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⚔️「」🏢『』🥂✨〈〉🌞【】
午前7時3分。
「おはようございま…す?」
なんだ楽屋誰もいないのか、と思った矢先に聞き馴染みのある声が聞こえた。
『おはようございます。』
叫び出しそうになる声を抑え、なるべく平常心で返事を返す。
「社長先に来てたんですね」
「アニコブは……来てないか…」
ろふまお塾撮影にいつも遅れてくる二人は全く、申し訳ない、なんてのは考えたことがないのか。
甲斐田は許さないけど。
ROF-MAO結成してから早四年。こんなに一緒にいるならまあ、こうなるか。
なんて考えるのは僕だけではないはずだ。
『収録ギリギリまでお二人はいつも来てないので来るのはまだまだ先じゃないですか?』
それもそうか。僕は流れるように近くのソファに腰を掛けると、それに流れるように加賀美さんも同じソファに腰を掛ける。
すぐそこのケータリングに水があったからとって飲んだ。
「なんで社長はいつもこんな早くに来てるんですか。楽屋、誰もいないのに」
「打ち合わせとか?」
『あの…いや、その………』
「3時間前は流石に早くない?」
『………』
加賀美さん何も言ってくれない。隠し事か?
「なんかやましい理由でもあるんだ?」
『…………』
「いや、そうだよな。何も言えないなんてことはないはずだもんな。仕事だもん」
「……………」
『…………………っ…』
「やっぱ大手の社長にもなればあるんだ」
『違います』
「バレバレすぎでしょww」
顔を赤くしながら悶える加賀美さんを見るのは、どうも気持ちがいい。
「で?ほら、早く」
僕はもっと急かすように続けた。すると口から小さな言葉が漏れてきた。
『…ぃ………ぁ………会ぅ……//』
「ん?もっかい」
『一番にあなたに会うためでしょう…っ!?///』
「んふふっwwww♡」
「知ってる♡」
『じゃあなんでこんなこと聞くんですかぁ///』
「その為に僕も早く来たからね」
「待ってたんでしょ?ほら、口開けて?」
一度立ち、加賀美さんを背もたれに完全に寄りかかるよう僕は、上から覆い被さるようにして深いキスをした。
『…っ……ぁ…んぁ、…ぅ…///』
「きもちーね」
加賀美さんの息をするように少しずつ漏れていく妖艶な声が楽屋に響く。
「上、脱いで」
『ここ楽屋ですよ?///』
「ここに人が来るのは40分ぐらい先の話ですよ」
『んッ……わかりましたよ』
『その代わり、人が来た時の責任はあなたがとってくださいね…///』
「はーい♡」
「ちゅッ…ぁ……ぅ…、ちゅッ、」
唇から首筋へとだんだん場所を下げていく。加賀美さんちょーきれい。
『ちょっと、どこ舐めてるんですかぁ///』
『そん、なとこ舐めてもッ、んぁッ…ふぁ、ぉれ、私からは何も出ないですからぁッ///』
『もうッ、皆様来ちゃいますってッ///』
午前7時47分。
もうすぐ人が入ってくる時間。
名残惜しいけど加賀美さんから離れる。
【アニキまじちゃんと寝てますかw?】
〈朝5時に配信おわった〉
【おっそwww】
【不破さんが潰れると僕たち何も出来ないですからねww?】
廊下から騒がしい声が聞こえてくる。
ああ、クッソ。今日だけ謎にくるの早いなあいつら。もう少しだけ二人でいたかった。
「ハヤトさん、早く服着て。」
『誰のせいだと思っているんですか』
「…俺のせいだね?」
『………くッ……』
『大人を揶揄うのは大概に……』
「高校生に慰められて、ずっと喘いでる大手の社長ですよね?貴方は」
「はい//そうです♡///」
【おはようございまーす!!】
〈おはよーござまーす〉
午前7時50分。
ろふまおメンバーが揃い、スタッフの撮影準備が終わるまでいつものように世間話をする。
【社長達くるの早くないですか?】
〈そやね〉
「あんた達がいつも遅すぎるんだよ」
〈何時に来たん?〉
「いや、ついさっき」
『…………』
僕は平然と嘘をついた。
知られたら僕たちはどうなるのだろう。
加賀美さんが全然喋らない。僕なんかやったっけ?なんて今日のことを振り返る。
何もしてないはずだけどな。
【社長全然喋らないね?体調悪い?】
『いえ、そんなことはないですよ?ご心配をおかけしました』
【ならいいけど】
【なんかあったら僕の魔力でなんとかするんで】
『絶対現世でやっちゃダメなやつだろそれ』
〈甲斐田は信用ならんからね〉
【不破さんまで⁈】
《準備整いましたー。セッティングOKです。》
【はーい!今行きまーす】
〈行くかぁー、8本撮り。〉
『…………』
「どうした?ハヤトさん。二人もう行っちゃったよ?」
『いや、…その……………』
「んふふッ………わかった」
「欲しいんだ?俺の」
『…………ッ……///』
嗚呼、さいっこう。貴方はずっと僕を求めてくれている。僕もずっと貴方を求めている。
この目は絶対、僕しか知らないんだろうな。
「…収録終わったらホテルいこ?予定ないんでしょ?」
『…そうですけど……』
「ハヤトさんがいないと僕、生きていけないから」
『…私もです』
貴方は僕のものだし、僕は貴方のものだ。
僕だけをずっと見てる。
「僕だけをずっと見れたらいいのにね、ハヤトさん。」
【社長達まだー?】
『さ、行きますよ、剣持さん。』
『私達のせいで皆様を待たせるわけには行きませんから。』