第八話:契約
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黄「 この学校って、除霊師…? 」
「 とかも在籍してるんですね… 」
紫「 この学校、色んな能力者がいるから… 」
黄「 …青ちゃんも…? 」
青「 …僕は、少し特殊、なんだ…笑 」
「 前例が全くと言っていいほど無いから 」
黄「 赤も…ってことですか? 」
赤「 …まぁ、そうだね 」
「 どちらかと言えば、 」
「 俺は虐め問題で転入したから 」
青「 あ、それ言うなら僕も 」
「 同じカテゴリかも 」
黄「 そうなんですね、」
「 僕の家計は長年音楽に携わっているので 」
「 ずっと、この融通の聞く学校単位制です 」
青「 紫くんも? 」
紫「 …ううん、」
「 この高校は俺だけ 」
「 除霊師の家系は確かに珍しいけど 」
「 高校はだいたい普通だから 」
赤「 じゃあ、どうして? 」
「 普通に選んだらここだっただけ? 」
紫「 …俺が特殊なんだ…笑 」
「 今までの当主より、十倍くらい 」
「 良く見えるから…笑 」
青「 …良く、か… 」
黄「 それなら、僕と一緒ですね 」
「 音楽一家なのに、僕が一番、」
「 出来が良い…と、笑 」
紫「 …ッ… 」ポロポロ、
黄「 紫さん、ッ…?! 」
「 どうしたんですか、?! 」
青「 良かったね、紫くん 」
「 ようやく、仲間が出来たよ 」ナデナデ、
紫「 ッ゛わぁ゛…ッッ゛…!! 」ポロポロ、
黄「 人に縛られるのは…辛いですよね、笑 」
「 僕もしたくもない様な稽古をずっと…笑 」
赤「 稽古…か、 」
青「 …どうかした? 」
赤「 俺も昔、親に 」
「 この能力を利用されそうになったから笑 」
「 そんな便利な能力じゃないのに!笑 」
青「 …笑 」
紫「 …ッ、?! 」
青「 どうしたの、?!笑 」
紫「 なんで青ちゃんの肩に九尾狐が、?! 」
黄「 きゅう、びこ…? 」
赤「 九尾狐…って、 」
「 中国神話に出てくる…伝説級の? 」
紫「 …まぁ、守護霊…的な 」
「 でも、霊に携わってる家系じゃないと 」
「 …見えないから… 」
黄「 ちょっと待ってください…!! 」
「 九尾狐は元々、 」
「 人に悪さを巧み、行動に移す妖狐じゃ… 」
紫「 普通なら、そのはずなんだけど… 」
「 珍しい、天狐…だと思う… 」
「 しかも…まだ子供、か 」
「 キュゥゥッ、? 」
「 ……お前、除霊師…だろう? 」
青「 喋れるの…?! 」
「 凄… 」
紫「 どうして、その子に取り憑く 」
「 お前になんのメリットがあるんだ 」
「 …お前に言う必要性など無いに等しい 」
紫「 ッッ…なら、無理矢理にでもッ゛!! 」
青「 いや、僕は別にいいんだけど… 」
「 それに、九尾狐なんて、初めて見たし 」
「 可愛い、笑 」
黄「 九尾狐、でも…天狐…って、? 」
赤「 そんなの今はどうでもいい 」
「 今は… 」
「 …ふぅん、 」
「 お前、天女に会ったことあるのか 」
赤「 …覚えは無いけど…? 」
「 天女は記憶を消すんだ… 」
「 面倒くさい奴らだ 」
青「 天女…?天狐…? 」
「 何それ…?? 」
紫「 見えるのに知らないの?! 」
青「 可愛い生き物だなぁ…くらい… 」
黄「 見えた事ない僕すら知ってますよ… 」
赤「 俺は見た事ないし、知らない… 」
紫「 簡単に説明すると… 」
「 九尾狐の中でも天狐は神に等しい存在 」
「 一言で言って、全知全能 」
「 天女は天帝に使える女官 」
「 まぁ簡潔に言って、天部に住む女性 」
