“注意事項”
・二次創作
・ロフマオメイン
・世界滅亡した後の想像のお話
・空想上の化け物出てきます
・死ネタ
・半分(?)獣化します
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
その後僕は地上に出た。何もかもが信じられない、僕の周りにいた人達が皆いなくなった。
店の外で体育座りして、空を見上げた。夕暮れ時のような空、もうすぐで日が暮れることが分かる。
不破さん達がいなくなった今、僕にはどんな価値があるのか、と考えてしまう。
ずっと店の外でぐずっていると、いつの間にか寝ていたようで、次起きた時は人に話しかけられていた時だった。
『…!人だ、ここに人が居るぞ!!』
頭が働いていない中、そんな声を始め、次々と辺りが騒がしくなる。
『今すぐ体温、外傷が無いかチェックしろ。すぐに保護する準備をしろ!!』
僕は眠たい瞼をゆっくりと開けた。
『ッあ、生きてます、!瞼を開けました!見た感じ外傷も無いです!!』
「…え、え、」
急な事で頭の整理が付かない。とにかく、保護される事だけしか分からない、
『…お名前、お伺いしてもよろしいでしょうか?』
そう目の前の厚い装備をした男性がそう聞いてくる。
「えっと…甲斐田晴、って言います…」
『甲斐田晴、…』
『ッ!!!!』
その男性はハッとしたような様子でこちらを見た。
『その、剣持刀也、不破湊、加賀美ハヤトの3人はご存知ですか、?』
「ッえ、ぁ、はい…?」
『やっぱりだ、もう1つ質問させてください。』
『その方々、こんな薬瓶を飲んでいませんでしたか?』
そう言って1つのチラシを見せてくる。
そのチラシにあった写真は見覚えがあった。そう、僕達が持っていたチラシと同じもので、1つも違いがない。
「…はい!!黒い四角い箱を見つけて、お腹も減ってたのでその中にあった食べ物を飲み食いして…」
『…なるほど、…今御三方は何処に…?』
そう聞いてくる。
「…え、っと、…」
その問いには答えづらかった。答えたくないの方が正しいかもしれない。
『無理に話さなくても大丈夫ですよ。』
そう言って懐からビニールに包まれているパンを僕に差し出す。
『本当は昼食のつもりで持ってきていましたが、あなたの生存が第一です。』
山の時にあんなに僕らを攻撃してきた人達がこんなに優しくしてくれている。
どうして優しくしてきているのだろうか?
…元はと言えばこの人達が僕らを敵対視しなければ、この人達が僕らを追い詰めてこなければ、…
そういったたらればを繰り返す内に内側から憎悪の感情が出てきた。
この人達がいなければ山に行く事もなかった。この人達がいなければ3人を失うことはなかったんだ。
そうだ、全てこの人達のせいなんだ。
「…今更、僕達に優しくしないでくださいよ…」
そう言うとキョトンとした顔をした。
「僕達に山でした仕打ちを覚えてますか?」
『え、?え、』
困惑しているような顔を見せるその人は、何の事情もしらなそうだった。
この人には悪いと思うが、この出てきた怒りの矛先を誰かにぶつけないと気が済まない。
「貴方達が全てを狂わせたんですよ!?僕達は貴方達に出会わなければまだあの3人は生きていたかもしれないのに…!!」
『ッちょ、ちょっと待ってください、!!』
『暴走する前にコイツを取り抑えろ!!今すぐにだ!!』
「…ッ僕らが何をしたんですか…ッ…」
『連れてけ。』
そう感情の篭っていない声で部下らに命令をする。
すっかり取り押さえられた僕は大人しく連れてかれるだけだった。
恐らく既に呼んでいたであろう運送車に運ばれ、そのまま車が発進した。
コメント
1件