“注意事項”
・二次創作
・ロフマオメイン
・世界滅亡した後の想像のお話
・空想上の化け物出てきます
・死ネタ
・半分(?)獣化します
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
僕は愕然とした。血まみれのバットを持った後ろには確かに鍵はあった。
『ふはっ、!!死体、死体だ…!!久しぶりのッ…死体だ、!!これで、これで研究が進む…ッ!』
そいつは僕らの方に顔を向けると僕の背中にいるもちさんを指さした。
『それも、ッ!それもくれ、ッくれ、!!寄越せッ!!!』
髪も髭も伸びきっている正気の沙汰じゃない男性がこちらに手を伸ばしながら僕に向かってくる。
「させませんからッ!!」
僕の前に社長が立ちはだかり、その男性を押え付ける。
「ッ甲斐田さん、今の内です!!!」
社長を見ると辛そうな表情をしていた。見た目の割には力が強いみたいだった。
「社長…ッでも…」
「私は大丈夫ですので…!甲斐田さん、託しましたよッ!」
ニコッとこちらに微笑む。
僕は鍵を揉め合っている社長達の横から通り、鍵を取ってから社長を背後にして、急いでさっきのシェルダーに向かった。
シェルダーに着き、鍵を開け、重いドアを思い切り開けてもちさんを背中から落とさないように慎重に降りた。
部屋は荒れ果てていて、大量の紙やゴミが散らかっていた。部屋の奥にはなんだか怪しげな機械や装置がある。
液体が入っているカプセル状のものだった。
とりあえず僕は探した。必死に治す薬を。
「…っ何処だ、何処にあるんだ…?」
ロッカーや、引き出し、ほぼ全ての所を探索して回った。が、それでも薬は見つからなかった。
「ぁああッ、薬無いじゃんッ…」
そうやってうだうだしている時、なにか重い物が2つ、落ちてきた音が聞こえた。
あぁ、社長もやられたのか、そんな音を聞いて僕はすぐに理解した。
次に不器用にハシゴを降りてくる音が聞こえる。きっとあの人が降りてきているのだろう。
部屋を見渡すが、隠れれるところは無い。
ヤツの足が見えてきた。頭を回らせるが上手く回らない。どうすればいいんだ…そう考えている内に頭まで見えてきた。
『ッ、早くやらなければ…ッ!やらなきゃいけない、ッ、俺にはその使命があるんだ、ッ、』
二人を持ち上げ、歩きだすその人と目が合ったしばらくした後、その人が口を開いた。
『…死体がッ、3つッ、…おいッ、寄越せ…その死体を寄越すんだ…ッ!!!』
「…っ何する気なんですか、!!僕の、僕の大切な人達に、ッ!!!」
勇気を出した。かなり勇気を出してそう聞いた。
『うるせぇッ!!さっさと寄越しやがれッ!!』
そう言ってこちらに向かって体当たりをしてきた。
「ッぐふ、ッッ…」
そのまま耐える事もなく、僕は倒れた。もちろんもちさんは僕の背中から離れてしまった。
『ッお前には用がない、ッ、さっさとッ、どっかいけッッ!!!』
そう言って僕を軽くあしらった。
「ッ教えてください、この人達に何をするかだけを、ッ」
その人はピタ、っと止まり、こう言った。
『…生き返らせるんだよッ、死人を生き返らせるッ、それの実験体に使ってんだよッ、…分かったかッ、?早く帰れッ、生きてる人はッ、俺にとって邪魔なんだッ…』
僕は3人が生き返るんじゃないか、と期待をしてしまった。
僕は何も出来ないまま、その人の後ろ姿をじっと眺めているだけだった。
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もしかして、生き返る...、?? 3人とも...