青「 …神に等しい存在が、 」
「 ずっと僕の肩に乗ってた…ってこと? 」
紫「 まぁ、そうなる…ね 」
青「 なんで?! 」
紫「 それは俺が知りたい… 」
「 …この子が知りたいなら教える 」
青「 教えて? 」
「 昔、狐を助けたでしょ 」
青「 ……あ〜、うん… 」
「 確か助けた 」
「 その狐もどうやら天狐だったらしい 」
「 手の甲に狐の口付けの後がある 」
青「 …僕には見えないよ? 」
「 ほか二人はどう? 」
赤「 全く… 」
黄「 …同じです… 」
紫「 狐の口付けは珍し過ぎる 」
「 除霊師の家系でも見える者は少ない 」
「 俺には…ハッキリ見えるけど… 」
「 ふんッ、気に食わないやつ 」
「 その使い魔で、 」
「 僕を食べる気なのかい? 」
青「 使い魔…? 」
「 さっき、怪異を壊しただろう 」
青「 うん… 」
「 壊した張本人がソイツの使い魔 」
「 簡単に言うなら、全てを共有する 」
「 形が違う分身体だ 」
青「 分身体… 」
黄「 分身体って、除霊師の家系では… 」
「 当たり前にいるものなんですか? 」
紫「 まぁ、ほとんどの人が契約してる… 」
赤「 じゃあ、契約してない人間にも 」
「 使い魔とかは仕えるの? 」
「 普通は傍にもいない 」
「 この子は特別なんだ 」
青「 …… 」
「 僕と、契約する? 」
「 …いいの、かい…? 」
青「 君がいいなら、いいよ 」
「 なら、喜んで 」
「 私は時に盾になり、時には剣になろう 」
青「 じゃあ僕も、だね笑 」
「 死ぬ時までずっと… 」
「 そうだね、 」
「 よし、契約完了 」
「 名前を…決めてもらっていいかな 」
青「 名前…? 」
紫「 使い魔には必ず名前を付けるの 」
「 名前だったら何でもいいよ 」
「 自分の愛称でも、家族の名前でもね 」
青「 でも、九尾狐とか 」
「 天狐とか言ってたじゃん 」
「 あれは正式な名前じゃない 」
「 単なる種族名だ 」
青「 え〜…じゃあ、 」
「 …名前…名前か… 」
青「 鼉鄙…とか、?? 」
翻訳:たぴ(たぴって入れたら出てきました笑)
鼉鄙「 鼉鄙…か、いいね 」
「 かっこいい笑 」
紫「 やけにあっさり… 」
「 その子が特別だからか? 」
鼉鄙「 当たり前だ 」
「 僕にとって、この子は…特別なんだ 」
黄「 特別…ですか 」
鼉鄙「 …お前は… 」
「 僕が見えているのか? 」
黄「 僕も見えたのは初めてです 」
鼉鄙「 何故…? 」
紫「 俺の能力がだだ漏れなんだと思う… 」
「 俺は人より十倍見えるから 」
「 その力が周りの人達にも 」
「 影響することが時々あった…から 」
鼉鄙「 …除霊師、お前の使い魔は無能だな 」
「 本来、使い魔とはそんなことを 」
「 未然に防いでこそ使い魔だ 」
「 ッ…ひぅ、 」
鼉鄙「 …弱い… 」
赤「 …貴方が強いだけなんじゃ… 」
青「 鼉鄙〜?? 」
鼉鄙「 ……ごめん、なさい… 」
青「 良い子、笑 」
「 …でもそういえば… 」
「 僕はずっと見えてたけど、 」
「 怖い思いをしたことないし…笑 」
紫「 あぁ、それは… 」
「 多分…だけどさ… 」
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最近マジで意味わからん
物語を量産してる気がする。
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コメント
1件
青くんは鼉鄙にとって特別な存在、、ってことは、助けてもらった以外にも理由があったり、、?