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とは言ってもなー。あの子多分風呂入ってないよなー。ちょっと話しに行くか。両親に「もう遅いし、寝るね。」軽く微笑むと、
「そう。おやすみなさい。」
「おやすみ」
と、皮肉なくらい満面の笑みで言われた。少しイラつきながら部屋に向かった。部屋に着いたとき、ふと思い出した。スマホをバックに入れたままだ。バックからパジャマとスマホ、充電器を取り出すと、すぐに充電をする。あとはお風呂に入って、…どうしようか。今、玲の部屋に行っても折り合いが悪くなりそうだし。風呂入ってからにしよ。
二十分くらいだろうか。そのくらいで、風呂場から出て玲の部屋に向かった。玲の部屋に入ると、案の定むせび泣いていた。こちらには気づいてないらしいが、隣にある俺の部屋まで聞こえないようにしているらしかった。
煌「玲くん、えっと、大丈夫?」
玲「…、!?」
煌「一応ノックしたけど気付いてなかったかな?」
玲「、ごめんなさい…」
煌「ん?なんで謝ったの?何も悪い事してないよね?」
玲「うるさかったですよね、?」
煌「そんなことないよ。お風呂入ってなさそうだったから入っといでって言おうとしたら、泣いてたから。」
玲「あ、入ってきます。」
煌「ちょっと待って、少し気になったんだけど。なんで敬語なの?」
玲「じゃないと失礼かなって思いまして。」
煌「兄弟何だしタメ口の方がいいなぁ。あ、嫌ならいいんだよ。」
玲「…とにかく、お風呂入ってくるので。」
玲「おやすみなさい。」
煌「あ、うん。おやすみ。」
……ダメな気がする。もうすでに反感を買った気がする。もういいや。今日は寝て明日考えよう。頭回んなくなったし。5分もしないうちに自分の部屋に戻って寝た。夢に蓮が出てきたような、気がした。