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一行は洞窟に近づいてきた。
「不気味だなぁ…。」
悟浄は悟空の顔を見てつぶやきた。
「ああそうだな。」
「あともう少しで着きます。」先頭を歩いてる三蔵法師が振り向いて言った。
洞窟に着くとボーと炎が三蔵一行を目掛けて飛んできた。
「お前ら妾達の計画を邪魔するとは。」
紅孩児が現れ悟空は如意棒型煙管を伸ばした。
「牛魔王の息子と聞いたが女だったとはな。」
「フフ妾はおカマ♡」
「おいそんなの聞いてねえぞ。」悟浄は指を指して前に出た。
「まぁ良いかかって来るが良い。」
「よっしゃ。」八戒は蛇の目傘を回して紅孩児の炎の放射を風を起こして消した。
「傘使いの豚妾の自慢の技を…。」悔しがる紅孩児を見て悟浄は大刀を抜き
「男性の妹は何処だ?」と突きつけて質問した。
「教えるものか!」
「なら眠れ。」如意棒型煙管で紅孩児の腹を殴った。
「急ごう。」
「そうだな。」一行と男性は洞窟の奥へ進んだ。
「お兄ちゃん…。」
「凛無事だったか。」男性は女性を抱きしめた。
「貴様らこの女を羅刹女にする計画を遂行出来なかったではないか。」
「やはりお前が羅刹女の夫だな。」悟空は眉をひそめた。
「貴様らが私の妻をやったのか!」牛魔王の目に怒りが宿り刀を抜いた。
「良しお前ら定位置につけ。」
悟空が指示し悟浄と八戒は構えた。三蔵法師が念仏を唱えても苦しまない。
「小童私を甘く見るなよ。」
牛魔王の力は凄まじく一行は歯が立たない。
「つぇ…。」
「諦めるな所詮牛だ。」悟空がニヤリと笑い如意棒型煙管を縮めて火をつけて吸って円を描くように吐いた。
「うっ…。」牛魔王は一瞬怯んだ。
「よぉしほらほら風だ。」八戒は蛇の目傘を回した。
「八戒サンキュ悟空行くぞ。」
「ああ。」と如意棒型煙管を伸ばて悟浄と八戒が作った風に乗り牛魔王に突進した。
「ぬぁぁ…。」三蔵法師が念仏を強くなる。
「これで終わりだ。」三人の力が合わさり牛魔王は苦しみ出し姿を消した。
「ありがとうございました。」男性は感謝した。
「いいやなんのこれしき妹を大切にな。」悟空はニコッと笑った。