LAN視点
紫髪の子は、全てに失望したような目をこちらに向けていた。
その目は、怒っているようにも、悲しんでいるようにも見える。
もっとあの子のことを知りたい…
抱きしめてあげたい…
あ、変態って言わないでね!
暇72『アイツが来た瞬間、場の空気が一変した…ほとんどの奴がアイツ狙いだぞ、LAN。』
LAN『ね、俺もそう思ったよ、』
すち『眠気吹っ飛んだもん……』
みこと『ぅえ‼︎すちくん寝てたの‼︎』
すち『うん、だって此処あったかいんだもん、』
こさめ『こさめも〜』
LAN『でもあの子、まだ少年だよ、そんな欲しいって思うほどすごい能力なのかな…?』
暇72『そりゃ見ればわかる、黙って見ようぜ』
LAN『だね、』
『では、少し自己紹介してもらいましょう』
いるま『…』
『まずは身長と体重を、それから能力を披露していただきます‼︎どうぞ』
いるま『…160cm(公式では168cmと記載されておりますが、このいるまくんは14歳なので160としています)、49Kg…能力は…』
ん…?何で止まったんだろう…早く披露して欲しいんだけどな…
いるま『…俺が深く傷ついたときに能力が発動する。能力が発動すると9年後の23歳の俺になる。だから披露はできない。』
『はい、なのですが能力を披露しないと売れないので、私たちが協力します‼︎』
いるま『…え?』
…ん?協力する……ということは…あの子が傷つくってこと…?でも、見ないと買えないしなぁ…
『こちらをご覧ください‼︎』
パッ
いるま『…ぇ?』
いるま『駿…?』
駿『…』グデッ…
いるま『おいッ⁇駿⁇なんッで…⁈…何で血まみれなんだよッ⁈』
あらら、この子さっきの売れなかった子じゃないの?売れないとこうなっちゃうんだ…
『No.4942はNo.4941と親友ということを聞いたのでね‼︎』
あら、あらららら、あの紫髪の子上の空じゃん…大丈夫かな…
いるま『ぁ…ぇ……?ぅそ…?何で…?』
いるま『何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で⁇⁇⁇⁇⁇⁇⁇』
『お‼︎』
あ、
いるま『何でッッッッッッッッッッッッ⁈⁈⁈⁈』
ブワッッッッッッッッ
闇に…呑まれた……?
…
……ハハハッ
誰かの…笑い声…?
全てに…失望したような、諦めたような…笑い声…?
闇から一つの影が見えた。
さっきいた子と似ているけど、出すオーラは全然違う。
まるで、別人みたいに
いるま?『ハハハッ…ハハハハハハハハッッッッッッッッ⁈‼︎‼︎』
いや、別人すぎねッッッッ⁈
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