テラーノベル
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※このお話は、京本大我による松村北斗の「観察日記」の形式で進む、ヤンデレ・執着系BLです。
※実在するアイドルのお名前をお借りしていますが、ご本人様方とは何の関係もない完全なフィクションです。
※ご理解いただける方のみ、この先へお進みください。
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4月14日(火) 晴れ
新しいクラス。最悪なスタートになるかと思ったけど、神様は俺の味方だったらしい。
松村北斗。出席番号23番。
俺の二つ後ろの窓際の席。始業式の間も、教室に戻ってからも、ずっと下を向いて前髪の隙間から机の木目を見つめている。クラスのうるさい奴らが話しかけても「あ、うん……」としか言わない。絵に描いたような陰キャ。
でも、誰も気づいてない。あいつの首筋が驚くほど白いこと。たまに眼鏡を直すときに見える睫毛が信じられないくらい長いこと。
明日から、あの綺麗な生き物を毎日特等席で見られる。心臓がうるさい。
4月22日(水) 曇り
北斗はいつもお弁当を一人で食べている。
今日は中庭の隅にあるベンチにいた。俺は教室の窓からずっと見ていた。
あいつ、卵焼きを食べるときに、必ず右側の頬袋を膨らませて小さく動かす。ハムスターみたいで吐き気がするほど可愛い。
午後、すれ違いざまにわざと肩をぶつけてみた。
「あ、ごめ」って俺が言うと、北斗は顔を真っ赤にして「すみませっ……」て小さな声で謝って、逃げるように走り去った。
違うよ、北斗。謝ってほしいんじゃない。俺の声を聴いたときの、その怯えたような、でも俺だけを映した瞳が見たかっただけ。
5月11日(月) 雨
雨の日は北斗の髪が少し癖毛になる。
体育の授業、あいつは運動が苦手なくせに、真面目に走るからすぐバテる。
濡れた前髪が額に張り付いて、息を乱している姿を、俺はコートの端からずっと凝視していた。他の男子が「京本、パス!」って呼んでる声なんて耳に入らない。
放課後、北斗が忘れていったシャーペンを拾った。
クルトガの青。グリップのところが少し擦り切れている。あいつが毎日これを握って、指先をあからめて勉強しているところを想像するだけで、頭がおかしくなりそうだ。
これは俺の引き出しの、一番奥の特等席(北斗専用ボックス)に保管した。代わりに、俺が昨日まで使っていたお揃いのシャーペンを、あいつの筆箱にこっそり入れておいた。明日気づくかな。
6月3日(水) 晴れ
今日、クラスの調子に乗ってる男子が、北斗にパシリみたいなことをさせていた。
「松村、購買で焼きそばパン買ってきてよ」って。
北斗は断れずに、俯いたまま「うん……」って財布を出した。
胸の奥がどす黒い怒りで燃え上がった。俺の北斗を、あんなゴミみたいな奴らが使っていいわけがない。北斗を動かしていいのは、俺の言葉だけだ。
放課後、その男子の机の引き出しに、ちょっとした仕掛けをしておいた。明日が楽しみ。
ちなみに、北斗が買ってきたパンは、俺が裏から手を回して、その男子の口に入らないようにした。北斗が一生懸命走って買ってきたパンは、今、俺のお腹の中にある。北斗の味がした。
雪村 麻耶 @ ペ ア 画 中
1,594
#年齢操作
めぐ
50
#時代劇
めぐ
34
6月22日(火) 曇りのち雨
北斗が最近、誰かの視線に気づき始めているみたいだ。
休み時間、あいつが急に振り返って、教室の後ろを見回す回数が増えた。
怯えたように視線を彷徨わせて、最終的に俺と目が合うと、すぐにペコッと頭を下げて前を向く。
可愛い。本当に可愛い。
泳ぐ黒目、震える指先、強張る背中。そのすべてが、俺の視線によって作られている。
俺が北斗を意識させるだけで、あいつの日常は簡単に侵食されていく。
ねえ、北斗。怯えなくていいんだよ。俺は君を傷つけたりしない。監禁なんて野蛮なこともしないよ。だって、ここでこうして、君のすべてを記録して、じわじわと俺色に染めていく方が、ずっと気持ちいいから。
初投稿です。怖々あげてみました(笑)
趣味の合う方に楽しんでいただけたら嬉しいです!
コメント
5件
す ご い ど タ イ プ な 作 品 で す ! !
わあ、めちゃくちゃ好みのやつ…!日記形式なのも良いし、何より視点主の執着が「観察」ベースでじわじわ侵食してく感じが生々しくて背筋がゾクゾクした。最後の「北斗の味がした」で一気に闇の深さが濃くなったのが最高っすわ。初投稿とは思えない完成度で続きが待ち遠しい🔥