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好き、先生のことが、好きだ。



そう自覚した瞬間ぶわっと体温が上がった気がしてクラクラしてしまう。

このまま触れているとやばいかもしれないと思って先生を軽く揺する。



「せ、先生、起きて?ちゃんと寝ないと」


「ん···ごめん、寝てたぁ···」



寝起きのぼんやりしたまま先生は部屋に戻ろうとする。



「俺、今日先生の隣で寝てもいい?」


「んー?んふふ、いいよ、若井くんがそんなこと言うなんて嬉しいねぇ」



断られなくて良かったとほっとして自分の部屋から布団を抱えて後を追うと、先生はもう布団に潜ってすぅすぅと眠っていた。


少しだけ離して布団を並べて暗い部屋の中先生の寝顔を見つめた。



いつから?


いつから好き、になってたんだろう?


っていうかどこが?



初めはただのお人好しで鬱陶しいやつだと思っていた。

けど本当に心配してくれて大事にしてくれて、そのクセ自分は辛いことがあっても笑って、そこが心配になって気になって···俺が助けてあげたいと思ったし、俺の前では泣いて欲しかった。


笑ったところが可愛くてけどたまに大人っぽいところにドキドキして···けど無防備に俺の隣で眠ってる時はやっぱり可愛くて。



他の人となんか仲良くしてほしくなくて、俺だけが特別でいたい。



信じられないけど、やっぱりこれは好きだ···そう思って先生の頬に手を伸ばして少し触れる。



やっぱり綺麗な横顔、けど裸を見たこともあるからハッキリわかっている、先生は男だということ。



男同士で先生と生徒で···そんなのって好きになって俺に臨みはある?

先生のことだから気持ちは嬉しいけど、みたいな当たり障りない感じで断るんだろうな。



はぁ、とため息をついて思い浮かんだのは元貴だった。




もしもそうじゃない時はちゃんと俺に相談してよ?その時が来たら俺はきっといいアドバイスをしてあげられる



あの自信があるような元貴の表情もはっきりと思い出した。


そこまで言ったんだから、いいアドバイスを貰えるんだろう?

明日俺は元貴に相談することを決めて眠りについた。





「若井くーん、朝だよー」


「あ、え?ごめん、朝ごはん!」



今日は俺が作る日だったのに、と慌てて起きるとテーブルにはもう朝食が並んでいる。



「昨日映画の途中で寝ちゃってごめんね、良かったら食べてね」


「···ありがとう」



先生のことを考えながら寝たからか、起きられなかった。



「僕、先に行くね、いってきます!」


「いってらっしゃい」



好きな人にいってらっしゃいって言えるって、なんかそれだけで幸せかも。


なんて能天気にぼんやり考えていた俺はその時まだ先生が新しい家を探していることを知らなかった。




この作品はいかがでしたか?

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コメント

15

ユーザー

そーでした!自宅が火事にあって同居してるんでした!家探すんじゃない!燃やすぞ!(??

ユーザー

藤澤さんが家を探してる!?それ、だめじゃん。若井さん引き止めて!!

ユーザー

好きな人にいってらっしゃいを言える幸せを噛み締め💙、好きです〜🤭💕 このお話、💙の恋心をすごく丁寧に書いて下さっているので、気持ちが入り込めて💙と一緒に一喜一憂してます🤣💕

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