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[じゅじゅちゅしわんこ]
鍵屋のkisiで飼っている看板犬のktmが人型になる話
または、本来の姿を取り戻す話
⚠獣化 ⚠不老不死ネタ・それに関わる種族変更
【注意】
・既存の方のお名前をお借りしておりますが、御本人様とは一切関係ありません。
・全ての配信・ボイスを追えているわけでは無い+最近界隈入りした新参者です。それ故に少々キャラの口調や言動が合わない際があると思います
・方言に疎いです。間違いがあっても暖かい目でご覧下さい
・文量少ないです。駄作。書きたいところしか書いてないです。マジで何でもありな方のみ
・恥ずかしくなったら消します
____最近、体調が悪い。
歳だからでは済まされない、目線や嫌悪感、殺意。不運なことが段々増えてきた
寝ていても何も治らず解決しない身体を叩き起し、フラフラと散歩に出掛けた
…寒気がする。段々、意識が朦朧としてくる。
ああ、こんな事ならネスやメイド達に来てもらえばよかった。なんて、もう手遅れなのに思い、身体の重心が前に倒れ____なかった。
「大丈夫ですか!!!」
オレンジ髪の若者が自身の体を支えていた。輪郭が少しボンヤリとしているのはきっと意識が朦朧としているせいなのだろう。
そういえば、身体の不調が全て無くなった気がする。視線も、嫌悪感も
「一体、何をしたんだ……?」
「悪いものを祓っただけです!!何か嫌な予感がして……余計なお世話かもしれませんが、貴方の所有物に何か付いてるかもしれないんで、気を付けて下さいね」
「待ってくれ、君の名前は……!!」
「……北見遊征っす!覚えなくても大丈夫なんで!」
その若者は、目を離した隙に消えていた。
「はい、お客さん。この箱開きましたよ。___いえ、全然。中々手強くて逆に楽しかったですよ……毎度あり。…
ヤミー、今日もありがとさん」
鍵屋の魁星には、看板犬がいる。
魁星が幼い頃から共にいる、大型犬、名前はヤミー。なんか食べ物を美味そうに食べるからそう名付けた
毛並みは少しオレンジがかった茶色で、ふわふわで、人懐っこい。
犬種を一度だけ祖父に聞いた事があるが、分からない。だそうだ。最初は本当に分からないだけかと思っていたが、どうやら実在する犬種とDNAが合わないらしい、まあヤミーはヤミーだからってことで可愛がる事にした。
人の言葉が分かっていそうな雰囲気で、わしが変なことを言えば容赦なく蹴りを入れてくる。そんな所がかわええ
「は〜かわええね〜〜ヤミー〜」
ヤミーのお腹に顔を埋めれば、仕方ないなあ、と言うかのように身体を寄せてくれる。本当に人間でも入ってるんじゃないかとたまに思う。まあそんな所がかわええ。いやどんなヤミーもかわええけど
その時、鍵屋のドアがカランと音を立てて開いた。急いでヤミーから顔を外す
見えたのは、薄紫色の髪の毛のしっかり執事服を着こなした男性
「いらっしゃい。……ああ、ネスくん」
「こんにちは。魁星さん。…例の人、見つかりましたかね」
「すまんなあ、生憎本職は探偵じゃないもんでね」
「そうですか…あ、ヤミーくん。かわいいですね!よしよし」
「ま、進展あったら教えるよ」
「ああ、ありがとうございます」
ヤミーを一生撫でている男の名は榊ネス。とある屋敷に仕えている執事らしい。何故鍵屋に来たかと言えば、とある人を探してきて欲しいと依頼する為だった。鍵屋の意味知っとんのかな。ま暇やったからふたつ返事でOKしたんやけど、案の定見付からず二週間経ったわけや
『主人様が、とある人から救って貰えたと仰っていたんです。…どうやら、主人様の所有物に悪質な呪いの類が乗り移っていたらしく。…それを取り除いてくれた呪術師さんに会いたいと
。……専門では無いのは承知ですが、噂を聞き付けやって参りました。どうか、よろしくお願いします』
誰やそんな噂流したの。
まあそんなことはさておき、それ相応の対価を払うと約束してくれたので捜索していた。
「…オレンジ髪で青と桃色の瞳の男なんて、そうそう居らへんけん、すぐ見つかりそうやのに」
「ですよね。…あれ、ヤミー君は?」
「あれ、ヤミー?……ヤミー! …
まあ、大丈夫やろ、あいつ馬鹿やけど帰り道くらいは分かってるはずや…すまん、やっぱり不安かもしれん、見てくるわ」
「信頼0じゃないですか」
流石に不安になり始め、店の裏を探しに行った。あんまり何処かに行くことは少ないと思っていたのだが。
スタスタと早足気味に歩き、倉庫の扉を開けたら、
オレンジ髪の男と目が合った。しかも、なんか犬の耳付き
その男は僕と目が合った瞬間ビックリする程目を輝かせた
「……あ?」
「あ!魁だよな!?俺、ヤミーだよヤミー!」
「…不法侵入や君。はよ出て行きい」
「ちげぇって!本当にヤミーなんだよ!」
胸ぐらを掴み壁にドガッと押し付け、吐き捨てるように言えば、目の前の男は少し怯み目を逸らした。
一体いつの間にいたんだ。セキュリティを見直した方がいいか。金目の物は取られてないか…だとか考えていたら、オレンジ髪の男の耳に銀色のピアスが付けてあるのに気が付いた。
「……それ、ヤミーの… ほんまに、ヤミーなん?」
「そう言ってるだろ!?確かに原型無いかもしれないけどさあ…!!」
「まあそうよな…すまん、痛くなかったか?というか、犬やないとは思っ てたけど。まさか人だとは」
「痛くは無い!大丈夫!…実は人ではないんだよ、魁にだけ教え________」
「あの、物音凄いのですが…何かありましたか?……って」
ええええええ〜〜〜ッ?!?!
「…いつの間に人を助けとるんよヤミー。そんな素振り無かったよね」
「魁が寝てる間に、なんか不穏なモノが後ろに着いてる男の人がいたからさ、助けた。」
「ごめんほんとに状況分かんないんだけどヤミー君は何者なの?」
「それはほんまに思う」
ヤミーは少し考える素振りを見せ、口を開いた
「俺はヤミーこと、本名は北見遊征!もう使われてないから覚えなくてもいいぜ!
ま、元々呪術師してたんだけど色々あって人間辞めちまってさ、人って忘れられたら本当の死っていうだろ?俺も昔の人だからさ、知り合い全員死んじゃって。弱体化してわんころになっちゃって…
そんな中、魁の爺さんに拾って貰って年月かけて回復して本来の姿を取り戻したってわけ」
「…??」
「ヤミーがそう言うならそうかもしれんね。わんころの姿には戻れるんやろ?別にええやん」
「全肯定すぎない??あとマジで主人様助けて貰ってありがとうございます」
「いきなり礼儀正しくなるじゃん」
ここから仲良くなる3skmが見たかっただけです。