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「徹さーー、🩷だっけ?そいつのどこが好きなの?」
「…え?」
#️⃣819マイナス微 → #️⃣819プラス
「俺🩷ちゃんのことが好きです。付き合ってください。」
1年前の出来事。バレーで大人気の及川徹が急に呼び出してきた。何事かと思えば告白。
及川さんはバレーしてるところがすごくかっこよくて私自身もいつの間にか好きになっていた。大会には毎回見に行って。認知されなくてもいい、ただ及川さんのバレーが見れればいい、そう思っていた。
なのに。そんな及川さんが私に告白、?
信じられない。影に隠れて誰か撮影でもしてるんじゃないかと疑った。だけれどそんなことはなくて。及川さんは真剣な眼差しでこちらをみていた。
『私もすきです…』
「えっ、ほんと、?」
『嘘なんてつきませんよ』
「え、、、、夢みたい」
それでいつの間にか私は及川さんと付き合っていた。
ある日のこと。
「🩷さん、及川にこれ渡しといてくんね?」
及川さんと仲良い岩泉さんが話しかけてきた。
渡されたのはプリント。
『なんで私っ、』
「だって彼女じゃん?会う口実作ってやってんだから感謝しろ」
トゲトゲしてるけどやってくれてることは優しくて。流石、及川さんのお友達だなあと思う。
『っ、次の休み時間渡してきますね。』
「おう!ありがとなー」
次の授業は数学。私自身数学は得意でいつもは授業やる気あるんだけど、この授業が終わったら及川さんの教室までいかなきゃいけないから緊張でなかなか集中できない。
及川さんに会えるのはうれしい。でも流石に私から教室に行くのは迷惑ではないのか心配になるけど…岩泉さんの頼みだし!!!!
キーンコーンカーンコーン
いかないと!と席から勢いよく立つ。
「びっくりしたー!!!何そんな勢いよく立ってんのよ〜」
『今日は彼氏の教室まで会いに行くんだ〜!』
「えっ、あの🩷が、、、?珍し!!」
『岩泉さんに頼まれたんだ〜!』
「岩泉先輩ナイスじゃん!」
『ほんとそれな!??!』
「頑張ってね〜!」
『ありがと🌻!』
「及川って彼女いるよな!?」
「そ〜だよ〜」
「どうやったら彼女できるんだよ!?」
「自分から押すんだよ」
「いや及川は顔がいいからってのもあるだろ!」
「ははーん」
そんな日常会話が3年1組から聞こえてくる。
どのタイミングで入ればいいかわからなくなってしまった、完全に。詰んだ。
「徹さー、🩷だっけ?そいつのどこが好きなの?」
「…え?」
「告白したのって徹からでしょー?」
「そうだけど。」
なぜか明らかに及川さんの声のトーンが暗くなった。何故?
「こんな近くに美女がいるってのになんであんなB級の女に告白してんの?笑笑」
「おいおい〜そんな言い方はないだろ🚺笑笑」
周りの男子も止めようとはしてるが、明らかなんとも思ってない。私はもちろん及川さんみたいに顔が特別いいわけではない。たしかになんでわたしなの、?及川さんはほんとに私のこと好きなんだろうか。というよりこの感じ🚺先輩及川さんのことが好きなんだろうな、
そんな感じで会話は終わっていた。
「ん?🩷さんじゃん」
『あっ、岩泉さん…」
「どうしたんだよ、こんなところに突っ立って」
『っ…ごめんなさい、まだプリント渡せてなくて…』
「あー、それ別に急ぎじゃないからいつでもいいぞ〜」
「それに、3年の教室って入りずらいもんな笑」
なんでそんなに岩泉さんは優しいの…
『…優しいですね。』
「?どこがだよ笑」
「とりあえず、それ任せた!」
『あ、はい!』
「え、🩷ちゃんここでなにしてるの? 」
『あっ、及川さん!』
「え、岩ちゃんまさか🩷ちゃん口説いてたわけじゃないよね!?」
「なわけねえだろアホ」
「🩷ちゃんは俺のなんだからね!取らないでよ!」
『え、あ、』
「というよりどーしたの?なにかあった?」
『あ、これ…』
「あ、プリント?ありがとう!」
「なんでバレー部のプリント、、?」
『岩泉さんが渡しといてほしいって、!』
「岩ちゃん!!俺に直接渡せばいいのに!」
「もしかして岩ちゃん🩷ちゃんのこと狙ってるから喋る口実作ったんじゃないんでしょうね?!」
「なわけねえだろ。」
「お前と🩷さんが喋る口実作ってやったんだよ。感謝しろ」
「感謝するけどしない!」
「ねーー、徹って🩷だっけ?そいつのどこが好きなの?」
この言葉が頭から離れない.
私も気になる。あのまま男子がつっこんでなかったら及川さんはなんで答えてたんだろ。
おしえてよ。及川さん。
続
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