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私は反乱軍達と真剣に仲良くなろうと決めた。
何故ならマスク男が怖いから。
それをグルッペンに時間を貰って話させて貰った。
「ふむ…、俺から声をかけようか?今すぐ辞めさせよう」
「いや、実際けっこうヤバいことしたから…。」
ちゃんと仲直りしなきゃ…。
まぁパーカーの人や豚バッチの人は許す気ないけど。
「は?何した?」
自分のチームの事だから把握しておきたいのだろう、聞かれたのでなんとか説明する。
「えーっと、一番最初に思いついたのが豚バッチの人のパン潰した。私は悪くない。」
これは何度でも言える、私は悪くない。
「パン…まぁアイツは外食とかしてるから大丈夫だとは思うな。」
外食してるから大丈夫、という発言に安堵したと同時に新しい可能性がちらついた。
…コネシマさん大丈夫か?
「…してない人いる?」
「まぁちらほら」
怖い…。そのちらほらにコネシマさんが入ってなかった時が怖い…。
でもだったらもう倒れてるよね…?うん大丈夫、大丈夫…。
そう自分に暗示をかけても不安は消えなかったのでグルッペンにお願いした。
「…外食は積極的にするよう声かけといてね。パンだけで栄養足りるわけないじゃん。」
「わかった」
良かった、頷いてくれた。
…でも外食高いよなぁ、せや。
自分で作るって道も作っておくか、キッチン…使ってないから使わせるか。パン切る時に軽く掃除はしてるから大丈夫だとは思う。
「後、キッチンは使っていいからね。」
グルッペンは頷き、口を開いた。
「…で、問題があったのはシャオロンだけか?」
あの人シャオロンって言うんだ…。なんて思いながら他の問題を思い出す。
「…うんとね、えーーーっと、トルコ帽の人に怪しまれた。それと…フードの人に殺されかけた。」
「…オスマンとゾムだな、オスマンの件は知ってる。名前だろう?」
オスマンが名前の件…って事はオスマンがトルコ帽か。じゃあゾムが…あのパーカー男。ゾム嫌いや私ぃ…。
「そう。普通に勘ぐられちゃった」
「それはこちらから説明しておいた」
「ありがとう…、あと誰だったっけな」
一応トルコ帽の人にも根は回しておこう。
で…他に問題は…。くそっ、あんときはめっちゃスーッと出たのに!
「その…ひとらんらん?って人に言われたときは怖すぎてパッ!と全部出たんだけどなぁ。上手く出ないや」
グルッペンが少し笑う、少し誇らしそうだ。
「まぁアイツ仲間のことになると熱くなるからな、怖かっただろ?」
「うん…、あ!怖かったといえばトントンさんに残飯渡したら普通に叱られた。お母さん。」
「あぁ…、まぁトントンが一番飯食えない環境にいたからな…。」
「えー、あと…。」
「まぁわかった、こちらでも手を回そう。」
全ては話せなかったが、問題ないと判断したのか話が終わってしまった。
手を回す…という事はひとらんらんに声をかけるのだろう。
「いや、手伝うだけでいいよ。ひとらんらんさんは止めないでいい。」
「勿論そのつもりだ」
あっ、違かった…。わかってるぅ〜グルッペンさん。
早速お手伝いしてもらおう。
「…オスマンさんだけ良くわかんない、どうすればいいと思う?」
さぁ、なんやかんやこの人だけまじで対策が浮かばなかった。
何しても疑ってきそうなんだもん。
グルッペンはニッコリと口角を上げて、声を2トーン程上げて言った。
「甘いもんでも上げれば大丈夫めぅ〜」
“めぅ〜”…?この際ツッコミは放棄するか。
「わかった…ありがとう、もう大丈夫。」
「あぁ、じゃあ俺はもう行くゾ」
お礼を言うと、グルッペンが少し寂しそうに笑った気がする。
仲間の事を聞ける事がそんなに嬉しいのだろうか、少し羨ましい。
「…いつでも俺を頼れよ、蝶使」
パタンと扉の閉まる音がした。
「… … … いつ名前知ったの?教えてないよね???」
そういえば結構出会って間もない時でも普通に呼ばれてたわ。
いつ手に入れたんやその情報、怖いなおい。
…はぁ、今日はふて寝するか。