第九話
注意書きは第一話をご覧下さい。
水side
次の日
ガチャ
水「おはようございます」
青「おはよ水(ニコッ)」
赤「おはよー水っち!」
青さんと付き合った次の日。私の心は浮かれまくってた。
黄「もうご飯できてるで」
水「わあっ、美味しそう…!」
紫「食べよ食べよー!」
桃「お腹空いたー!」
2時間後
桃「お前らー!そろそろ帰るぞー!」
紫「えぇ、まだ水ちゃんと一緒にいたい〜!」
黄「そんなこと言っても、明日学校なんやで。帰る準備せえ」
紫「ちぇー( -₃-)」
青「てか紫、水とくっつきすぎちゃう?」
紫「ええやん別に!青ちゃんのじゃないやろ?」
それが付き合ったんだよ紫お兄ちゃん。
青「悪いなー紫」
青 グイッ ギュッ
水「!」
青「水は俺と付き合ってんで」
いざ言われると恥ずかしいな…///
赤「それほんと?」
青「ほんま」
桃「おめでとー!水っち!」
黄「幸せにな!」
紫「取られてもうたか〜」
青「水はものじゃないで」
赤「水っち!なにかされたらすぐ言うんだよ?助けに行くからね!」
水「ありがとう」
みんな快く受け入れてくれて嬉しいな。
桃「じゃっお邪魔しましたー!」
黄「またな水、青」
青「じゃーな」
赤「また遊ぼーね!」
紫「また来月!」
水「またね」
バタンッ
青「はぁ、やっとうるさい奴らがいなくなったな」
水「でも楽しかったです!」
青「まだ敬語なん?付き合ったのに」
水「あ…」
確かに敬語はやめた方が距離が近くなっていいのかもしれない。だけど今更辞めるのも恥ずかしい。
青「俺のこと青って呼んでや」
水「…青…くん…?////」
流石に呼び捨てはレベルが高い。
青「まあそれでもよし!」
青「これからはそれで呼んでな!敬語もなしっ!」
水「いっ、意識するっ…!」
出来るのだろうか。
1ヶ月後
それからは青くんが休みだとどこかへ出かけたし、紫お兄ちゃんたちもよく家に来てくれてたくさん遊んだ。ほんとに充実していた。今までの私じゃないみたいだった。
だからこそ自分があと余命2ヶ月だということを忘れていたのだ。
事件は急にやってくる。
青「水、今日もどこか出かけるか?」
水「…今日は家で青くんとゆっくりしてたい…それでもいい…?////」
この時、お家デートを選んでいて本当によった。
青「かわええなw全然ええで」
青「おいで」パッ(手を広げる)
水「!」タッ(青の方に行こうとする)
水 グラッ
あれ…なんか視界が急に…
水 バタッ
青「?!水っ…?!」
青「水!水!!」
青くんの声がどんどん遠くなってる…?どうしてだろう、視界が横になってる………あれ?私
倒れてる?
青side
病院にて
医者「病態が悪化してますね…」
医者「少し入院させましょう」
青「わかりました…」
忘れてた。水は余命3ヶ月なんや。あ、もう2ヶ月なんや…。そりゃどんどん身体は弱ってきてるわけで、無理なんてさせてはいけないのに…元気な水を見て、大丈夫だなんて思い込んで余命がある事を記憶から消してた。
そろそろ現実に考えて行かんといけんのに。
彼氏失格やな俺。
医者「とりあえず、今は水さんの傍にいてあげてください」
青「わかりました」
水は今俺の目の前でぐっすり眠っている。
ごめんな水。もっとちゃんと水のこと見てあげるべきやった。こんな事になるって思いたくなくて、知らないことにしてた。
青「起きてくれ水…」ギュッ(手を握る)
水「…」ピクッ
青「!水…?」
水「…青…くん…?」
コメント
1件
やばい続き楽しみすぎ…