wt様の腐向け。
捏造・自己解釈を含みます。
※⬜️世界線。
「んね、ちょっと試させてよ」
「何言ってんだ、まだ能力加減できねぇだろ。」
「だから!その練習を緑間くんにお願いしたいの!」
「やめろ…またあのときのこと思い出すっつーの」
眉間に深い皺を刻み堂々と拒否する。
しかし昴は指をわきわきと動かしながら、一歩、また一歩と距離を詰めてくる。
「大丈夫だよ、緑間くん丈夫だし。本当にちょっとだけだから、ね?」
「絶対嘘だろ!」
「大人しくしな〜?」
ふわりと漂う甘ったるい気配。
ぬいぐるみからは星屑を散りばめた青紫の液体がぶわっと広がっていく。
「っ!」
何とか意識を繋ぎ止めようとする。
強い意志が能力と正面からぶつかる。
……次の瞬間、強烈な眠気に襲われる。
視界がぼやけ焦点を失っていく。
駄目だ、踏ん張れ。
このまま眠ったら何されるか分からないんだから。
「ぅぁ゙…っ……」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そっと覗き込み、首を傾げる。
「うーん……どゆこと?」
彼はどさりと床に倒れ込んだ。
しかし焦点こそ合っていないものの、目は開いたままだった。
口ははくはくと動き、時々びくっと身体を震わせている。
……もしやこれが夢うつつ状態というヤツ?
ほっぺをツンツンしても耳に息を吹きかけても何も反応を示さない。
「おーい、起きてるー?」
「く、うぅ゙っ…」
ぺちぺち。
「おーい」
……。
意識があるのかどうか分かりにくいな。
「ぬいぐるみ、今日も使っていい?」
こくり。
「お?」
返事は特に期待していなかったが、彼の頭が小さく縦に揺れる。
「……あとデートもしたいなぁ」
また頭が縦に小さく揺れる。
「キスしてもいい?」
「今からシてもいい!?」
またまた変わらない反応。
「好きだよ〜♡」
意識が半端にあるからか、内容は理解していないが疑問に対してテキトーに首を振る状態なのだろう。
都合が良すぎる。
何か言われても肯定したのは事実だから〜って言い返せるし。
「ちょっと身体借りまーす♡」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
白いモヤが薄れていく。
目をぱちりと開くと見覚えのある景色。
しかしそこは今までの印象に強く残っている場所をごちゃまぜにしたようなところ。
自分の家、白尾、赤井邸……
目の前の棚には算盤が置いてある。
すぐそばにあるはずなのに触れられない。
……どうやら負けたようだ。
ここは夢の世界だろう。
物ノ怪が意図的に選んだ内容の夢ではなく、適当に記憶を繋ぎ合わせた、人間がよく見る夢。
無秩序でカオスな空間。
「どうしたもんか……」
夢の世界だからか、現実のように使える付喪はなく、操れるのは自分の身体だけ。
加えてこの世界で何をしても現実には影響が出ない。
つまり現実の肉体が頑張るしかない。
それまでここで暇を過ごすのか。
ため息をつき肩を落とす。
変なことをされていないといいが……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
彼の首元には赤い点が無数に付き、下半身は衣服が脱げていた。
「まだ起きないんだ……♡」
またキスを重ねる。
抵抗はない。
ただ時折、喉の奥から掠れた声が零れる。
「ぁ゙……っ/」
無意識下から無理やり引き出された声に背筋が震える。
無防備に委ねられる体温。
その全てが理性を外へと追い立てていく。
「もっと聞かせて」
ぐちゅと中を掻き混ぜる。
昨日もお盛んだったためかかなり緩い。
「もう大丈夫なくらいだねぇ」
濡れた指を抜き、代わりに自身のモノを挿れる。
ここまでしても起きる気配はない。
「動くよ」
小さくぱちゅぱちゅと音を鳴らす。
その度に小さい声が漏れ出る。
「ぁ゙っ、ん♡ぅう……」
彼を抱きしめたまま堪えきれない衝動に身を任せた。
細い体を更にベッドへ押し付けると表情は少しだけ苦しそうになる。
「ごめんね、でもこんな姿晒しちゃうのがいけないんだよ?」
「ぁ゙……っ♡うぅ゙っ♡♡」
無意識なのに妖艶な反応する姿に全身を焼かれるような興奮を覚える。
「顔可愛い♡」
圭は最中必死に眉間に皺を寄せたり、唇を噛んだりして蕩けた顔を見せようとしない。
しかし今はそもそも犯されているという認識がないのか、眉は垂れ下がり口は半開き。
口端からは涎がだらりと垂れている。
