続き:
「じゃあ今夜は、誰の隣で寝るの?」
その夜のシャアハウスのリビング。
ソファに横一列で並ぶ4人。
〇〇は真ん中で、大森元貴が肩を抱き、若井滉斗が膝枕、藤澤涼架が手を絡ませているという、なかなかの混み具合。
元貴「……でさ、ちゃんと答えてないよね?」
〇〇「え、なにを?」
涼架「“誰の隣で寝るのか”って話」
滉斗「そろそろ決めてもらわないと困るんだけど? もう0時回ってるし」
〇〇「な、なんでその話になるの!?」
元貴(耳元で低く)「だって、嫉妬したんだよ?俺たち。
なのに何もお返しなしで寝ようとするの、ひどくない?」
(ドキッとする。甘え口調なのに、声が近くて、空気が熱い)
〇〇「う…わ、わかったってば……じゃあ、みんなで——」
涼架「はい、ダメ〜。今日は独占欲解放デーだから、誰か1人選んで」
滉斗「ねえ、俺さ、今朝〇〇が作ったオムレツ、一番に食べて“おいしい”って言ったよね? そういうの、覚えてる?」
元貴「ちなみに俺は、仕事終わりにLINE送ったけど未読スルーされてた。
それを“今ここで”取り戻したいんだけど?」
〇〇「ひぃ~~もう!こわい!優しそうな顔で全員圧がすごい!!」
(少し黙ったあと)
〇〇「……じゃあ、元貴の部屋行く」
元貴「…………っっしゃ。」
涼架&滉斗「はぁぁぁぁあああ〜〜!?!?」
涼架「マジで!?僕、今日アイス買ってきたのに!?〇〇の好きなやつ!!」
滉斗「俺なんて、昼から部屋片付けて待ってたんだけど!?クッション干したのに!!」
元貴「……はいはい、残念賞。
俺のとこ来るって決まったんで、もう入室制限します〜」
〇〇「ちょ、言い方」
元貴「あ、でも今からは“優しくする時間”だから。……ついてきて」
(元貴の部屋・ナイトライトの柔らかい明かり)
〇〇「……なんか、ごめんね。仕事だったけど、みんなに寂しい思いさせたんだなって」
元貴(後ろから抱きしめて)「……俺らが勝手に拗ねてただけ。
でもさ、俺らの前では、今日のあの笑顔してほしいんだよ。
“ああ、俺らだけに見せてくれる顔だ”って思える瞬間、欲しい」
〇〇「……もっくん、ずるいよ。そうやって本音言われると、すぐ落ちる」
元貴「ならもっと落ちて?今夜は俺のことだけ、見てほしい」
(優しくキス。髪に、額に、そして唇に)
そこから数分後。
リビングには、拗ねまくった涼架と滉斗が仲良くポテチを分け合っていた。
涼架「……あ〜〜!僕も甘えたかったぁ〜〜!」
滉斗「明日は俺の番だからな、絶対……!!」
コメント
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嫉妬してるりょつぱかわよすぎるてぇ、