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ひび増田
あみねこ
R18❌¦ky¦pp視点¦nmmn注意
指先が触れたまま、離れない。
偶然と処理するには、時間が長すぎた。
必然と呼ぶには、まだ言葉が足りない。
pp 「…離さないの」
ky 「いいだろ。このくらい」
軽い声色。だが保持は緩まない。
均衡が崩れる。
ky 「お前がさ、
笑ってんの好きって言ったじゃん。」
ky 「だから、近くで見てえんだよ」
思考が遅れる。
理解が追いつく前に心拍が先行する
pp 「…それ、ずるくない?」
ky 「なにが」
pp 「なんで断りづらいこと言うの」
ky 「断る気あんの?」
即答できない。沈黙が肯定に変わる。
彼は少しだけ笑う。
ky 「じゃあ、いいじゃん。」
その一言で視界は曖昧になる。
触れていた手が、確かに握られる。
今度は、明確な意味を持って。
ky 「…ほんとにさ」
ky 「お前と居ると、楽なんだよ。」
簡潔。でも真意は奥深い。
ky 「そのまま笑ってくれれば、
それでいい。」
過剰な装飾はない。だからこそ逃げ道もない。
pp 「…それって」
問いかける。だが最後まで言い切る前に。
ky 「好きってこと」
遮られる。
pp 「そういうの、先に言う? 」
ky 「じゃあ違うの?」
否定すれば、終わる。
肯定すれば、変わる。
pp 「…嫌じゃない」
それはとても遠回しの肯定で。
彼は一瞬だけ目を細める。
キヨ 「じゃあ決まりな。」
曖昧さを切り捨てる声。
繋いだ手に、わずかに力がこもる。
ky 「これからはさ」
ky 「もっと近くで笑わせるから」
心拍が飛び跳ねる。
ky 「覚悟しとけよ 」
pp 「…うるさい」
そう返すのが精一杯だった。
けれど、手は離さない。
その後もきっと、彼らは同じように笑い合う。
ただし今度は、
その理由が、互いを含んだものになるだろう。
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