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王女
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これからは分かりやすいように場面が(場所)が切り替わるところには線を引いときます…
ー
九斗
「なんで俺が行かないといけないんだよ」
俺は今埼玉県さいたま市にいる
理由は簡単、 埼玉県のボスを倒すためだ
各県には必ずボスがいる
東京は前に倒した赤龍だ
埼玉県のボスは未来だと幸祜が殺して、自分の
実験施設の実験体を置いてボス代わりにしてたっけな…
今考えると本当に狂ってる
てかボス探しダルいって
「まずはボスの情報を得るところからか…」
ー
九斗
「なんでいねぇんだよぉぉぉぉぉぉ!?」
「え?さいたま市にいるんだよな?」
「別の市な訳ないもんな?」
「だとしたらなんでいねぇんだよぉぉぉぉぉ!」
もう数時間は探しているが見つからない
「しょうがねぇ…ここの廃墟ビルで休むか」
「…おい、出てこいよ、バレバレだから」
この気配的に2人か
??
「…無駄な抵抗はやめろ」
???
「私達2人は銃を持っている」
九斗
「お前らは誰だ」
??
「そっちこそ誰なんだ」
九斗
「俺はドーハス最高責任者の虎石九斗だ」
???
「えっ…ドーハスってさ、今関東で1番大きい
派閥じゃん」
「私もドーハスに入りたいんだけど」
??
「ちょ、柚稀黙って」
「…なんの用」
九斗
「ここのボスを倒しに来ただけだ」
「何か知らないか?」
柚稀
「あいつはやめた方がいいよ」
「冗談抜きで強いから」
九斗
「まぁまぁ、とりあえず話し合いしようぜ」
??
「…そう言って騙す気だろ」
柚稀
「まぁまぁ…瑞稀」
「あんまりこの人に楯突かない方がいいと思う 」
「だってあの人の纏ってるオーラやばいよ」
九斗
「そうそう君はよくわかってるね」
「後で飴ちゃんあげる」
柚稀
「まじ?嬉しいンゴ」
瑞稀
「…ッチ」
「こっちに来い、私達のアジトに案内する」
ー
柚稀の見た目
瑞稀の見た目
ー
九斗
「お前らって能力者?」
柚稀
「うん」
「私は地面を操る程度の能力」
「瑞稀は物を浮かせる程度の能力」
九斗
「なるほどな」
「…あ、名前聞いてなかった」
「名前はなんて言うんだ?」
柚稀
「私は音鳴 柚稀」
「こっちは妹の…」
瑞稀
「音鳴 瑞稀…だ」
九斗
「おっけー」
「飴ちゃん欲しいのが柚稀で、ツンツンしてるのが瑞稀か」
「双子だからめっちゃ顔似てるな」
柚稀
「そうそう、飴ちゃんちょうだい…えっと」
九斗
「悪い、名前言ってなかったな」
「俺は虎石九斗」
「ドーハスの最高司令官だ」
「…ってこれはさっきも言ったか」
瑞稀
「で?なんでそんなお偉いさんがなんでこんな所にいる? 」
「嘲笑いにでも来たのかよ、趣味わりぃな」
柚稀
「ごめんね…この子はこういう子なの」
九斗
「別に気にすんなよ」
「てか、ここのボスってどんなやつだ?」
柚稀
「さっきも言ったけど、本当にやめた方がいい」
「あいつは普通の人じゃ倒せない」
九斗
「別に大丈夫大丈夫」
「倒せるから」
瑞稀
「確かにお前はドーハスのトップだけどな」
「あんまり自分の力を過信するなよ」
「それで死んで言った仲間が沢山いるから…」
九斗
「え?瑞稀心配してくれるの?」
「でも本当に大丈夫だから」
「…てか2人共、夕飯にしない?」
2人は平気そうな顔をしているが、身体は痩せ細っている
恐らく2日か3日は何も食べていないだろう
柚稀
「気持ちはありがたいんだけど…」
「今の時間帯だとめっちゃデカイ鳥とかがいる
からやめた方がいいよ」
「それに、ボスは深夜に出るからさ」
九斗
「てかボスがなんなのか教えてくれよ」
柚稀
「ボスはめっちゃデカイライオンだよ」
「なんか空を飛ぶし火を吐くらしい…」
「私も実際に見た訳じゃないから分からない」
「夜行性だから23時くらいにいつも徘徊するんだよね」
九斗
「そうか、情報ありがとう」
「よし、飯を取りに行くぞ」
ー
九斗
「こんなもんかな」
柚稀
「私達2人がかりでも傷付くかどうかなのに…」
「それを十何匹も…?」
「あれ…なんか本当に倒しちゃいそう」
九斗
「よっこいしょ」
柚稀
「あはは…その鳥1匹で大体3kgはあるのによく持てるね…」
「身体強化系の能力かな」
瑞稀
「さぁ、多分そうなんじゃない?」
九斗
「生憎と、身体強化では無いんだよな」
「2人は知らないと思うけど、俺のは契約能力って言うんだ」
「普通の能力とはまた違う能力なんだよ」
柚稀
「そうなんだ」
「通りであの鳥の攻撃を避けれるわけだ」
ー
柚稀
「ご馳走様でした」
「めっちゃ美味かった」
九斗
「…?」
「この気配は…!?」
柚稀
「どうしたの?」
九斗
「ちょっと待っててくれ!」
「すぐに戻る!」
ー
九斗
おかしい…この気配は俺を殺した星藤雪乃にしか出せないはずだ
けど、あの人は千葉じゃないのか?
