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#ファンタジー
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「だからなんで屋外なんだよ!? 2人きりになれる場所って言ったじゃないか!?」
「そんなこと言ってねえだろ! お前は告白スポットを訊いてきただろうが!?」
「訊いてない! 僕はお前が普段どこで告白されるか訊いたんだよ!」
「だったら2人きりになれる場所だって初情報じゃねえか! なんでそれ前提で話してんだよ!?」
「お前は朝令暮改って言葉を知らんのか!? 人のニーズっていうのは刻一刻と変わってくんだよ!」
「3分前じゃねえかそれ訊いたの!! お前の体内時計は3分で日が暮れんのか!? カップラーメンも顔真っ青だよ!!」
「カップラーメンは関係ないだろ!! だいたいカップラーメンってのは2分半あれば足りるんだよ、3分に拘るんじゃねえ!!」
「何の話をしてんだお前は!? 名取さんをどこに呼ぶって話じゃないのか!?」
「そしたらお前が体育館裏とかベタベタなこと言ったんだよ! ものを置ける机がないじゃないか!?」
「それも初情報だよ!! どうして情報を小出しにするんだよ!? ボスの必殺技を少しずつ伝える味方キャラか、最初に全部教えとけ!!」
「馬鹿かお前は!! 最初にボスの技を全部言ったら凄みがなくなるだろが!! 『あーこれさっき味方キャラが言ってたやつだー』なんて反応しても話は盛り上がらないんだよ!!」
「だからそっちは掘り下げなくていいんだよ!! 結局何!? 2人きりになれて机があればいいのか!?」
「最初からそう言ってるだろ!?」
「言ってねえけどな!! だったら旧館の3階か4階でいいんじゃねえの!?」
「なんでそんな適当なんだ!! もっと僕のことを考えて言え!!」
「それはこっちの台詞だろが!! それが人にものを頼む態度か!?」
「お前が無償で対応するって言ったんじゃないか!? 文句言わないで働け!!」
「ああそうかい!! じゃあ旧館の4階に呼んどくからな!! 人ほとんど来ないし机あるし最適だろうよ!!」
「おい! ホントにそれでいいのか!? そんな2人きりになるのにおあつらえ向きの場所、警戒して来ないんじゃないのか!?」
「じゃあもう自分で誘えよ!! 俺にはお前が分かんねえよ!!」
「僕が誘ってくるわけないだろ!! お前が頼りなんだ理解しろ!!」
「ああもう受けなきゃ良かった!!」
その5分後、冷静になった2人は名取真宵を旧館の4階へ呼ぶことにしたのだった。