コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
…3日後…
カルディアは自分の自室で被験者記録を見て、考え込んだ
…半分は終わって、今回合わせてあと5回…
(一昨日…ソラさんと会ったからなー6番のこと少し聞いとけばよかった)
「もう一度見とこ!」
被験者6番の記録…
・名前 ブラット
・年齢 19歳
・性別 男性
・種族 人間
・身長・体重 176cm 75.9kg
・宝石の瞳の能力 血を操作する能力 ※まだ確定ではない
・追記 声がとにかく小さい、貧血で倒れやすい、物静かで暗殺とかが得意そう!
「また職員、自分の感想入れてる…てか褒めてるの?」
カルディアは呆れながらもクスッと笑い記録を読み終えた
「でも…血の操作、警戒はしとこ!」
カルディアがベッドから立ち上がった瞬間
「っう…」ズキズキ
カルディアは頭を押さえながら床に座り込んだ
(まただ、しばらくは来てなかったのに)
私には2年前から頭の右側から頭痛がくる、原因を知りたいは知りたいけど何故か原因を知ろうとした瞬間手が止まる…
「…今は、立ち止まる訳にはいかないのに…」
(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い)
「はぁ…はぁ」
「ようやく治まった…」
(…早く行かなきゃ、尋問室にノノカ為にも…)
カルディアは震える足を一歩ずつ進んだ
―――尋問室―――
「失礼します」
「……」
(あれ…誰もいない部屋間違えたのかな…)
「…ぁ、こ…にぃます」
「っあ、気づかなかった…」
そこにはワインレッドのようで1部だけ白い所がある髪の男性が居た
「ごめんね」
「へ、へぃ気…で…す」
彼は困った顔でそう言った
(…遅れたことをたぶん気遣って言ってくれてるよ)
「そんなこと…」
「本当ですから、気にしないでください!」
「…え、うん」
「…ぁ、す…すみま…せん」
ブラットはいきなり少し大きな声で言って、その後すぐ謝って来た
(あれ、なんでブラットさんは何故いきなりあんな事言ったんだろ…今はいいや)
「それでは、尋問を始めます」
「は…はぁ…い」
「まず最初に、能力を得た経緯を教えください」
「ぇ…えーと…悪い…事をした時かな」
彼は目を合わせずに言った
(本当なのか…ただの目を合わせるのが苦手なのか?)
「はい、わかりました」
(彼のことを信じよう)
「…詳しく…は聞…聞かないん…ですか?」
「っあ、そういえばそうだけど…君は今その事を話したいの?」
「…ゃ…やめて…おきます」
「わかりました!」
カルディアは笑顔でそう言った
「ねぇ、最後に聞いていい?」
「…は…はぃ」
「君の能力、本当に血を操る能力なの?」
「…違う…かな」
彼の左目はソラのとは違いまるで水みたいな濃い青色だった
私の視界は徐々に真っ暗になっていった
―――ブラットの心の中―――
「んーここは…また瞳を見てしまったか」
(とりあえず、探索を始めよう)
カルディアは周りを見渡した、そこはただの部屋みたいな所だったが赤い水みたいなものが膝まであった窓が見当たらない
(なんか監禁されてるみたいで苦しそう…)
「今は、出口を探そう!」
カルディアは部屋を歩き回った
……数分後……
「ん!」
カルディアはベッドの下から人形と複数の何か書かれた紙を見つけた
「とりあえず、紙に書かれている内容読んでみよう!」
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い大嫌い
……内容はここで終わっている
「少し不気味…自分に向けたものなのか…それか」
「…いやいや、今は出ることを目標なの!」
(人形を見てみよう…多分大丈夫なはず…)
人形は手に包丁を持った天使みたいだが…ところどごろにワタが出ていて、血液みたいなものが染み付いていた、今では堕天使だ
(この人形…まるでブラットさんみたい…)
「っあ!」
人形の背中に鍵があった
「これで進める…ごめんね」
カルディアは人形の背中にある鍵を取り、部屋にあるドアに鍵をさした
「っあ、開いた!」
(…今気付いたけど、ブラットさんの姿見てないな、その内見つかるかな)
カルディアはドアに手をかけた
「っえ、また部屋だけど…何か起きた後…」
そこには白い顔も描かれていない人が〇体の隣に立っていた、どうやら私の姿は見えていなかった
「今の内に離れておこう…」
(あの人はどういう人だ…)
ガチャ
「…?!」
(誰か入って来た…隠れよう)
カルディアは急いでクローゼットに入った
「嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い」
(誰かが言ってる…怖)
グサッグサッグサッ
「ん」
(なんか刺してる音が聞こえるんだけど…)
「…覗いてみよう」
私は息を潜めたまま、クローゼットの隙間からそっと覗いた
「ッ!?」
(なにこれ…)
私は、白い人がブラットに刺されている光景を見た、刺していくにつれ文字が沢山でてきた、書いてある文字は…
父親の操り人形
人〇し
喜怒哀楽の哀しいがない
罪を償え
母親のことはどうも思わない癖に…
どうして普通に憧れるの?
どれも酷いものだった
(これ、ブラットさんには私の姿は見えてるの?、特別なのはソラさんだけなの?)
「……大嫌い」
ブラットはまるで白い人しか見えてないように感じた、いや私の姿は見えていないことが確信した
「とりあえず…今はここから離れよう」
私はクローゼットから出て、ブラットが入って来たドアに入った……
―――
「…とりあえず、ここに入ってきたけど…」
(外ではないみたい…)
母さんに手をださないで…
「ん…?」
私は声をした方に顔を向けた、そこには母親を庇う茶髪をした子供が居た
「…あの、私は手を出さないつもりだよ」
……っ
(っあ、これ聞こえてない奴だ…ソラさんが珍しい奴なの)
「ん…もしかして、ブラットの悪い事は…」
…人〇しなの?
―――尋問室―――
「…ん、あれ」
「…お…起きたん…ですね、気分は…悪く、ありませんか」
「っあ、ん!」
「…ょ…よかっ…たです」
「今日はありがとうね!」
「…こ、こち…ら…こそ」
私はそう言って尋問室を後にした
―――自室―――
この部屋の清潔度は最初とあまり変わらず綺麗だ…ただ時間が停止しているみたいにだ
(次は3日後か…)
私はそう思いながら、ベッドに倒れ込んだ
……続く
その後のブラット
(尋問官さんは…きっと気付いてる…会うのが怖いな)
「…救われちゃダメなのにね」
「っあ、6番〜」
「っぁ、…にちは」
「ごめん〜もう1回言って」
(今日みたいになんか声が出ないな…)
「こ…こんにち…は」
「ありがとう〜、ところで尋問はどうだった?」
「…ぇーと」
「声出すの苦手だったら〜紙で書いていいよ〜」
「ぁ、…うん」
「じゃあね〜」
7番はそう言って離れて言った
(あのぐらいの声が欲しいな…)
ブラットの設定
19歳の男性
家族は父親、母親の生死は不明
見た目はワインレッドのようで1部だけ白い所がある髪に左目は水みたいな濃い青色の瞳、右は不明。声が小さいけど静かで気配に気付くのに時間がかかる
宝石の瞳の能力 不明
性格は臆病でコミ障