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人混みは、嫌いだ。
——人の感情が、うるさいから。
(イライラ、焦り、期待、不安……)
全部流れ込んでくる。
「……最悪」
そう呟きながら、私は会場へと歩いた。
ハンター試験。
命をかけた選別。
なのに——
🎣「すごい人だね!!」
場違いなくらい明るい声。
振り向くと、黒髪の少年が目を輝かせていた。
隣には、少しだるそうな顔の銀髪。
⚡️「うるせーよゴン、はしゃぐな」
🎣「えーいいじゃん!」
(……この2人)
不思議と、うるさくない。
むしろ——
静か。
「ねぇ!」
突然、ゴンがこっちに来た。
🎣「君も試験受けるの?」
「……そうだけど」
🎣「オレ、ゴン!よろしくね!」
距離が近い。
でも嫌じゃない。
「……いちか」
名前を名乗ると、
⚡️「ふーん」
興味なさそうにキルアが一瞥する。
けど——
(見てる)
めちゃくちゃ観察されてる。
⚡️「お前、普通じゃねーだろ」
いきなりそれ。
「そっちこそ」
⚡️「は?」
「子供が来る場所じゃないでしょ、ここ」
🎣「あ!それオレも思った!」
⚡️「お前は思うな」
テンポよく会話が回る。
その時——
🧳「おいガキども!こんなとこで油売ってんじゃねぇ!」
大声。
スーツの男が近づいてきた。
🧳「試験ナメてっと死ぬぞ!?」
🎣「あ、ごめんなさい!」
素直に謝るゴン。
⚡️「……うるせーな」
キルアは明らかに不機嫌。
⛓️「レオリオ、声が大きい」
静かに制止する金髪の青年。
⛓️「無用なトラブルは避けるべきだ」
🧳「あぁ!?てめぇだって——」
(この2人も、ただ者じゃない)
空気が違う。
そう思った瞬間——
試験官の声が響いた。
「それでは、一次試験を開始します」
一斉に動き出す受験者たち。
その流れの中で、
ふと、キルアと目が合った。
⚡️「……遅れんなよ」
「は?」
なんでそんなこと言われなきゃいけないのか。
そう思ったのに——
気づけば、同じ方向に走っていた。
🎣「いちか!こっちだよー!」
🧳「おい待てゴン!」
⛓️「隊列を崩すな」
バラバラで、まとまりなくて、
でも——
なぜか、離れる気がしなかった。
(……変なの)
まだ、知らない。
この出会いが、
自分の運命を変えるなんて。
雪桜。びびなぁ⛅️