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__________________#狼
風が吹いた。前を歩く彼の柔軟剤の匂いと、彼の汗の匂い、髪のシャンプーの匂いのせいで、
とても、彼がえろく感じた。
「場地さんっ!」いつも透き通るような声で、
笑いかけた 。犬みたいに着いてくる彼に、俺は、
______ 恋をした 。しかし彼には、思う人がいるようだ 。それは、誰にも言ってはいけない。
俺はその人の名前も知らない。
「千冬、」
好きだと言えたら、楽なのだろう。
でもそれを言ったことで失うものもあるだろう。
その失うものが、怖くて、俺は彼の言えない。
________________ #虎
俺には思う人がいる。でもその思う人は、
好きなやつがいるらしい。でもそれは名前も知らない。
好きなんだといえれば楽だろう。しかし、俺には親友がいて、親友もその後輩のことが好きらしい。
友情と恋愛。どちらも選ぶことは出来ないようだ。
好きなのに 。
こんな俺にも、笑いかけてくれて、たまにめせる彼の甘いものが、俺はとても好き。
俺のものにしたいと 、いずれ思うようになった。
彼の笑顔も、照れた顔も、泣き顔も、怒った顔も、全部俺のものにしたい。それでも、
叶わないんだろ ?
俺は、松野千冬に恋をした 。
___________ #葉
私には、昔から好きだった人がいて、今もその人と付き合っている。しかし彼は暴走族に入って、毎日怪我ばかりして帰ってくるのを私は知ってる。
それでもいいと思えたの 。彼のためだから。
彼が決めたことだから。私は応援する。
それでも、最近彼の仲いい友達が、彼のことが好きみたい。同性愛については私も理解はしてる。
それでも私は彼を渡さない。私は彼の彼女だから。
私の武道くんだから。彼のことをいちばんよくわかってるのは、
_________私なの。
___________ #竹
俺には、愛している彼女がいる。
俺は何度もタイムリープして、何度も同じことの繰り返し、もう何度繰り返せば彼女を救えるのだろう。
俺は、今やっていることに意味はあるのだろうか。
彼女は俺の生きがいになっていて、彼女を愛している。そんな彼女を俺は、
死ぬ気で守ってやる。
__________________#兄
俺には好きな人がいる。好きになっちゃいけない人だった。そいつは、モテる男で、純粋だった。
俺の親友2人は、そいつのことが好きで、
俺もそいつに恋をしてしまった。
しちゃいけないと言うのに。でも、片思いなんだ、ずっと、
けど、 渡 す 気 な ん て な い 。
___________________#冬
好きな人がいた。でもそいつには愛してやまない人がいた。片思いなんだよね。
分かってるから。俺は、この思いを捨てたいのに、
捨てられないのが辛い。相談によく乗る。
「ひなを愛してる。自分から上手くいけなくて、」
彼女のために一生懸命になる彼に惚れた。
こんな思い早く忘れてしまえ。忘れろ。
忘れてしまえ。忘れた方が楽だ。忘れろ忘れろ。
ううん。やっぱり、忘れたくない、、
奪う気なんてない。俺は、少しでも、と、努力したけど、
男子の俺には何も出来ないよな、
化粧なんて出来ないし、やり方すら知らない。道具もない。スキンケアのみ。
食事制限もした、唇にリップクリームを塗ったり、
ハンドクリーム塗ったり、香水だってつけてるのに、
彼女いるとは思えないほど鈍感だから、勝手に悲しんでる。こんなの、馬鹿みたいじゃんか、
好きな人に少しでも目を向けられたいと思うのは 、
_____ 罪ですか 。
一虎 ⤵︎ ︎♡
場地 ↝ ♡ 千冬 ↝↝ ♡ 武道 ♡↔♡ ひなた
三ツ谷 ⤴︎︎︎ ♡
______#冬
目覚ましが鳴り響く。すると、いつも通り、おはようと、友達から連絡がくる。
その友達は一虎くんと、三ツ谷くんからだった。
朝は場地さんが迎えに来る 時がある。
大丈夫と断ったというのにも関わらず、
彼は平気と答えた。最近は何故か、彼は、優しくなった、
それほど仲良くなれて良かった。
嬉しいことだな。インターホンが鳴り響くと、
俺は本当の寝起きの、ボッサボサの髪で、
「俺寝起きです」という顔ででた。
すると場地さんは「ん。寝起きか?」
「んふふっ 、正解です ♪」
「んじゃ、リビングにいる。」
「はい」と返事をして、洗顔をしに行く。
洗顔に行ったら必ずチェック!!むくみがないかとか、歯を磨き、寝癖を治し、香水をつけて
冬だろうが、秋だろうが、絶対に付ける!!
って勝手に決めてる。そして、
お気に入りのリップクリーム塗ったらOK !!
あとは着替えて、マフラーを巻いて、、
「よしっ!!」
「お待たせしました場地さん!!」
「ん、おう。」
「あ、ハンドクリーム、」
ポケットから好きな匂いのハンドクリームを取り出し手の甲に出して、乗せた。
「あ。」少し出しすぎてしまったようだ、
捨てるのはもったいないし、場地さんいるかな、
「場地さん場地さん!出しすぎじゃったんで、、
貰ってくれませんか、?」
「あ?別にいーぞ。」
彼の手に余った分をつけて、彼の手に塗って上げた。
すると彼は目を合わせることなく、「行くぞ」と俺の手を引っ張った。
鍵を閉めて、玄関を出た。
コメント
8件
ここあちゃーん!!!覚えてるかな?黒猫って名前でやってた子!!!最近見れなかったんだけど、、、やっぱりここあちゃんしか勝たんよ!!!
でも報われないのが悲しい