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#琉歌の部屋
#STPRBL
#STPR様
#専用部屋という字読めますか?平仮名にするねせんようべや
第8話 嘘だろ!?
「第二ミッション、開始します!」
スタッフの声が響く。
「次は――障害物コースです!」
「おおお!」
あっきぃが声を上げる。
「楽しそう!」
「いや、これ結構ガチじゃない?」
さとみがコースを見る。
そこには、
平均台。
ネット。
低い壁。
タイヤ。
そして最後には――
かなり高めのジャンプ台まで用意されていた。
「……」
湊音が目を輝かせる。
「これ、やりたい!」
「お前絶対転ぶだろ」
おさでいが即答する。
「転ばない!」
「さっき段ボールで転びかけただろ」
「それは別!」
静佳はコースをじっと見ていた。
「…………」
心音が気づく。
「静佳?」
「ん?」
「やりたい?」
「……ちょっと」
静佳の目が、珍しくキラキラしていた。
「じゃあ、やれば?」
「……いいの?」
「もちろん」
「……!」
静佳が小さく笑う。
「じゃあやる」
***
「それでは第一走者!」
スタッフが発表する。
「静佳さん!」
「……え?」
静佳が固まる。
「俺じゃないの!?」
湊音が驚く。
「チーム内で一番速そうだから!」
「えぇ!?」
「静佳ちゃん、頑張って!」
莉犬が応援する。
「無理しないでね!」
心音も声をかける。
「……うん」
静佳はスタート地点に立った。
「よーい――」
ピッ!!
「スタート!!」
次の瞬間。
――ダッ!!
静佳が一気に飛び出した。
「え!?」
湊音が目を丸くする。
「速っ!!」
最初のタイヤを軽々と飛び越える。
「えぇ!?」
ころんが叫ぶ。
「何あの動き!?」
「速すぎん!?」
ジェルも驚く。
静佳はそのままネットをくぐり、平均台へ。
普通なら慎重に歩くところを――
タッ、タッ、タッ!
ほとんど走っている。
「うそ!?」
ばぁうが目を見開く。
「バランス感覚えぐ……」
しゆんも驚く。
「静佳、あんな速かったの!?」
心音も思わず笑ってしまう。
「……知らなかった」
「お兄ちゃんが知らないの!?」
莉犬が驚く。
「普段あんまり運動してるところ見ないから……」
「なるほど……」
***
そして。
最後のジャンプ台。
「……!」
静佳が一瞬だけ足を止める。
「高っ!」
湊音が叫ぶ。
「静佳、大丈夫!?」
「大丈夫!」
静佳は助走をつける。
タッ!
タッ!
タッ!
そして――
「それっ!」
――ジャンプ!!
「うわぁぁぁ!!」
全員が叫ぶ。
静佳は空中で体をひねり、そのまま綺麗に着地した。
「……!」
一瞬の静寂。
そして。
「すげぇぇぇぇ!!」
「何今の!?」
「かっこよ!!」
「え、静佳ちゃん運動神経良すぎない!?」
男子たちから一斉に歓声が上がる。
静佳は少し照れながら振り返る。
「……普通だよ」
「普通じゃない!!」
全員からツッコミが飛んだ。
「絶対普通じゃない!」
「めちゃくちゃ速かった!」
「俺より速いんじゃね?」
「いや、俺よりも!」
男子たちが次々に言い出す。
静佳は困ったように笑った。
「……そんな大したことないって」
心音が近づく。
「いや、大したことあるよ」
「そう?」
「うん」
「……へへ」
静佳が少し嬉しそうに笑った。
***
「じゃあ次、俺!」
湊音が勢いよくスタート地点へ向かう。
「静佳みたいにやる!」
「お前は真似するな!」
おさでいが叫ぶ。
「大丈夫!」
「その言葉、信用できない!」
スタート。
湊音も走る。
「おお!」
「結構速い!」
「さすが兄弟!」
ところが。
「うわっ!」
タイヤに足を引っかける。
「湊音!」
ドサッ!
