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ご本人様関係✕


地雷🔙



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サラサラとガラスの中にある砂が落ちてゆく。まるで人生のような。


ーーゆっくりとゆっくりと。



「なにこれ?」

『砂時計だよいいでしょ』


棚の上にある一つの砂時計。

とても綺麗で興味深い。

まじまじと見ていると彼は笑う。


「そんなに見てもあげないからね」

『わかってるよ』


他愛もない会話を、数時間と溶けるような時間と共に喋る。

その会話は途切れることなく、これまであった出来事や、彼が知らない過去や未来の話しをする。 


「未来はどうなるんだろうなぁ」

『どうなるんだろうね』


切ない顔。

夕焼け色になった空を二人で窓から見る。







ドアを開けるとガシャンと割れた音がした。

目を見開いて下を見ると、彼が持っていた砂時計が割れている。

俺は近くでよく見るとひび割れているはずなのに僅かな砂が落ちている。


『怪我してない?』

「うん大丈夫だよ」


途切れ途切れで聞こえる微かな声。

近くにあるホースとともに彼も動く、という姿。

俺は唇下を強く噛んだ。



壊れた砂時計がサラサラと落ちる。

きっとあの会話が最後だったのだろう。

たった一度きりな砂時計。

たった一度きりな会話。

まるで人生と彼が言ったのを思い出した。


人生とは砂時計のよう。

その時改めて共感した。


あの時、砂時計を救い、受け止められたら彼は生き延びたのか。

あぁ…あの時こうしておけば、 決して叶わぬ夢を心の中で信じ続ける。





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