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限界学園③
―学園VS他校 能力戦争―
校庭。
今日はいつもの能力授業じゃなかった。
校門の前に、知らない制服の生徒達が並んでいる。
先生が低い声で言った。
「他校の能力クラスだ」
空気が少し重くなる。
らっだぁが小声で言う。
「…え、マジ?」
ぐっちが腕を鳴らす。
「おもしれぇじゃん」
先生が続ける。
「これは模擬戦だが…」
「本気で来る」
静かになる校庭。
その時、向こうの生徒が笑った。
「人数少なくない?」
「その程度で能力校名乗ってんの?」
ぐちつぼ
「…あ?」
原人さんがぴょんと前に出る。
「ケンカ売ってんの?」
その瞬間——
ドォン!!!
爆発が校庭の真ん中で起きた。
戦闘開始だった。
最初に動いたのは
原人。
「いくぞ!!!」
ドン!!!
地面を砕くジャンプ。
一瞬で敵の目の前に行く。
ドゴォ!!
蹴りで二人吹き飛ぶ。
ぐっちが笑う。
「いいねぇ原人!!」
棘が空に広がる。
「逃げんなよ!!」
シュバババ!!
棘の雨。
敵が叫ぶ。
「速すぎる!」
しかしその瞬間。
ドォン!!
雷の能力者がぐっちを狙う。
「ぐっち危ねぇ!!」
原人が叫ぶ。
でも。
ピタッ
雷が止まった。
凍っていた。
僕だった。
「……危ないよ」
空気が冷える。
敵が後ずさる。
「氷…?」
ぐっちが笑う。
「いいぞ焼きパン」
「凍らせろ」
僕は静かに手を上げる。
パキッ
地面が凍る。
敵の足が動かない。
その瞬間。
「いくぞ!!!!」
らっだぁが叫ぶ。
ドン!!
鬼が5体出現。
「うわぁぁぁ!!!」
鬼が敵に突っ込む。
きょーさんが空に上がる。
ばさっ
羽が広がる。
「逃げんな」
シュッ!!
光の矢が飛ぶ。
敵の能力を撃ち落とす。
その横で
スッ
みどりくんが消える。
敵の後ろに現れる。
「はい終わり」
能力者が倒れる。
さらに。
にゅる
触手が敵を捕まえる。
コンタミさんだった。
「暴れないでね〜」
レウさんが空から炎を出す。
「後ろ注意」
敵の攻撃を焼き払う。
その時。
ドゴォン!!!
一番強そうな敵が現れた。
巨大な重力能力。
校庭の地面が沈む。
ぐっちが歯を食いしばる。
「チッ…強いな」
原人さんも膝をつく。
「重…!」
らっだぁが叫ぶ。
「動けねぇ!!」
きょーさんも空から落ちる。
その時。
僕は前に出た。
「……大丈夫」
ぐっちが言う。
「焼きパン?」
僕は静かに言う。
「ちょっと本気出すね」
手を地面につく。
次の瞬間。
ドゴォォォォ
校庭全部が凍る。
空気まで凍る冷気。
敵が震える。
「な、何だこの温度…」
僕は静かに言った。
「氷域」
巨大な氷の柱が空に伸びる。
パキン
重力能力者の足が凍る。
そのまま。
氷の槍が突き刺さる。
ドォン!!
敵の能力が消えた。
静まり返る校庭。
ぐっちが言う。
「……え」
原人さん
「え」
らっだぁ
「え」
そめさん
「強すぎ」
きょーさん
「こいつラスボス?」
僕は首をかしげる。
「まだ全力じゃないけど」
全員
「怖っ!!!!」
その横で。
たらこがバラを咲かせていた。
「戦争終わった?」
んそめ
「途中から観戦してたろ」
先生がため息をつく。
「お前ら」
「加減しろ」
ぐっちが笑う。
「無理だろ」
僕は氷を溶かしながら思った。
「……この学校、たぶん強い」