注意
・グロ、自殺シーン含みます
・先に瑞希、まふゆ、絵名のBADENDを見てからの方が楽しめます
・それでも大丈夫な方のみどうぞ
✘✘日目
どういう事か分からないまま日々が過ぎちゃう。
…最近、ナイトコードにログインしても皆居ない。メッセージを送ってもダメだし、皆の学校に行ってもいない。
それに、セカイも壊れて、ミクしか居なくなっちゃった……どうしてだろう、
ミクは凄く悲しそうな顔をしてる、、
皆どうしちゃったんだろう、、
凄く心配だな…
ポストに何かハガキ、?手紙、?招待状?見たいなのが2個届いてた気がするけど、気の所為かな、
良く分からない……少し前までの記憶が無い、
どうして、何で……?
誰かのお葬式に2回行った気がする…けど、
誰のだったかは分からないな……
おばあちゃんなのかな…、そしたら、凄く悲しいし嫌だな……、
…そうだ、今日は出掛けよう
てんきもいいし、せいてんだもんね
いってきます
かなで
ゲリラ豪雨の中、私は傘も差さずにスキップをしてルンルンで歩いていく。
『♪』
『…?皆、どうして私の方を向くんだろう……あ
、ジャージだからかな…そんなに浮いてるかな…?』
そして私は橋を渡る。
今日まで書いてきた日記を抱き締めながら。
『るんるん…あっ、!』
スキップをしていたら思わず日記を橋の下の川へ落としてしまう。
『あ……拾わなきゃ…、!』
私も日記に続くように川へと落ちる。
頭に岩が突き刺さって川は少し赤く濁る。
朦朧とする意識を無理矢理抑え込めながら、
私は日記を抱きしめた。
『良かった…ふふっ、今日まで書いてきた大切な日記をここで落としたら大変だもんね』
そうして立ち上がろうとした時。
何故かふと記憶が甦る。
絵名と瑞希のお葬式に行った事、まふゆのお葬式には呼ばれなかった事。
凄く苦しくてごちゃごちゃな気持ちが私の中で渦巻いて吐きそうになる。
『…っ、皆…もう、居ないんだ………』
雷鳴が轟く。
大量の雨粒が私に降り注ぐ。
突然誰も居ない奈落に突き落とされたような感覚。
『……あぁ、もう…耐えられないよ…ッッ…!』
私は日記を抱き締めながらひたすら川を歩く。
幸いゲリラ豪雨な事もあり周りに人は居なかった。
『はぁ、はあ……もっと、深い…所に……っ』
何分経っただろうか。
ようやく沈める所まで来た。
この世に遺した後悔なんて無くて、
ただただ私は早く皆の元へ行きたかった。
『…ふふっ、こんな私で…ごめんね……、?𐤔』
目から溢れてくる涙を無視して、
段々と抜けていく力に身を任せる。
日記がスルッと手から離れ、川へと流れていく。
『……ッ、がはッ…』
全身沈み、口に水が入ってくる。
凄く苦しくて、涙があふれる。
それでも私は、耐えた。
皆の元に行けるなら、救う人が居ないなら…
私が生きている意味なんて無い。
ただ死ぬ日が早まっただけだから……
…でも、私が生きていたセカイ線も見たいかもしれない…と薄れゆく意識の中で少し思う。
でもそんな考えは虚しく私の呼吸は止まり、
心臓も段々と止まっていく。
……神様は、残酷だね。
私の近くには綺麗なハナニラが咲いていた。
100日後に自✘するかもしれない私の日記
BADEND
~ fin. ~
コメント
8件
瑞希もまふゆも絵名も奏も花言葉が合っててすごいです。
日記の最後の方平仮名、、奏ちゃんも耐えきれなかったのかな、、? 耐える愛かぁ、凄い奥深い、。
悲しい別れと耐える愛は奏さんでしたっけ?似合ってると思うような