなバケモノを見る様な目で俺を見るな、余計に苛立ちが増してしまう。

俺がお前と仲良くしてたのは藤士郎に目がいかない様に。藤士郎に近づこうとする輩は俺が全て排除する必要があるから、周りの人間は把握しておかないといけないだろう？

『ぉ、おかしい、！！』

「おかしいと悪いのか？」

『情は無いのか！』

「情なんてありまくりだよ、まぁ藤士郎に対してだが。今も情で動いてる。」

『俺達にだよ！！、なぁ、やっぱりアイツに唆されたんじゃないのか、？お前、おかしくなってる、』

「唆された？っはは、いや違うね。俺が藤士郎に惚れただけ。わかる事一々聞くなよ、話が長いな。」

『は…、？』

「俺と藤士郎は愛し合ってんだ、だからそれを邪魔するやつはイラナイ。そうは思わないか？」

『思わねえよ、普通じゃない、おかしい、』

「嗚呼、そう。ザンネン。」

『あガッ』

此奴、血まで汚いのか。自身の刀に付いた返り血を振り落とす。俺と藤士郎の間に入る奴なんていらない、愛しい彼を閉じ込めていないだけまだマシだと思って欲しい。本当は彼を俺しか見れない様にしたいし、彼が俺以外と話すのを見るだけでも腹の底から沸々と黒い感情が湧いてくる。嗚呼そうだ、もっと跡を付けなければ。彼が俺以外見れない様にする為に。

…

「っひゅ、」

俺が近付く度に荒くなる呼吸、

「ゃ…、」

目が泳いで震える肩、

「けぃく、」

此方を見て、

「も、ゃめて、」

もう無理だと縋る姿。　

…嗚呼、全てが愛おしい。

「っい゛！、っは、いぁ、！」

俺が跡を付けた音と共に藤士郎が床へ倒れ込む。この部屋は藤士郎に ‘跡’ をつける為の部屋だから、藤士郎は部屋に連れてきた瞬間震え出す。俺はもう一人の同期の様に器用ではないからよくわからない薬なんてものは使えない。だから俺は俺の方法で、言葉巧みに。