「……」
全員が固まる。
「…………痛い」
「ほらぁぁぁ!!」
おさでいが駆け寄る。
「大丈夫!?」
「大丈夫!」
「だから無理するなって!」
「でも静佳みたいにやりたかった……」
「張り合うなよ」
「……うん」
静佳が近づいてきた。
「湊音」
「ん?」
「私の真似しなくていいよ」
「……」
「湊音は湊音だから」
「……!」
湊音が笑った。
「うん!」
「ほら、立てる?」
「立てる!」
湊音が立ち上がる。
「よし!」
***
その後も競技は続いた。
静佳は次々とミッションをクリアしていく。
走る。
跳ぶ。
登る。
避ける。
どれも軽々とこなす。
そして。
「第一チーム、クリア!」
スタッフの声。
「やったーー!!」
湊音が飛び跳ねる。
莉犬も喜ぶ。
「すごいよ静佳!」
「……ありがと」
「静佳ちゃん、運動神経いいんだね!」
てるとくんも笑う。
「ほんとにびっくりした!」
「……昔から」
おさでいがぽつりと言った。
「え?」
心音が振り返る。
おさでいは慌てて口を閉じる。
「……いや」
「昔から?」
「……」
静佳が固まる。
湊音も固まる。
「どういうこと?」
心音が聞く。
「いや……」
おさでいが考える。
「昔から、運動得意だったってだけ」
「へぇ」
心音は二人を見る。
「湊音は?」
「俺?」
「静佳が昔から運動得意なの知ってた?」
「……うん」
「どれくらい?」
「……めっちゃ」
「具体的には?」
「……」
湊音が静佳を見る。
静佳も湊音を見る。
「……言わない方がいい?」
「絶対言わないで」
静佳が即答した。
「何それ!?」
ころんが食いつく。
「気になる!」
「秘密!」
静佳がぷいっと顔を逸らす。
「えぇ〜!」
「教えてよ!」
「やだ!」
静佳は笑いながら逃げる。
「待てーー!!」
湊音が追いかける。
「走るなー!!」
おさでいが追いかける。
「お前も走るな!」
事務所中がまた大騒ぎになった。
***
その様子を見ながら。
心音は少し考えていた。
「……昔から」
おさでいが言った言葉。
そして。
湊音と静佳が、言葉を交わさなくても通じ合っているような瞬間。
「…………」
心音はふと気づいた。
二人の幼馴染としての関係は――
自分たちが思っているより、ずっと深い。
そして。
それは二人がまだ幼かった頃。
ある出来事がきっかけで始まったらしい。
「……その頃に何があったんだろ」
心音が呟く。
すると。
「心音?」
後ろから声がした。
「ん?」
Lapisだった。
「何考えてるの?」
「……静佳と湊音の昔のこと」
「俺も気になる」
Lapisが笑う。
「聞いてみる?」
「……うん」
二人が顔を見合わせる。
一方。
少し離れたところでは――
「……昔の話?」
湊音が聞いていた。
「……」
静佳も気づいている。
二人は同時に顔を見合わせた。
「……」
「……」
そして。
湊音が小さく呟く。
「……あの日のこと?」
静佳は頷いた。
「……うん」
二人だけが知っている。
幼い頃。
二人が本当の意味で「家族みたいな幼馴染」になった――
あの日の出来事を。
コメント
1件
うおおお静佳ちゃんやばすぎた!!😭💕💕 いつもクールなのに障害物コースであんなにキラキラした目するんだ…って思ったら全力疾走&華麗なジャンプで一気にヒーローになったよ!!✨ 湊音が真似してコケた流れも可愛すぎるし「湊音は湊音だから」って優しく言う静佳に胸キュンが止まらん…🥺💘 そして最後の「あの日のこと」って何!? 二人だけの過去がある感じがもう気になりすぎて次回が待ちきれないよ〜!!続き早く読みたい!!🔥