第九話:防人
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紫「 鼉鄙、が… 」
「 ずっと守ってたんだと思う… 」
青「 …………… 」
鼉鄙「 …………………… 」
青「 マジか〜… 」
赤・黄「 笑笑 」
黄「 結構、凄い狐さんなんですね、笑 」
鼉鄙「 狐…か、笑 」
赤「 狐…でしょ? 」
鼉鄙「 まぁ、そうだけど 」
「 …あ、 」
青「 どうしたの? 」
鼉鄙「 伝え忘れてたけど 」
「 桃、だっけ… 」
「 アイツ今、魔力が足りてないよ 」
青「 魔力…?! 」
鼉鄙「 魔法を使わない者でも 」
「 魔力を持つものは一定数いる 」
「 青も、その一人だよ 」
青「 僕、も… 」
鼉鄙「 青の違うところは 」
「 魔力の製造量 」
「 きっとあの子は自分の平均蓄積量に 」
「 製造が追い付いてない 」
黄「 だから、倒れたり弱ったりする…と 」
鼉鄙「 まぁ、そんな感じ…かな 」
「 …お前の妖力、わけたら? 」
紫「 …そこまで見えるの 」
鼉鄙「 全知全能を舐めるなよ 」
紫「 はぁぁぁぁ… 」
黄「 …どういうことですか? 」
鼉鄙「 ソイツは無限に妖力を作り出す 」
「 とても珍しい人種 」
「 その無限に作りだしてしまう妖力 」
「 のせいで、時々ぶっ倒れるけどね 」
青「 でも、さっき桃くんは魔力だって… 」
鼉鄙「 妖力と魔力の元は一緒 」
「 違うとすれば使い道かな 」
赤「 その妖力を分け与えれば 」
「 桃くんは元気になるの…? 」
鼉鄙「 なる 」
「 見たところ、精神的な面でも 」
「 何かありそうだけど… 」
「 まず、体調は必ず回復する 」
青「 じゃあ今すぐにでも…!! 」
鼉鄙「 の、前に 」
「 お前達には他にも 」
「 助けなきゃダメな人がいる 」
青「 …誰のこと…? 」
鼉鄙「 名前は…橙… 」
「 ……不思議… 」
「 今まであったことない血… 」
青「 あったことない…? 」
鼉鄙「 …頭は普通、運動も普通だな 」
「 天候が、操れるのか…? 」
青「 天候…が、? 」
鼉鄙「 あぁ、 」
「 本当に変わった血だ 」
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橙「 …俺、は… 」
「 …桃、ちゃ…ッ 」
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この連載、投稿するのが遅すぎますね。
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コメント
2件
遂に橙くん登場だー!!✨ 続きがキニナル、、💭👀✨
そんな.そんなっ!! 投稿して頂けるだけで感謝です✨🙇♀️