なんで埼玉に居るかは後で聞こう…
まずは未来のクズか純粋な雪さんか知らないと
気配を感じるということは契約はしている状態…
敵だった場合は面倒だな
いや、もしかしたら別の人かもしれない
ー
九斗
「っ…!?」
少女
「だっ、だれか!」
「助けて!」
九斗
「…」
どうしよう、あいつが逃げたら困る
でも見捨てるのか?
「クソ…光れ・風信子 石式」
[バチッ]
少女
「…?」
九斗
「俺がここを通りかかってよかったな」
少女
「あ、ありがとうございます!」
「あの…私のお姉ちゃんも助けてくれませんか」
九斗
「…わかった」
少女
「…!こっちです…!」
ー
九斗
「…名前なんて言うの?」
少女
「え…星藤彩乃です」
九斗
…まさかな
俺を殺したやつも星藤って言うんだよな
そいつは妹を亡くしていた
彩乃…同じ名前だったよな…
それに向かっている方向が気配のする方だ
…嫌な予感がする
ー
九斗
嫌な予感は的中した
そこには俺を殺した張本人の星藤雪乃がいた…
だか問題はそこではない…
「…なんで裸なんすか」
雪乃
「っきゃぁぁぁぁ!」
「見るな見るな見るなぁ!」
九斗
もうやだ…帰りたい
だってずっとこの状態でスタンバってたんだろ?
怖い、泣きたい、吐きそう、笑いそう…
「とりあえず…服着てください」
雪乃
「え…でもあのゴブリン達は…?」
九斗
「え?邪魔なんで殺しましたよ」
「…契約能力あるのに負けたんですか?」
雪乃
「…なんでそれを?」
九斗
「未来で貴方は仲間だったんで…」
「……はい、服です」
雪乃
「あ、ありがとう」
「というか、未来ってなんだ?」
「仲間って?」
彩乃
「お姉ちゃん?」
「大丈夫?痛くない?」
雪乃
「お姉ちゃんは平気だぞ〜」
九斗
「…俺は未来で貴方…星藤雪乃に殺されました」
雪乃
「妹を助けてもらったのには感謝している」
「だけど言いがかりはやめてもらいたい」
九斗
「契約している悪魔はマテリヤール」
雪乃
「…でも契約能力の内容は知らないだろ?」
九斗
「物質や物量を変える程度の能力…」
「合ってますよね?」
雪乃
「本当に未来から来たんだな」
「でも、疑問がある」
九斗
「なんですか?」
雪乃
「なんで私はお前と仲が良さそうだったのに」
「私はお前を殺したんだ?」
九斗
「…それは俺の方が聞きたいですよ」
今の雪乃さんに聞いても答えられないだろう
だけど、俺はその回答がどうしても欲しかった
「なんで…俺を殺したんですか」
雪乃
「…すまないが、私には分からない」
「ただ、私が言えるのは…」
「未来など知らない、私は私だ」
九斗
「…そうですか」
「突然ですが、ドーハスに入ってくれませんか」
雪乃
「え?」
「私は未来でお前を殺したんだろ?」
「何でそんなやつを入れるんだ?」
九斗
「未来でドーハス総司令官だったのと」
「俺をしっかり殺しに来るかもしれないからな」
「まぁでも、監視は着きますが…それでも平気なら」
雪乃
「あぁ、それで問題ない」
彩乃
「…えっと、どういう事ですか?」
「そもそもお姉ちゃんが悪魔と契約?」
「そこから分かりません」
雪乃
「大丈夫だ、彩乃」
「お姉ちゃんはそんなことしてないからな」
「…彩乃の前ではあんまり話さないでくれ」
九斗
「…わかりました」
「では星藤雪乃、あなたはドーハスに加入した」
「これから励めよ」
雪乃
「…はい」
ー
雪乃の見た目
彩乃の見た目
ー
柚稀
「あ、九斗」
「おかえ…」
「誰?その人達は」
瑞稀
「人を増やすなよ」
九斗
「こいつらは星藤雪乃と星藤彩乃だ」
「未来で俺の仲間だった奴ら」
「…片方は遺骨で、だけどな」
瑞稀
「は?未来から来た?」
九斗
「…もっかい説明しないといけないのか」
「えーっとまずは……」
【次回へ続く…】