「引越し先のお友達」
私の名前は夜練 羅咲 (よるね らさ)。
最近、ここに引っ越してきた。
引っ越してきた理由は、ある日の、小さな出来事からだった。
ー 小学一年生、初めてのテスト ー
「ママぁー♡」
あら?どうしたの羅咲?
「見てぇー!テスト、93点!」
凄いじゃない!これからも頑張るのよ!
「うん!」
この時は、まだ幸せだった。
それなのに…ママは、私が大きくなればなるほど、点数も満点が取れて当たり前と言って、満点を取れなければ怒ってきた。
ー 中学三年生 ー
「…」
あら羅咲。”点数”はどうだったの?
「え…。えっと…95点…」
ダメじゃない!!天才と天才の子供なんだから!ちゃんといい点数を取りなさい!今日の夕飯は無し!
「……い」
え?文句かなんか?
「うるさい!」
っ!こら!親に向かって!
「なんでもかんでも!あなた達がどうだったかなんてどうでもいいよ!」
こら!黙りなさい!
「こんな家!出てく!」
待ちなさい!
これが、親との最後の会話。
最悪な最後…
“テスト”だなんて…私の何が変わるのよ…
黙ってよ…
これでも頑張ってとった点数なのに…
いくら頑張っても…
満点じゃなかったら頑張ってないって言うの?
酷いよ。そんなの酷い…
ー あの後 ー
今日で3ヶ月目…
持ってるのは、お金、食べ物、スマホ、充電器、着替え、などなど日用品を持ってきた。
少しのお金で泊まり、充電しながらスマホを触る。そして、見つけた。
落ち着けそうな場所。私、ここに住みたい…
ここは…廃墟された遊園地。
もう…取り壊しされる?
大変だ。なんで早く気づかなかったんだろう。
早く向かおう。
ここに住もう。
この、田舎に行けば、きっと心も落ち着くはず
ついた…
自分のお金で…ここまで…一人で…
初めてのことばかり
家の親が勉強勉強言うせいで、来れなかったんだ。私、今からでも幸せになれるかも…
あらー
実はね、この近くにあなたぐらいの年齢の女の子…引きこもってるんだけど…
一人暮らしなのよねぇー
挨拶しに行ったらどうかしら?
「はい。」
引きこもり。一人暮らし。私と同じぐらいの年齢。
会いたい。
もしかしたら、似てる者同士かも…
その子にあってから毎日遊んだ。
楽しかった。
あの時の苦しさも全部全部消し去ってくれた。
あの子は、とっても幸せそうな笑顔を見せてくれた。楽しかった。
名前…聞いてないや…
明日聞いてみよ…
きっと。私は自分で幸せになってみせるんだから!
見てなさいよ!バカ親!
ー作者の雑談ー
見てくれてありがとう!
最近、テスト勉強があり、投稿出来ませんでした。すみません。
が、また、書くことが出来て良かったです。
そして、テストも結構な点が取れてよかったよかった。
コメントは一切来なくて、早く続きを書きたかったんで、自分で名前作っちゃいました。
書こうと思ってた人がいたらすみません。多分居ないと思いますが…
じゃ、またいつか次回をお楽しみに!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!