本人にこの顔見せてあげたいなぁ。
「っぅ、うぁ゙♡ぁん……♡♡ゔっ、くっ……」
「おっとぉ?」
喘ぎに混じった唸り声。
覚醒しようと抗っているようだ。
「そろそろ起きるかなぁ?」
……ゆっくりと瞳を見せた彼は警戒心ゼロで呑気な顔を浮かべている。
「うぐっ…?…ぅ゙、ぁ……あっ?あ゙っ!?♡」
「起きちゃった。」
まだ状況を理解していないのか我慢なしの艶っぽい声が続く。
「くっ♡なに゙っ!!♡は!?//♡いやっ…!?///おまっ、クソッ!♡ぁあっ〜//♡♡♡」
「おはよ〜」
「あ゙っ!?♡♡やっ、やめろっ……!//いっ♡♡♡なんれっ、シてんだよっ!///♡」
「ヤッていいか聞いたとき頷いてくれたのに〜」
「してない゙っ!///♡はやくぬげっ……//」
「やーだ♡」
「それよりその顔かぁいいよぉ♡」
「あっ?///〜っ!?//♡」
自分の今している顔に気付き慌ててきゅっと表情を引き締める。
しかし快楽に塗れた彼は全く取り繕えていない。
「ゔぅっ///♡や゙めろっ、おかしくなるっ…!♡♡」
「まだ大丈夫でしょ?圭は本当に限界なとき泣いちゃうじゃん」
「あのときもぐずぐず泣いてて俺に助け求めてたもんね?」
「ん゙っ、ないてねぇよ!//」
「恥ずかしいねぇ、後輩の前で泣いちゃうの、後輩より背が低いの、後輩に責められちゃうの。」
「センパイなのにちゃんとしなきゃって、思うもんねぇ?」
「ゔっ…//っなんなんだよおまえっ……//」
少し言葉責めをすれば今にも泣きそう。
顔や肩は真っ赤で息も荒い。
「ぅあ゙っ!?♡♡♡まっ♡そこむりぃ゙!///ィぐっ♡いぐっ!♡あっ♡やっ…ひっ!?♡♡♡ァ゙、あ゙っ、イッ♡♡っイッ、グッ…!///♡♡♡♡」
呆気なく全身を痙攣させて達する彼。
絶頂後、力は抜けて、脚はカクカクと震えている。
「はあ゙っ♡はっ……//はっ//」
「休憩中悪いけど俺まだイッてないよ?」
「っだっ、まれ……!お前が勝手に始めたんだろ!!」
「もう終わりだからな……!///」
「え〜、酷い」
「そもそもっ、ヤッてんじゃねえって言ってんだろうが!!」
「寝てるときシてもいいよって許可くれてたってば」
これは嘘ではない。
……常識的に考えれば許可をもらった判定にはならないのだろうが。
「……でも今度デート行くからヤらせてよぉ」
「…あ゙?」
「そ、どこでも」
「思い返せばそんなデートしてないしね」
デートよりえっちの方が多いのも事実。
だからでかけるのも悪くはないと思った。
彼はそれを求めているのか分からないけど。
「…うっ……………少しだけ、だから……な///」
「!ふふ、ありがと〜♡愛してる♡」
…少しだけ意外。
普通に断られるかと思った。
ちょっとちょろすぎて心配になる。
いや、俺にしかこんな態度しないからセーフか。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「〜〜!」
頭がぐらぐらする……
眠いから静かに……
「……っいい加減、起きろ!!」
バチンッ!
「っい゙ったぁ〜ッ!!?」
「今何時だと思ってんだよ!?」
「今日時也と任務だったのに!!」
「あぅ……もう、少し…寝させて……」
ベチィン!
「ごめんて……」
「とりあえず俺もう行くからな!」
「ったく、少しっつったのに…!」
「あぁっ……一緒に寝ようよ〜っ」
結局今回も意識を飛ばすくらいまで激しくしてしまった。
彼は僕が眠っている間にシャワーや朝食を済ませて時也くんの方へ行ってしまった。
本当なら今は触れ合う時間だったのに。
残ったのは布団の温もりと頬のひりつきだけ。
……僕も白尾に居候しよっかな。
でもそしたらシづらそうだしな。
うーん。
……あれ、緑間くん大丈夫?
身体痛めている上にアレだもんね。
流石に絆創膏くらい貼ってるか。
バレたくないって言ってたから自分で対策してるはず……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「…悪いんだけどさ、その首どうしたの?/」
「首か?…………ッ……」
「緑間?」
「っ!//……ただの虫刺されだ」
「その割には多くない?」
「…………もしかして、彼女いたりする?//」
「いねぇよ!!」
「そっか、確かに昨日は赤井さんのところに泊まってたもんね」
「お前なぁ……」
「?なに?」
「…いや、そこまで来たら分かるだろ」
「分かんない方が助かるが……」
「???」
end